知られざるガリバー〜エクセレントカンパニーファイル〜 2019年2月23日放送回

『知られざるガリバー〜エクセレントカンパニーファイル〜』(しられざるガリバー エクセレントカンパニーファイル)は、テレビ東京系列で2017年10月1日から放送されているドキュメンタリー番組である。トラスコ中山の一社提供番組。2018年3月25日までは『知られざるガリバー〜消費者の知らないエクセレントカンパニー〜』(しられざるガリバー しょうひしゃのしらないエクセレントカンパニー)であった。

出典:goo Wikipedia

放送日 2019年2月23日(土) 18:00~18:30
放送局 テレビ東京

番組概要

オープニング (その他)
18:01~

オープニング映像。

パソコンなどの電子機器や家電の製造に欠かせない特別な水がある。それが超純水であり、不純物を極限まで取り除いた水のことである。水道水にはミネラルや小さなチリなど水以外の物質が必ず含まれている。例として、50mのプールには水道水の場合、ドラム缶数本分の不純物が含まれている。これが超純水となると不純物の量は耳かきひとさじ分になる。超純水はわずかなチリも許されず、半導体の製造工程などで使われている。今回紹介するのは超純水の製造装置メーカー「オルガノ」である。年間売上高は約792億円で、独自の技術で様々な分野に進出している。

キーワード
オルガノ
超純水

年商約792億円 水処理エンジニアリング会社 (バラエティ/情報)
18:03~

東京・江東区にオルガノの本社がある。会社を牽引するのは2015年に代表取締役社長となった鯉江泰行さんで、まずはじめに展示ブースに案内された。そこには純水や超純水を一滴から作り出す装置があり、オルガノは創業以来、きれいな水を作る装置を作ってきた。一方で、産業が必要とする水を作る設備も開発してきた。オルガノは生活のための水と産業のための水を両方供給できるシステムを開発するエンジニアリング会社である。

オルガノは1946年に創業し、電子や食品など様々な産業に向けた水処理システムを開発・提供している。東京本社の他に全国に31拠点あり、グループ全体の従業員数は約2200人となっている。売上高約792億円の3割以上を占めるのが半導体など電子産業分野の水処理で、その技術には高い技術が必要とされる。半導体の製造ではシリコンウェハーと言われる基盤に様々な薬品処理を行って、水で洗浄しながら集積回路を作り上げていく。最先端の集積回路の線幅は10nmで、10万分の1mm以下である。小さなチリでも回路に残るとショートや異常動作の原因となる。そのため、精密機器の洗浄には極めてきれいな超純水が必要である。

神奈川・相模原市にあるオルガノの開発センターでは超純水の研究を行っている。超純水の水質を分析する部屋では、超純水の出る蛇口が3つある。水道水には有機物などが溶けているが、超純水は極力水だけになるよう分離・精製している。超純水の蛇口は使っていない時でも流したままにする必要があるという。蛇口の中で水がたまると蛇口の素材から溶け出すわずかな不純物でも分析に影響が出るからである。熱したたこ焼き器の片方に水道水を入れ、もう片方に超純水を入れ蒸発するまで待つと、水道水の方にだけ白いかすが残った。この残っているものがミネラル分などであるという。

超純水の製造法に迫る!

キーワード
オルガノ
江東区(東京)
シリコンウェハー
超純水
相模原市(神奈川)

年商約792億円 水処理エンジニアリング会社 (バラエティ/情報)
18:11~

日本トップクラスの水処理技術を誇るオルガノは超純水を生み出した。超純水製造装置では大きく分けて2つの工程があり、1つは特殊なフィルターで水に溶け込んでいるガスや微粒子を取り除く。もう1つはイオン交換樹脂でフィルターでろ過できないイオンを取り除く。オルガノでは創業当初からイオン交換樹脂の研究が続けられてきた。オルガノの創業者は元陸軍軍医の丸山正武で、海水を真水にする技術の開発を軍から任されていた。戦後に安全な飲み水を作る装置作りを開始し、1946年にイオン交換樹脂を使って蒸留水と同等の水を作れる無熱蒸留水製造装置を開発した。その後、オルガノの元となる日本オルガノ商会を設立した。オルガノは飲み水の開発から始まったが、高度成長に伴い産業のためにきれいな水を供給するシステムや装置を開発した。いらないものを取り除く技術で時代のニーズに合った製品を作ってきたオルガノは、技術が食品業界にも活かされている。糖の精製にイオン交換樹脂が使われており、本来サトウキビなどの色素が混ざるがイオン交換樹脂を通すことで色素が吸着され取り除かれる。オルガノの技術は分離・精製と呼ばれている。

三重・四日市市にある東芝メモリの四日市工場では、オルガノが開発した廃水処理装置が稼働している。工場では半導体の製造に欠かせないフッ酸という薬液が混じった廃液が出る。これまでは固形化して産廃処理していたが、オルガノは廃液からフッ酸の原料となるフッ化カルシウムを取り出す装置を開発し、フッ酸に加工して再利用できるようになった。”取り除く”から”取り出す”装置を生み出した。鯉江泰行さんはオルガノの分離と精製技術を使い、様々なものの分離と精製に応用できると考えているという。

超純水の純度を上げる取り組みとは?

キーワード
オルガノ
超純水
丸山正武
日本オルガノ商会
イオン交換樹脂
サトウキビ
四日市市(三重)

年商約792億円 水処理エンジニアリング会社 (バラエティ/情報)
18:19~

オルガノは5年前、世界で初めて10nmの微粒子をとらえ分析できるシステムを開発した。装置の開発にあたり、超純水から10nmの微粒子を捕らえるろ過膜を作ることに取り組んだという。450もの試作を経て完成したとのことで、企業秘密であるとした。この装置に半導体分野の未来がかかっているという。

キーワード
オルガノ
超純水
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