JNNドキュメンタリー ザ・フォーカス 2018年7月2日放送回

放送日 2018年7月2日(月) 2:43~ 3:13
放送局 TBS

番組概要

オープニング (その他)
02:43~

オープニング映像。

ザ・フォーカス諫早湾開拓21年 (バラエティ/情報)
02:43~

国営諫早湾開拓事業は豊かだった海を取り戻すために漁業者と営農者がストライキを起こし対立を続けている。閉め切りから21年を経て共存への模索が始まりつつある。

ザ・フォーカス諫早湾開拓21年 (バラエティ/情報)
02:46~

長崎県の諫早湾は締め切られた湾の奥に広がるのが10年前に完成した中央干拓地。総事業費2500億円。現在約40の個人・法人が入植している。干潟だった畑はミネラルが多く栄養価の高い野菜が出来るとされている。干拓地が完成し最初に入植した松尾さんは広さ30ヘクタールの畑を構え、農業生産法人マツオファームを立ち上げた。入植のきっかけは長崎県からのすすめ。大規模農業を成功させているため干拓地の特製をPRするなど工夫を重ねてきた。松尾さんはこれまで約2億円を投資。しかし干拓地での農業は想像以上に厳しいものだった。干潟から作られた畑は土が固く水はけも良くない。さらに干拓事業を巡って長年続く裁判も悩ませた。1997年に諫早湾が締め切られ、当時の長崎県知事は優良農地が出来ると期待していたが、締切をさかいに有明海は漁業不審に陥った。特産だった高級貝を獲っていた漁師は休漁に追い込まれた。佐賀県や福岡県の業者は干拓事業が不漁の原因として国に潮受け堤防の撤去をもとめた。佐賀地裁は2008年に干拓事業と漁業被害の因果関係を認め排水門を開けることを命じた。国は控訴したが二審でも開門を命じた。しかしこれに反発した営農者が裁判を起こした。松尾さんも干拓農家の1人として開門をしないように裁判に参加した。

去年長崎地裁は国に開門してはならないとの判決を言い渡した。この結果国は開門と開門禁止の相反する義務を追う異例の事態になった。国は今も開門の義務を果たしていない。裁判は長崎の漁業と農業に対立を起こした。島原市の漁師中田さんは開門の確定を勝ち取った原告の1人。落ちたときは10分の1までになったという。開門して豊かな海を取り戻したいという思いに国は答えなかった。漁師たちはそれに反対し基金案も退け排水門を開けるように迫った。一方長崎県と農家にもほころびが生じ、干拓農家は農業振興社にリース料を支払い農地を利用している。決して安くない料金で、松尾さんもこの料金を払っていくのは難しいと答える。開門を禁じる判決が出た直後には興社は新たに同意書を出すよう求めてきた。なかには料金滞納で契約解除の文字があった。松尾さんはそれに料金が遅れることもあると反発。話し合いを視野にと同意書を提出。しかし興社の見解は筋が違うと答え去年12月には再設定をしないと興社は書面で答え松尾さんを同意書不提出をみなされて契約解除になった。松尾さんは開門を求め国などを提訴。干拓農家が開門の声を挙げたのは初めてだった。

中田さんも農業と漁業は対立するべきではないと考え共存できると考えている。その模索がされる中、裁判も和解に向け動いている。福岡高裁は和解を呼びかけた。ところが福岡高裁の和解の内容は開門を有明海の再生が否定されて、開門にかわる基金案を図るのが現実的とした。さらに確定した開門判定の効力の取り消しすらほのめかした。開門を含む協議を求めていた漁師はその後の協議を欠席し協議は決裂し裁判での和解の道は閉ざされた。

キーワード
マツオファーム
高田勇長崎県知事
長野県
諫早湾
山本有二農水省
高橋広道室長
島原市(長崎)
諫早市(長崎)
馬奈木昭雄弁護団長
福岡市(福岡)

ザ・フォーカス諫早湾開拓21年 (バラエティ/情報)
03:06~

3月下旬干拓地からの退去起源が迫る中、松尾さんはこの日最高裁判所に来て開門を求める漁業者の陳情に干拓農家として参加した。さらに松尾さんは国会議員を訪れ開拓地の現状を話した。退去起源は一週間後に迫っており、3月31日の松尾さんが干拓地から出ていかなければならない日には仲間の農家と開門を求める漁師を畑に招いて集会を開いた。その中には中田さんの姿もあり松尾さんは漁業と農業に垣根は無いと訴えた。4月になっても松尾さんは農業を続けている。興社は対抗措置として農地の明け渡しを求める裁判を起こした。それでも松尾さんは出ていくつもりはない。漁師と農家が求めているのは海と大地を守りたいという考え。閉め切りから21年、国が頑なに開門を拒否する一方で和解への新たな模索が始まりつつある。

キーワード
最高裁判所
マツオファーム
東京都

エンディング (その他)
03:11~

エンディング映像。

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