ガイアの夜明け スペシャル【スクープ取材!マネーの「魔力」】

放送日 2017年12月26日(火) 22:00~23:24
放送局 テレビ東京

番組概要

オープニング (その他)
22:00~

オープニング映像が流れた。

今回のテーマは「追跡!マネーの魔力」。平成の日経平均株価の変動を紹介した。許永中氏は財界のフィクサーと呼ばれた人物。

キーワード
許永中
日経平均株価

追跡!マネーの”魔力” (バラエティ/情報)
22:02~

日本経済の表と裏を知る人物許永中氏を取材。許永中氏がテレビの取材に答えるのは初めてだという。イトマン事件ではイトマンから絵画取引・ゴルフ場開発などで約3000億円が引き出された。許永中氏はイトマンと200点以上の絵画取引を行い500億円以上を引き出したとされ、1991年7月特別背任の疑いで逮捕された。しかし1997年10月に保釈中に韓国で失踪。1999年11月に都内のホテルで確保された許永中氏は再び逮捕された。

許永中氏はバブル期について「この仕事・テーマはやらないかんと思ってやればお金は勝手についてきた」「私=イトマン事件はセットにされている。イトマンからお金を借りて担保にいれてる絵画が偽物は一つもなかった。お金を借りて何が悪いねん 借りてくれと言われたから借りた」と語った。絵画取引は絵画を担保にした融資だったと主張。判決では絵画取引は実質的な売買で許永中氏は大きな利益を得たとされた。

当時のイトマンは住友銀行の別働部隊と呼ばれていた。イトマンは1兆円の負債があり、その多くを住友銀行が融資で支えていた。住友銀行の極秘調査メモには許永中氏の名前が何度も登場していた。そのメモを書いた元住友銀行取締役の國重惇史さんは「許永中氏だけが悪いのではなく イトマンと住友銀行があっての事件」と語った。許永中氏は「あの時代は私にとってはつい1週間 1ヵ月前の時代。私の中では43歳の事件で平成3年で私の体内時計は止まっている」と語った。

許永中氏は1947年生まれの在日韓国人。26歳頃知人のトラブルで暴力団組長から解決金5000万円を引き出した。その噂が広まり、許氏のもとに金銭トラブルの相談が舞い込んできたという。当時は何でもできると思っていたし、何でもできたと語る。現在は高麗大学と組み、医療ベンチャーの会長をしている。許氏はマネーの魔力について「金さえあればこの世でできないことはないくらい。金の力は大きい。大部分の人が目の前にボンとカネをどんと積めば、返事を変えたりできなことをしようとする」と語った。

キーワード
イトマン
イトマン事件
住友銀行

オープニング (その他)
22:19~

オープニング映像が流れた。

追跡!マネーの”魔力” (バラエティ/情報)
22:20~

遺品整理業者が10年以上放置された空き家に入ると、大量のお金が発見された。タンス預金の総額は3000万円以上だった。1700万円相当の純金も発見された。こうした金は相続者がいない場合、最終的に国のものとなる。金額は年間400億円にのぼる。

不動産投資のセミナーでは数多くの参加者が投資の情報を集めていた。不動産業者は「物件の取り合いで不動産の値段も上っている」と語った。不動産投資のバスツアーも行われている。

不動産投資のバスツアーを取材。参加者の多くは会社員や公務員でマンションのオーナーとなり、不動産収入を得ることが目的だ。バスツアーを主催したフェイスネットワークはマンションの一棟売が専門の会社。社長は「超富裕層だけだったマーケットに金融機関がサラリーマン大家を目指す高所得者向けにアパート・マンションローンを商品化した。今まで不動産投資を手掛けられなかった人達にニーズが高まった」と語った。都心では不動産バブルが膨らんでいるが、地方ではトラブルも起こっている。

