放送日 | 2019年1月14日(月) 22:00~23:30 |
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放送局 | 日本テレビ |
オープニング映像。
市川海老蔵は「源氏物語」の稽古を行っていた。「源氏物語」は祖父・市川團十郎が作り、父・十二代 市川團十郎に受け継がれてきた。その「源氏物語」に海老蔵は能楽やオペラを融合させた。5年かけて行ってきた歌舞伎はさらに進化として「プロジェクションマッピング」を取り入れ巻物の世界と現代をつなごうという試みだった。海老蔵は公演について「プロジェクションマッピング」を取り入れのはとても価値がある話した。
歌舞伎役者は家を空けることが多い。この日海老蔵は娘の堀越麗禾ちゃんの入学式だったと明かし本当は行きたかったなど話す。少し残っていた桜を見て昨年は麻央さんと少し花見をしたと明かした。そこで、めったにケンカをしなかったが新宿御苑で速達の事でケンカをしてしまい、今とても悔やんでいると話した。
18年4月20日、團十郎が代々信仰してきた「成田山新勝寺」へと海老蔵が息子・勸玄君と向かう。勸玄君にとっては初めてのお練りである。道中ではあっち向いてホイなど父・海老蔵との楽しいひとときを過ごす。成田山の参道には2万人が集まり、初代から続く縁の深さを感じる。35年前、海老蔵は当時6歳の時、当時十代 市川海老蔵と参道をお練りを行った。「成田山新勝寺」へと到着した海老蔵達。勸玄君にも挨拶をさせ「歌舞伎の道へ進みたいと思います」など話した。
2018年5月「歌舞伎座」では十二代 市川團十郎を偲ぶ公演が行われた。海老蔵の楽屋には麗禾と勸玄の姿があった。この時、2ヶ月後の公演に勸玄の出演が決まり、カツラ合わせを行っていた。ポスター用の写真撮影をすることになった。その時勸玄に見せた写真は当時、海老蔵を襲名していた祖父・市川團十郎が息子とある公演の時の写真だった。父が演じた役を勸玄が行うことになった。
18年6月16日、海老蔵と勸玄の7月公演には大きな期待が寄せられていた。この公演で勸玄は昼・夜の公演両方に初めて出演する。この日は「父の日」という事で報道陣の前でサプライズプレゼントを手渡す。手紙には「いつもカレーを作ってくれてありがとう」と似顔絵付きを手渡した。
小林麻央さんが亡くなって1年、麻央さんの仕事関係者が偲ぶ会を開いた。この1年で悲しみを心の奥底に沈み込まる。心の傷の深さに慄きながらこの1年を家族は生きてきた。
偲ぶ会が開かれた午後、海老蔵は闘病中だった麻央さんが食べられるように作った野菜スープをこしらえた。当時、そのスープも食べられなかった時はそのスープをカレーにして子供たちと食べていた。海老蔵は子供たちとの遊びも全力で応えていた。しかし、偲ぶ会に出席した夜は2人共中々寝付けない状態だった。海老蔵は「正直イヤでしたよねお別れ会、確認しなきゃいけない作業」と心境を述べた。心は揺れながらも少しずつ前を進み続けてきた。
麻央さんがは子供たちの未来を思って食事を気にしていた。海老蔵はその思いを継いで「ABMORI」を続けている。麻央さんが植えた苗木は今も空に届けと成長している。
7月5日「七月大歌舞伎」初日を迎えた。海老蔵・勸玄親子にとってこれまでにない挑戦の舞台が始まった。初日を迎えた楽屋には華やいだ空気と緊張感が入り交じる。歌舞伎座の楽屋で勸玄が過ごすのは3年目。昼の公演である「三国無雙瓢箪久」では海老蔵は孫悟空で登場。その間に勸玄が白粉を塗ったりと準備を進める。そのわずかの間では海老蔵は勸玄に寄り添っていた。
そして、親子2人が共に登場するシーンとなった。この演目は6、7歳くらいまでの演目で三法師さんが自分の子ども以外はダメとしていると海老蔵は話す。そして、夜の部では「源氏物語」を演じる。かつて海老蔵も「源氏物語」で初お目見得となった。稽古では涙をみせていた勸玄だったが、海老蔵は本番では泣かないと話した。
七月公演も十日目を迎えた。父子の渾身の舞台は続く。楽屋では堀越麗禾ちゃんが夏休みになったなど海老蔵と勸玄が会話をする。また、メイク中に寝てしまうが海老蔵に起こされてしまう。海老蔵は勸玄について舞台でやった事というのは評価に値するわけではなく、稽古にどれだけ真面目に向き合えたかが評価が今であるなど話した。
千穐楽の翌日、海老蔵は2人のためにある会を開いた。屋形船を借り切って麗禾の7歳の誕生日会と勸玄のお疲れ様会、一門の弟子たちをねぎらう。場を麗禾が盛り上げており、海老蔵は騒ぎ方が麻央さんに似ていると話した。海老蔵は舞台中はお祝いが出来ないと話す。さらに弟子が稽古の成果を見せており、海老蔵は思わず手本を見せていた。
福岡・飯塚市は歌舞伎の魅力を伝える活動を7年前から行っている。江戸を熱狂させて来た市川團十郎。家の芸として守ってきた歌舞伎十八番、中には埋もれてしまっていた演目も存在するが海老蔵はそれらを復活させてきた。海老蔵は市川團十郎としては守る側かもしれないと話す。一方で市川團十郎家というのは一番の改革者じゃないといけないとその責務を話す。そして、海老蔵、勸玄・麗禾の3人が初春の公演で共に立つことが決まった。
2018年12月、海老蔵は子供たちと稽古を行っていた。初春歌舞伎で3人揃い踏みで公演を行う。1カ月にわたる本興行で3人が揃って行うのは初めてで舞に3人での立ち回りもある。型が身につくまで繰り返し練習を行った。1月3日「新橋演舞場」には親子の姿を見ようと多くの人が集まった。麗禾にとって1年ぶりの舞台で「牡丹花十一代」を演じた。
2019年1月14日市川海老蔵は息子・勸玄と会見を開いた。会見で海老蔵は来年「十三代目 市川團十郎白猿」を襲名すると発表。そして、勸玄は「八代 市川新之助」を来年襲名すると発表した。海老蔵は「時代に生きている事を多くの方々にに感じていただけるような團十郎像を描いていきたい」と話した。そして、この事を一番伝えたいのは父と麻央さんと話し、伝えられない悲しみはあるが一番自分の強みにしていこうと思うと話す。
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