新美の巨人たち ミュシャが手掛けた鉄道ポスター『モナコ・モンテカルロ』×要潤

放送日 2019年9月7日(土) 22:00~22:30
放送局 テレビ東京

番組概要

オープニング (その他)
22:00~

アルフォンス・ミュシャは120年前ポスターの進化に大きな影響を与えた。今回そのミュシャの世界観を要潤が体感する。

オープニング映像。

キーワード
アルフォンス・ミュシャ

新美の巨人たち (バラエティ/情報)
22:02~

東京・渋谷で開かれているミュシャ の展覧会「みんなのミュシャ」を要潤が訪ねた。要はミュシャと知らずに「黄道十二宮」を購入していたという。きょうの一枚は「モナコ・モンテカルロ」。ミュシャ 37歳のときの作品で、何かを見つめる女性が描かれる。周囲は花と鳥が囲んで「モンテカルロ」が表記されている。ポスターの下には鉄道旅行の情報が記載。鉄道会社のポスターなのに鉄道が描かれていないことに要は注目した。

人物の後ろに描かれた花輪の円。ミュシャは多くの絵でこの様式を用いている。

1860年ミュシャは現在のチェコ共和国モラヴィアで生まれた。キリスト教絵画における光輪というモチーフに幼い頃から親しんでいた。きょうの一枚にもそのモチーフが描かれていたのだった。27歳でパリに渡り美術アカデミーに通い伝統的な絵画技法を身につける。雑誌の挿絵の仕事が僅かな収入源という極貧生活を送る。転機がおとずれたのは1983年クリスマス、出入りしていた印刷会社に女優サラ・ベルナールから舞台「ジスモンダ」のポスター依頼が入る。その時自分以外の画家は出払っており、ミュシャに人生最大のチャンスが訪れた。ポスターが生まれたのは19世紀末のパリと言われておりシュール・シェレやロートレックによって芸術の域にまで高められていった。ミュシャは緻密な書き込みを行い画面の情報量を増やした。刷り上がりを見た印刷会社のマネージャーは「ぐちゃぐちゃじゃないか」と言うが、このポスターが瞬く間に評判を呼んだ。またミュシャは計算された視線誘導も施されていた。

「ジスモンダ」で成功を収めたミュシャのもとには制作依頼が舞い込み生まれた「モナコ・モンテカルロ」の構図も作為的。左下から右上に伸びるツタから視線が女性に行くようになっている。さらにその女性の視線の先の「モナコ・モンテカルロ」の文字へ誘導させている。見る人の視線を誘導する構図は古くから用いられてきた。

イラストレーターのべつやくれいは間抜けな日常をミュシャ風に描いている。べつやくれいは今回「モナコ・モンテカルロ」をベースに「うどんを祝福する要潤」を描いた。べつやくれいはミュシャの繊細な描き込みに驚かされたといい、「いい加減なのを許さない真面目さがある」等と話した。ミュシャは生真面目な仕事人間で、「モナコ・モンテカルロ」を描いた頃は有名人だった。連日パーティーの誘いが入るが、断りきれなくなると30分ずつそれぞれの晩餐会をはしごしてアトリエに戻っていた。1日16時間の制作を自らに課していた。

モナコ・モンテカルロの中にはモナコの風景がさり気なく描かれているが、鉄道は全く描かれていない。キュレーターの佐藤氏は「暗喩的な表現をする」「『気分』を描く」などと解説した。花輪は汽車の車輪、カーブする植物の茎は鉄道の線路を表していた。

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Bunkamura
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黄道十二宮
アルフォンス・ミュシャ
渋谷(東京)
モナコ・モンテカルロ
モンテカルロ(モナコ)
モラヴィア(チェコ共和国)
磔刑図
パリ(フランス)
ミュシャの自画像、パリのアトリエにて
サラ・ベルナール
ジスモンダ
ムーラン・ルージュの舞踏会
シュール・シェレ
ムーラン・ルージュ・ラ・グーリュ
アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック
アンバサドゥールのアリスティード・ブリュアン
三世大谷鬼次の奴江戸兵衛
東洲斎写楽
モナコ・モンテカルロ 構図のための習作
聖母子と諸聖人
ルーベンス
ミュシャ風「自動改札に引っかかる」
ミュシャ風「カツ丼の喜び」
うどんを祝福する要潤

新美の巨人たち (バラエティ/情報)
22:20~

東京藝術大学の箭内道彦教授は「モナコ・モンテカルロ」について「この広告には最初『なんだろう』と思わせる力がある」「人によっては何時間でも見てられる」等と話した。またある部分にユニークな解釈をした。

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箭内道彦
モナコ・モンテカルロ

新美の巨人たち (バラエティ/情報)
22:23~

「引っ越し大名!」の告知。

東京藝術大学の箭内教授は「モナコ・モンテカルロ」に描かれた背景の花輪について「ルーレットでは」というユニークな解釈を加えた。

制作への考えについては「人々の感覚を目覚めさせ、芸術家のメッセージに耳を傾けさせるためにはまず彼らを誘惑する方法を知らなければならない」というミュシャの言葉が残っている。ミュシャはアトリエに霊媒師を招くことがあり、霊的な力を借りてまで作画を検討していた。

明治33年パリ万博を訪れた黒田清輝らによって日本にミュシャが紹介された。その作品を模写した杉浦非水は日本初のグラフィックデザイナーとして大成した。箭内は「ミュシャの魅力はできそうでできなそうでできる」等と話した。

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一條成美
藤島武二
みだれ髪
山岸凉子
アラベスク
真夏の夜の夢
弓月光
ボクの婚約者
天野喜孝
げんれい工房
行動十二注
ファイナルファンタジーXIV
嵐神と冒険者
マジカル・パンチライン

エンディング (その他)
22:28~

「新美の巨人たち」の次回予告。

番組宣伝 (その他)
22:28~

「ひねくれ3」の番組宣伝。

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