放送日 | 2018年11月28日(水) 11:40~12:40 |
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放送局 | テレビ東京 |
オープニング映像が流れた。
「昼めし旅 あなたのご飯見せてください」この後すぐ。
最初の舞台は千葉県松戸市。全国でも有数のネギの生産地であり、中でも特に有名なのが「矢切ねぎ」。太くて白い部分が長く、甘みも抜群とあって、贈答品や料亭用として重宝され、農林水産大臣賞を3度受賞するなど高く評価されている。そんな松戸を調査するのは浜口京子さん。浜口さんが乗っているのは、東京と千葉を結ぶ「矢切の渡し」。江戸時代には移動手段として活躍し、現在も多くの観光客が利用する名所の一つ。のどかな景色を楽しんだところで調査スタート。
まずは畑の方に行ってみることに。作業をしている人がいたので、さっそく声をかけてみる。女性は「今は土寄せをしている」と答えた。
高級ブランドネギの甘さを堪能!豪快料理が登場!
千葉県松戸市での昼めし旅。声をかけたのは松戸の特産・矢切ねぎを生産している渋谷さん。特徴を聞くと、「白い部分が太くて長いこと」とのこと。さっそく「あなたのご飯見せてください」というと、「それはちょっとできない。忙しくて・・・申し訳ない」と断られた。
今度は町中へ移動して調査続行。大好物のネギを使った料理が諦めきれない浜口さん。すると「ネギコロッケ」と書かれた幟をみつけた。店の方に話を伺うと、「基本的には和菓子屋さん。街おこしのために、矢切ネギコロッケを作り始めました」とのこと。お邪魔したのは創業55年の「和菓子処 八矢庵」。和菓子の品評会で金賞に輝いた特性のモナカやどら焼きはもちろん、特に人気なのがご主人が開発した「矢切ネギコロッケ」。中にはオリーブオイルで炒めた特産の矢切ねぎとじゃがいもがたっぷり。いただいた浜口さんは「とっても美味しいです。周りがカリカリで、中のじゃがいもとネギの風味がしっかりして・・・」と感想を行った。さらに和菓子屋さんならではの隠し味「白あん」が入っている。ここで店主に「あなたのご飯見せてください」というと、「本当に田舎飯ですけど・・・それで良かったらどうぞ」と許可をいただけた。
お昼ご飯は「矢切ねぎの一本焼き」。この日はお店の前で焼いてくれた。ご主人いわく、丸ごと焼くのが、ネギのトロリとした食感と甘みが味わえる一番美味しい食べ方なのだそう。およそ10分間表面に焦げ目が付くまで焼いたら出来上がり。この日の八矢庵のまかないが揃った。ネギの食べ方は、表面の皮をめくって醤油を少しつけてそのままかぶりつく。浜口さんもご厚意で一本いただき、「いつも食べているのと全然違ってすごく甘みがある」と感想を言った。おにぎりの米も松戸でとれたもの。先代の父のあとをついで37年。和菓子作りに邁進してきたご主人。8年前に地元に貢献したい思いで、特産品の矢切ねぎを使ったコロッケを開発したのだそう。
引き続き千葉県松戸市でご飯調査。時刻は午後5時、日もすっかり暮れてしまった。その時浜口さんはレスリング教室の看板を発見した。浜口さんは撮影許可をいただいて中にお邪魔した。訪れたのは主に小中学生向けのレスリングクラブ「市川コシティクラブ」。監督のジャボさんはイラン出身。イランではレスリングが盛んで、28年前に来日してからも働きながら大学のレスリング部などでトレーニングを続けていたのだそう。そして6年前に子どもたちに魅力を伝えるためにレスリング教室を設立した。ここに通う選手は、全国で優秀な成績をおさめている。浜口さんはジャボさんに「あなたのご飯見せてください」というと、「わかりました」と許可をいただけた。教室の近くにあるジャボさんのお宅にお邪魔した。中に入ると子どもたちがとったメダルがずらりと並んでいた。ジャボさんには6人の子どもがおり、いずれもレスリングの選手。次男は国体で優勝したこともある。奥様とは日本で出会い、今年で結婚22年。
