NHK映像ファイル あの人に会いたい 赤瀬川原平(前衛芸術家・作家)

放送日 2015年2月7日(土) 5:40~ 5:50
放送局 NHK総合

番組概要

オープニング (その他)
05:40~

オープニング映像。

#416 赤瀬川原平(前衛芸術家・作家) (バラエティ/情報)
05:40~

前衛芸術家・ 赤瀬川原平。何気ない日常から芸術を生み出す。観察することが赤瀬川氏の出発点。観察は自分自身にも向けられ本を出版した。誰も気がついていない物が世の中に潜んでいる、楽しいですよねと語っていた。

赤瀬川さんは昭和12年横浜市で産まれた。貧しかった少年時代、常に身の回りで面白いことを発見しては家族を和ませていた。高校卒業後は好きだった絵を学ぶため東京の美術学校に進学。やがて時代は60年安保へ。若者たちは既成の価値観を覆すために戦うようになる。美術の世界でも同じことが起きていた。赤瀬川さんは仲間と前衛芸術のグループを結成。芸術で既成概念の破壊を試みる。「宇宙の罐詰」は外にある私達の宇宙が缶の中に閉じ込められるというもの。次第に興味は徹底した観察へ。観察に観察を重ね紙幣の模写をしてしまう。赤瀬川さんは紙幣を原寸大に印刷したことが問題になり起訴された。千円札裁判。裁判所で作品を語ることにそして有罪。しかし赤瀬川さんはこの経験で言葉にする面白さを発見。

夢中になった赤瀬川さんは純文学小説に挑むことに。尾辻和彦というペンネームで芥川賞を受賞。その後小説やエッセイを発表し、著作は120冊を超えた。49歳の時、路上観察学会を立ち上げた。今まで気が付かなかった路上の観察に惹かれたのです。カメラを片手に意表をつく景観を探す。四谷で不思議な階段を見つけた。それは目的のない階段。目的がなくギリギリに立っているものを赤瀬川さんらは超芸術と名づけた。赤瀬川さんの表現は路上観察で花が咲いた。

観察は自分自身の老いにも向けられた、69歳の時に書いたエッセイ「老人力」。もの忘れや目のかすみなどの自分の老いを前向きに捉えることで老いを逆に楽しんでしまおうとする考え。老人力は多くの高齢者を元気づけベストセラーに。平成10年の流行語大賞にも選ばれた。老人力の中にこんな一節がある、「自分が何だか堂々とした大人物になってきたようで満足している。金なんていいじゃないか。老人力というのは長い社会生活で培われてしまったコセコセ力を少しづつそぎ落としてくれるような気がする」。日常を見つめ続けて芸術を超える存在を見出した赤瀬川原平さん。どんあときも発見と感動を大切にした77年の生涯。

キーワード
赤瀬川原平
老人力
宇宙の罐詰
ドロッピング・ショー
ドロッピング・ショー 落下したもの
前衛芸術
復讐の形態学(殺す前に相手をよく見る)
尾辻和彦
芥川賞
父が消えた
路上観察学会
四谷祥平館純粋階段
お茶の水(東京)
凹んだ凸・両性具有
動植物
流行語大賞
ねじめ正一
羽永光利
平田実
小林正徳
集団ポートレート(檻)
千円札裁判
模型千円札

エンディング (その他)
05:49~

エンディング映像。

キャスト

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