京都の大宇宙 東寺 特別編

放送日 2019年5月10日(金) 0:40~ 1:35
放送局 NHK総合

番組概要

オープニング (その他)
00:40~

東寺の知られざる壮大な物語を紹介する。

キーワード
後七日御修法

京都の大宇宙 東寺 (バラエティ/情報)
00:44~

後七日御修法は東寺の灌頂院で行われる。まずは御衣を僧侶たちに渡す。ここから先は一切非公開である。

東寺は国を守る寺として朝廷によって建てられた寺である。823年嵯峨天皇は弘法大師空海に授けた。毎月空海の命日には境内に市が立つ。835年空海は後七日御修法を始めた。毎年1月8日から7日間全国から選ばれた真言宗の僧侶15人が行う。普段は撮影禁止だが今回は特別に習礼の撮影が許された。儀式の間邪気が入ってこないように不動明王が守ってくれている。僧侶たちは丁子という植物を口に含み香で身を清め聖なる水で儀式の場を清め天皇の安穏などを祈る。

空海が唐からもたらした新しい仏教の密教で全宇宙を表したとされる胎蔵界曼荼羅の中央に描かれているのは密教の根本で周りを400の神や仏が取り囲んでいる。中心にいるのが全宇宙をつかさどる大日如来。 周りに描かれているものはすべて大日如来が姿を変えたものである。胎蔵界曼荼羅と対になる金剛界曼荼羅は9つの区画に区切られている。9つの区画は心の世界を表している。

空海は31歳の時仏教を学ぶため遣唐使船に乗り海を渡った。長安で密教の師である恵果と出会った。恵果は空海に密教の全てを授けた。また、密教で使う密教法具・五鈷杵・五鈷鈴など授けた。

空海は若いときから自然の中に身を置き心を研ぎ澄ませることをやっていた。修行していたという太龍寺山には京都で僧侶になるための修業を積んでいる人たちが訪ねてきた。空海は絶壁の上で虚空蔵求聞持法を行っていた。真言を百万回唱えると超絶な記憶力が身につきどんな経典も覚えられる。

空海が修行したとされる御厨人窟で「谷響を惜しまず明星来影す」という神秘的な体験をした。空海は自然や宇宙との一体感を自らの身体で鮮明に感じ取りやがて新しい日本の仏教を作り上げる。

東寺の講堂には全部で21体の仏像がある。仏が命ある全てのものを救おうとするリアルに伝えるため空海は曼荼羅を立体にして表した。また、講堂の空間を曼荼羅の宇宙に見立てた。仏像のほとんどが一木造りでどの仏像をどこに配置するか経典を踏まえながら空海独自が発想したとされる。 立体曼荼羅の中心にいるのは大日如来坐像。右手は仏、左手は人々を表し仏と人の結びつきを象徴している。後背にあるのは37体の小さな仏で大日如来の化身である。立体曼荼羅の中で異様な気配を放つのが怒りに満ちた明王たちの姿。代表的なのは不動明王坐像で仏に背くものがいれば剣を振りかざらんと目を光らせている。軍荼利明王立像はあらゆる武器を持って威力を見せつけている。東寺の講堂について宗教学者の正木さんは「日本の深い森のイメージ」と話した。

国宝五重塔の中には真ん中が如来両脇に菩薩という配置が4面に施され曼荼羅の世界が広がっている。梁を埋め尽くすのは極彩色の花々や紋様。空海は心柱を大日如来に見立てた。日本の祈りと密教を巧みにつなげている。

空海が心血を注いだ祈りの極みが後七日御修法である。後七日御修法はこの国の生きとし生けるものすべてに幸せをもたらすために秘密の言葉を唱えながら祈り祓い清める。最後に仏の象徴だという棒で水を清める。こうした祈りを7日間21回行う。

空海にとって国とは何であったかについて宗教学者の正木さんは「全生命体と全生命体が活動している場所が国」と話した。

キーワード
後七日御修法
灌頂院
御衣
弘法大師空海
弘法市
不動明王
軍茶利明王
密教
胎蔵界曼荼羅
大日如来
金剛界曼荼羅
両界曼荼羅図
如意尼
恵果
密教法具
五鈷杵
五鈷鈴
虚空蔵求聞持法
太龍寺山
室戸岬
立体曼荼羅
空海
大日如来坐像
金剛法菩薩坐像
不動明王坐像
軍荼利明王坐像
降三世明王立像
五重塔

エンディング (その他)
01:32~

エンディング映像。

番組宣伝 (その他)
01:33~

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