今日はイランの定番料理が晩ご飯。まずは子どもたちが大好きだというサラダ作りから。トマト・キュウリ・タマネギを細かく刻んで混ぜる。味付けは塩コショウとレモン汁のみ。次はイランで定番の煮込み料理。まずはタマネギと羊肉を炒める。イランでは肉料理といえば羊肉が一般的。そこにターメリック・塩コショウを加えて味を整えたら、水を入れてしばらく煮込む。次に取り出したのが、乾燥ライム。乾燥ライムはイランで香辛料として使われている。さらにトマトペースト・ラッペ豆・サフランを入れて軽く煮込めば、イラン定番の家庭料理「ゲイメ」の完成。結婚してから一時期、ジャボさんの故郷であるイランで暮らしていたこともあるそうで、そのときにジャボさんのお母さんからイラン料理を教わった。本日のジャボさん一家の晩ご飯が揃った。ご飯にいろいろなおかずを乗せて食べるのがイラン流なのだそう。浜口さんもゲイメをいただき、「美味しい!トマトベースにお肉が美味しい」と感想を言った。28年前、レスリングの先輩に勧められ、23歳でイランから来日したジャボさん。その後仕事の関係で奥様と出会い、結婚した。今では日本での生活のほうが長くなった。ジャボさんがレスリング教室を作ったのは、長年住んでいる日本に恩返しがしたかったから。日本のために強い選手を育てることがジャボさんの夢なのだそう。
東松島市で昼めし旅。スタッフは男性に声をかけた。今日の食材という魚を見せてくれた。ボッケはカジカ科の魚で産卵を迎える11月が旬。セイゴは大きくなってスズキになるそう。お話を伺ったのは漁師で民宿も営んでいる櫻井さん。色々な魚を見せてもらったが、これからカキを獲りに行くという。
ここではほとんどの人が個人でカキを養殖してるそう。1年もののカキは焼き物や汁物につかい、民宿で出してるそう。2年もののカキの殻をむいてもらった。これはカキフライにするそう。櫻井さんにご飯調査の依頼をし、交渉成立。
港近くの民宿へ。「漁師民宿 桜荘」は今から46年前にご主人のお父様が始めたという。現在は夫婦で切り盛りしており、ご主人自らとってきた魚を中心に東松島の新鮮な海の幸をお客様に振る舞っている。
さっそく調理を拝見。先程主人がとってきた魚。ボッケを使いボッケ汁という料理を作る。産卵を控えたボッケの卵。出汁しょう油をかけ、軽くあえるだけでOK。続いて鍋に大根・サトイモを入れたら、そこへぶつ切りにしたボッケを投入。味付けは味噌。最後にネギを加えればボッケ汁の完成。次はグンズラ。産卵を控える冬に旬を迎える白身魚。皮をはいだら適当な大きさに切っていく。味噌に砂糖・酢・ネギを加えたら酢味噌が完成。これをグンズラとあえたら完成。さらにカキを使った一品はご主人が担当。カキを茹で、流水にさらしてしめる。水気を切ったらクッキングシートの上に広げ260度のスチームオーブンで焼く。3分たったら特製田楽味噌を塗り、再びオーブンで4分焼いたら串にさして完成。
このあとボッケ汁の一番美味しい部分とは?
今日のお昼はボッケ汁、カキの佃煮が並んだ。櫻井さんご夫婦は「白身でタンパクでおいしい」などと話した。ご主人の大好物はボッケの肝。あん肝よりも旨味が濃厚でたまらないそう。
田畑が広がる地域へ。デンマーク王室に献上している野菜や米を育てている佐藤農園へ。佐藤農園は100年以上続いており東京ドームと同じ広さを誇る敷地でネギやちぢみほうれん草、ササニシキを栽培。3年前から毎年デンマーク王室に献上されているというササニシキは評判だそう。
そこへご主人のお母様貞子さんが登場。88歳の米寿だそう。農園の仕事は引退したが、ご自宅の家庭菜園で野菜を作り続けている。スタッフはご自宅へお邪魔した。
88歳のおばあちゃんの手料理「カブの酢漬け」、「生海苔とネギの酢の物」をスタッフは頂いた。スタッフは「おいしい。白いご飯が食べたくなる味」とコメント。
ここでご飯調査の依頼をしたところ、交渉成立。
ご主人がちぢみほうれん草の収穫へ。最も旬の時期は桃と同じくらいの甘さになるそう。とってきたばかりのちぢみほうれん草を茹で、水にさらし、食べやすい長さにカット。焼き海苔をかけたら「ちぢみほうれん草のおひたし」の完成。続いてカキを鍋で茹でる。ここでベテラン従業員の佐藤さんもお手伝い。カキが入った鍋に昆布出汁で味をつけたら豆腐を入れる。最後にネギを入れたら「カキとネギの汁物」が完成し、佐藤家の晩ごはんが完成した。ネギは酢味噌で頂く。皆さん揃ってご飯を食べた。ご主人は「うまい」などと話した。ご主人は4代目で子供の頃から手伝っていたという。おばあちゃんは「それなりに頑張ってると評価する」と述べた。
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