放送日 | 2019年2月10日(日) 17:00~17:25 |
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放送局 | 日本テレビ |
女子レスリング界を牽引してきた吉田沙保里が先月引退を発表した。吉田はレスリングがまだ注目されていなかったときから体を張って盛り上げてきた。
オープニング映像。
吉田は引退した現在の心境を「練習やドープングから開放された嬉しさもある」等と話した。スタジオには世界選手権と五輪で獲得した16個のメダルが用意された。
吉田の人生を変えた3つの試合を紹介した。まずは山本聖子を倒し初の五輪出場を決めた試合。それまで5連敗していたが2003年の全日本選手権で吉田は山本を倒した。そしてアテネオリンピックで金メダルを獲得し、それが伝説の幕開けとなった。
吉田は当時の映像を見て「今見てもキレキレですね」などとコメント。山本には代表になった試合終了直後に「私の分まで金メダル取って」と言われたという。また試合のときは膝を怪我しながらもテーピングを巻いて臨んでいたという。
吉田の実家には数々のトロフィーが飾ってあった。奥にはレスリング道場がある。吉田は幼少期から父・栄勝氏から厳しい指導を受けてきた。母親に対しては、抱きしめてくれるだけで悲しい気持ちがなくなる「薬」みたいな存在だったなどと話した。吉田は7年間負け知らずだったが2008年のワールドカップでまさかの敗戦。連勝記録もストップし試合後は涙が止まらなかった。そんなとき母に「1回負けてクヨクヨしちゃダメ」「北京で金メダル取ればいい」といった言葉をかけられ、いつもは厳しい父からも「どんな選手でも負ける」「今負けてよかった」などと優しい言葉をかけられた。吉田は部屋に敗戦を伝える新聞と銅メダルを飾った。その後吉田は北京オリンピックで見事金メダルを獲得した。
負けた日の新聞とメダルを飾っていたことについて関根は「戦に負けたときの泣きっ面を描かせた画を飾っていた徳川家康と同じ」などと話した。また吉田は「理想の男性は父のような人」かと聞かれると「絶対イヤです」と答えた。
「一番成長させてくれた試合」
続いては「成長させてくれた試合」としてリオ五輪のマルーリスとの対戦を紹介。吉田は得点が奪えず敗北、四連覇とはならなかった。吉田はのちに「銀メダルを獲得したとき負けた人の気持を知った」「負けて得るものは大きい」と振り返っている。ウエイトリフティングの三宅宏実から吉田に向けた「タックルしてもらったのはいい思い出」などと話したVTRが伝えられた。
吉田は三宅と仲がいいと話した。またリオ五輪の夜は後輩の登坂絵莉と部屋が一緒で、「一緒に金メダル取れなくてゴメンね」と話したら、登坂は「そんなことないです」と泣いたなどと話した。アテネ五輪の頃は負ける気がしなかったという。
関根から「伊調馨と吉田沙保里が全盛期同士で戦ったら?」と質問。「伊調は守備型、私は攻撃型で、普通に入ってもダメなので作戦を考えないといけない」などと分析した。
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