キーワード
フェイスネットワーク

追跡!マネーの”魔力” (バラエティ/情報)
22:32~

三重県津市にはレオパレス銀座と呼ばれている場所がある。田畑の中に約40棟のアパートがあり、そのうちの一棟を所有する酒井さんは11年前約2億円を借金し、アパートを建設した。レオパレスの営業マンからの「最長30年の安心収入」「空室があっても家賃保証」「アパートは相続税対策となる」という言葉に惹かれ、酒井さんはアパートの建設を決意したという。しかしレオパレスは2016年に入居率が下がったことを理由に家賃収入の30%減額を提案してきた。レオパレスのサブリース事業はバブルの始まった1986年に開始された。オーナーに対しては一括借上、家賃保証を謳い文句に管理する物件を増やしてきた。ところが近年レオパレスに対し、減額の取り消しなどを求める訴訟が相次いでいる。原告は述べ、277人で、請求額は約12億1600万円。

訴訟の母体となるのは名古屋市にあるLPオーナー会。会員の契約書を見せてもらうと家賃収入は10年間変わらないとされているが、約300人の会員が10年未満の減額されている。10年を過ぎたあとはオーナーとレオパレスの協議の上で家賃収入を決める契約だが、会員の約2割が「一方的な交渉で減額」と主張している。

岐阜・可児市の金子さんは父が、1997年に約2億3000万円を借金して2棟のアパートを建設したという。契約から14年後に解約され、月165万円の家賃保証がなくなり、家賃収入は約2万円となってしまった。レオパレスからの解約の4ヶ月後に金子さんの父親は心筋梗塞でなくなってしまったという。

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津市(三重)
レオパレス21
LPオーナー会
名古屋市(愛知)
可児市(岐阜)

追跡!マネーの”魔力” (バラエティ/情報)
22:45~

強引な「減額」「解約」についてレオパレス社長を直撃した。脅迫めいた署名などについて社長は交渉は契約の範囲内で全て合意の上だったと主張した。しかし取材班が入手したレオパレスの社内メールには「契約を10年超えた案件は基本的に解約を前提とした交渉を行う」「10年未満は大幅な減額を目指す」「解約を辞さない強気な姿勢で臨む」という指示があった。社長はメールの存在は認めたが一方的な交渉は否定した。

埼玉・所沢市でレオパレスの営業を行う鈴木さんは「(オーナーから)指摘や要望が出てきている。そうした意見をもらうことで会社としていい方向に舵を切れる。いいきっかけになった」と語った。不動産投資の専門家は「(不動産)仲介業者はプロなので情報量・交渉が上手。(契約者と)平等な土俵に立っていない。正確な判断ができない。危険性がある 将来が不確定」と語った。

株価が頂点を付け、転落した翌年の1991年にオープンしたジュリアナ東京。ジュリアナ東京をオープンさせたのが当時商社マンだった折口雅博氏だ。その後六本木ヒルズに事務所を構え、人材派遣・介護の分野で事業を急拡大させた。しかし率いていたグッドウィル・グループの成長は長くは続かず、2009年に破産した。

ニューヨークにオープンしたレストラン「WOKUNI」。日本から直送された新鮮な魚を職人が目の前でさばいて客に出す。この店をプロデュースしたのが元グッドウィル・グループ会長の折口雅博氏だ。折口氏は「手応えはある。エキサイティングな歴史がまた始まった」と語った。

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レオパレス21
LPオーナー会
名古屋市(愛知)
所沢市(埼玉)
折口雅博
グッドウィル・グループ
ジュリアナ東京
WOKUNI
ニューヨーク(アメリカ)

追跡!マネーの”魔力” (バラエティ/情報)
22:56~

折口雅博氏といえば元祖ヒルズ族。1995年に人材派遣業「グッドウィル」を創業。1999年には介護事業「コムスン」を子会社化した。グッドウィル・グループをおよそ10年で従業員10万人、売上高7700億円の巨大企業にした。2007年にコムスンで介護報酬の不正請求が発覚した。2008年にグッドウィルは廃業し、翌年折口氏は破産した。当時について折口氏は「かなり勢いをもってやった。ちょっとした手違いにクローズアップされて批判を受けた。非常に残念だった」と語った。ニューヨークグランドセントラル駅の斜め前に折口氏のオフィスがある。折口氏の会社は企業の上場前に投資し、事業を成長させて売却益を得ている。折口氏は「ニューヨークという世界のカネが集まる場所でアメリカという金融大国で金融をバックとして事業をつくり出す。価値を作り上げる手伝いをしていければ面白いなと思った」と語る。

