カンブリア宮殿 【”究極のしっとり感”「治一郎」のバウムクーヘン】

放送日 2019年7月11日(木) 22:00~22:54
放送局 テレビ東京

番組概要

オープニング (その他)
22:00~

オープニング映像が流れた。

大手と戦わず300年企業へ!変幻自在で挑むサバイバル戦略 (バラエティ/情報)
22:00~

苦戦の宿が大変貌!予約殺到の再生術とは

横浜市のららぽーと横浜に店を構える「治一郎」は手土産スイーツとして好評を博している。「ロールケーキ」や「プリン」などがあるなか、看板商品は「バウムクーヘン」。上記の店だけで1日に多くて400個を売り上げている。しっとりしていて、飲み物いらずと評判。通常のバウムクーヘンの場合、卵の分量は30%程度に対して、治一郎のそれは40%。加えて卵白と卵黄に分けて泡立てていて、口溶けのよい食感にしている。焼きの工程では専用オーブンで1本1本手焼き。焼き時間や火力の微調整で職人の技量が問われるという。浜松市の製造工場の隣には激安のアウトレットショップがあり、生産過剰で余ったものを通常価格の3分の1で販売。そんな治一郎を一代で作り上げたのが中村伸宏氏だった。

治一郎の大平台本店で製造・販売されている「焦がしバウム」はオリジナル限定商品。大手がやらないような、手間が掛かる商品を敢えて作り続けている。

ヤタローは1933年、浜松市でパンメーカーとして創業した。現在の代表を務める中村伸宏氏は71年に婿入り入社し、それ以前は東急不動産に勤務。中村氏は社長就任後に新たな事業を立ち上げ、ドイツの製法を用いたパン店「シャンボール」を出店。勢いに乗って最大50店舗まで拡大したが、80年代後半に大手スーパーやコンビニによる出店が激化。ヤタローは直営店の閉鎖を余儀なくされ、創業以来初めて赤字に転落した。中村氏は「大手と同じ土俵では戦わない。負ける戦争はしない」という考えに行き着き、バウムクーヘンに着目。絶えず火加減の調整が必要で、機械化による大量生産が難しいとあって、大手は敬遠しがちだった。

2000年にバウムクーヘンの開発に乗り出し、究極のしっとり感を追求した。当時、製造に関わっていた堀内初治氏によると、焼き過ぎと生の境目が分からず、悪戦苦闘したという。2年後、「治一郎のバウムクーヘン」が完成。今やバウムクーヘンだけで年間35億円を売り上げている。今春には新商品「きみのまま」を発売。原料のたまごの分量を増やし、隠し味にはみりんを使用している。代表の中村氏は300年続く企業を目指したいという。

スタジオには今春に発売されたばかりの「きみのまま」、人気商品の「治一郎」が用意され、村上龍と小池栄子が試食した。中村氏はスイーツよりも酒好きで、「バウムクーヘンはあまり好きではないが、だからこんなに長続きしている。好きだったらのめり込んでしまう。色々注文を出して栄えた菓子店はない」と語った。また、「治一郎」を通してお客には幸せを届けたいといい、その上で大手と戦うことは敗北に直結する。中村氏は「大手の資本、人材、組織のパワーとは戦っていけない。なるべく、大手から遠い場所や手法でやっていくことが大事」と話した。前職は東急不動産で用地買収に携わっていた中村氏は「成功するまでやる姿勢は当時と一緒。”しつこい”ということ」と語る。

浜松市の中心部から車で40分の場所にある「森の家」という宿は、週末は3ヶ月先まで予約が埋まっている。1泊2食付き8900円で、会席料理が楽しめる。運営を行っているのはヤタローで、他にも静岡理工科大学にある学食の運営にも携わる。約30種類のオリジナルパンは出来たてで提供され、学生たちに好評を博している。それ以外にもレストランや病院食、学校給食など28業種を幅広く展開。新業種の多くは中村代表が引き受けた”頼まれ仕事”。「森の家」の場合、元々静岡県が運営していた研修施設だったが、稼働率は40%と苦戦。後にヤタローが引き継いだ。

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大手と戦わず300年企業へ!変幻自在で挑むサバイバル戦略 (バラエティ/情報)
22:25~

マムシの次なる野望 最新“頼まれ仕事”の秘密

ヤタローが再生を任された宿泊施設森の家はかつて苦戦していた宿を人気スポットに変えたのが支配人の渡部さん。真っ先に見直したのがサービスの見直し。元々研修や合宿用の施設で、出迎えなどは行われていなかったが、渡部はサービス業の原点のおもてなしの心に回帰した。さらに、稼働率アップにつながる画期的なサービスを導入。チェックアウトしようとする客がフロントで渡されたのは最寄りの駅まで送ってもらえるタクシーの利用券でこれは無料で使える。以前は送迎は一切なしだったが宿が往復の交通費を負担してくれる。さらに渡部は泊まるだけの宿から行きたい宿に変えた。申し訳程度にあったアスレチックの施設を大幅に改装して1日楽しめるようにした。さらに子どもを対象にした自然体験教室や月の下で行うヨガ教室など、気軽に体験できるイベントを続々開催。その数は年間70回を超える。グルメにもテコ入れし、地元の料理長を迎え入れて一新した。今では料理だけを食べに来る客でレストランは大盛況。リピーターを生み、宿泊客数は大幅に急増した。