MEGUはニューヨークのセレブなら知らないものはいない高級和食レストラン。ここは折口氏がニューヨークにきてから自ら資金調達して買い取ったレストラン。MEGUはアメリカの格付け会社から2012年に最高位を獲得した。その後、モスクワやドーハなどに海外進出して、投資家としての手腕を印象づけることになった。大統領になる前のトランプ氏は自身のビルにMEGUを出店したいと呼びかけたという。トランプ氏の印象について折口氏は「すごく切れ者のビジネスマン。落とし所をわかっている。はじめはガンとくる。まずいなと思っている時に落とし所を探っていく」と語った。

キーワード
グッドウィル・グループ
コムスン
六本木ヒルズ
グランドセントラル駅
ニューヨーク(アメリカ)
MEGU
トランプ氏
トランプワールドタワー

追跡!マネーの”魔力” (バラエティ/情報)
23:06~

マンハッタンの立つトランプワールドタワー。そこで暮らす折口雅博氏、自宅を案内してくれた。2人の子どもは独立し現在は妻と2人暮らし。日本円で200平米数億円とのこと。トランプタワーの地下には入居者専用のジムがあり、ここで毎朝トレーニングをするのが日課。どん底から這い上がった折口氏、生い立ちも壮絶だった。

1964年東京生まれ。父は経営者で200坪の敷地に高級外車やお手伝いさんがいる裕福な家庭だった。しかし折口氏が10歳の時に父の会社が倒産、一家は生活保護を受けるまでに。学費が払えないため、給与がもらえる陸上自衛隊少年工科学校に入学。 給料は月7万円、月2~3万を仕送りしていた。その後防衛大学校に進学。次第に世界を股にかける仕事がしたいと思うようになり、1985年日商岩井に入社。この日折口氏のオフィスに大型の投資案件を扱う金融関係者がやってきた。 折口氏はアメリカにきて独学で英語を学び、今ではアメリカの金融マンと対等に渡り歩いている。この日折口氏が興味を持ったのはカリブ海にある小さな通信会社。新技術を持っているが、資金を必要としていた。提示された投資額は約3億円、折口氏はその場でサイン。夕方、待っていたのは妻の理恵さん、週末は2人で夕食の買い物に。ニューヨークで初めてスーパーで買い物した時に妻に嬉しいそうな顔してる。日本じゃスーパー行けなかったもんねと言われた。その時に日本でお金を持っていた時に失っていたものはそれだなと話した。10月下旬、成田空港。折口氏が再び日本へ。

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トランプワールドタワー
陸上自衛隊少年工科学校
防衛大学校
日商岩井
成田国際空港

追跡!マネーの”魔力” (バラエティ/情報)
23:17~

10月下旬、日本に戻ってきた折口氏。向かったのは東京・銀座、定期的に開かれている折口氏を囲む会。参加しているのは主にベンチャー企業の若手経営者、栄光と挫折を知る折口氏の経験を学びたい若者が増えている。折口氏は将来性のあるベンチャー企業には今後投資をする予定。折口氏は強制的に事業家から違う立場になったが、結構面白い。人生1回の中で色々な経験をするのは価値があるので、どちらがいいかは言えないので、1つの価値観にこだわってとらわれないでほしい。お金は社会に影響力を与えた結果。社会貢献の結果戻ってくるものなので、追い求める必要はないと話した。

キーワード
成田国際空港
銀座(東京)

エンディング (その他)
23:20~

オープニング曲「鼓動」、エンディング曲「夜空の花」

ガイアの夜明けの次回予告。

「ガイアの夜明け」など人気経済番組を「ビジネスオンデマンド」で配信中。

2017年はバブル時代を思い出させる出来事が次々と起きた。膨らみ続けるマネーは日本人の何を変えていくのか。今回表と裏を知る人物たちの証言は印象的だった。30年に及んだ平成時代の経済。新しい年は日本経済の夜明けを迎える号砲となるのか、追い続けていきたいと話した。

キーワード
鼓動
夜空の花
ビジネスオンデマンド
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