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この勢いにのって、中村は頼まれ仕事をうける部署も設立。この社員達は早期退職社や倒産やリストラにあった中途採用者が多い。中村はこういう人たちを集めた理由に会社が潰れて地元に戻る経験などはお金には変えられない経験でサービス事業本部の財産は色々な経験をした人が集まっていることと語る。苦労人の隠れた才能を発揮された場所には園空間博物館総合案内所。この施設の再生にあたったのは平山さん。地元の大手機械メーカーを退職した。担当するのは浜松市の観光スポットの案内所。目玉はなく、人もあまり立ち寄らなかった。そこで平山が行ったのは農家とタッグを組むこと。直売する野菜を出してもらった。平山の隠れた才能は人の懐に飛び込むこと。地元農家は370軒も契約した。するとこれが大当たりし、寂しかった施設に新鮮野菜が安く買える人気コーナーが誕生。その来客数は3倍以上に増えた。このパイプを利用して農家バルつなぐをオープン。今年4月に浜中駅中に生まれた地産地消のレストランになっている。人気メニューはせいろ蒸し定食。

ヤタローが展開しているビジネスを紹介。中村伸宏はこのビジネスの共通点に自分を頼ってきた集団という共通点があると答えた。さらに人に頼まれることは一番の快感と答え、行ってやるのではなく頼まれた時のほうが燃えると答えた。人材を使っている時の考え方には自分は創造力がなく、先見性はあるので人を徹底的に研究し、付き合って色々な人を組み合わせていると答えた。さらに中途社員について苦労しているから自分の食い扶持は自分でつなぐという気概を持っていると答え、苦労した人や失敗している人が財産になっていると答えた。

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大手と戦わず300年企業へ!変幻自在で挑むサバイバル戦略 (バラエティ/情報)
22:39~

非日常で客殺到!地域の足を救う舞台裏

京都にある丸善パンは地元のホテルや喫茶店に向けてパンを製造している従業員は30人ほどの会社。美味しさに定評はあるが2年前に経営者が病に倒れ会社の存続は怪しくなった。昨年中村は会社の経営陣になんとかしてほしいと頼まれ、ヤタローグループに統合した。その決め手は工場の中にあり、物が清潔に扱われていたこと。そして会社を愛する従業員とともに作りあげたのがあんぱん。京都の伝統的な菓子作りの技術を生かし、コクと甘さを引き出した自家製あんこ。生地には京都産の酒粕を練り込んでおり、都あんぱんとして売り出した。狙いは海外進出。

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ヤタローにもあんぱんの歴史があると中村さんは語り、思いつきでやっているように見えるが10年単位でちゃんと考えがあると語った。村上龍はローカル企業は大手にどう立ち向かうべきか?と質問。中村さんは現在まで生き残っているローカル企業は特殊な技術や商品先祖伝来の蓄積があっての老舗はプライドを持っている。そのプライドを捨てることが大事で、長期で見ると大手には勝てないと述べた。

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劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲
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京都市(京都)

大手と戦わず300年企業へ!変幻自在で挑むサバイバル戦略 (バラエティ/情報)
22:46~

静岡を走る天竜浜名湖鉄道は少し前まで廃線の危機にあったローカル線だったが今では家族連れが押し寄せている。ヤタローと鉄道は列車の裏側を見学する企画を発案し、客を乗せたまま裏側を見せていくツアーが大人気。さらにそのツアー客はツアーを終えたあとにヤタローの駅前食堂の十文字屋に立ちよる。名物メニューは電車をかたどっており子どもに人気。

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浜松市(静岡)

エンディング (その他)
22:48~

カンブリア宮殿の次回予告。

カンブリア宮殿はビジネスオンデマンド・Paraviで配信中。

村上龍はつのころからか「選択と集中」は半ば常識となった。「ヤタロー」は一見、異質に思える。拡大・多角化、「頼まれた仕事」は基本的に断らない。行き当たりばったりなのかと思ったが違った。中村氏は、不動産会社時代、「蝮」というあだ名が付いた。凄腕の営業だった。あきらめず、徹底的に交渉したのだ。主力のバームクーヘンは、大手には作れないものをと、開発した。ゴールを定め、達成のためにためらわず新規事業を開始する。自らの強みが永遠に続くとは限らない。ゴールまで、整備された道はない。常に厳しい荒野がある。とした。

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ビジネスオンデマンド
Paravi

番組宣伝 (その他)
22:51~

WBSの番組宣伝。カレーの本場インドへ

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