天空のスペクタクル オーロラ・四季の絶景

放送日 2018年12月25日(火) 19:30~20:42
放送局 NHK総合

番組概要

オープニング (その他)
19:30~

オーロラの四季の絶景を撮り続けている田中雅美さんの独特の映像や、オーロラに対する人々の想いなどを紹介していく。

オーロラを見たことがない竹中直人さんは一度見てみたいが見るのは怖いと話し、平祐奈さんはオーロラの仕組みについて知らないので今日を楽しみに来たという。

キーワード
オーロラ
カナダ

天空のスペクタクル オーロラ・四季の絶景 (バラエティ/情報)
19:35~

3月、氷点下25度となったカナダのアレキサンドラ滝にオーロラ写真家の田中雅美さんは向かった。夏は落差33mの滝が流れているが、冬は全て凍っている。田中さんはその滝の底からオーロラを撮るため、撮影ポイントまで歩いていった。重い機材は上からスタッフがおろし、午後10時半に撮影準備にとりかかった。氷点下35度になり、2台のカメラは凍って使えなくなった。午前0時を過ぎ、滝の反対側からオーロラはやってきた。

北の空からゆっくり円を描くようにあらわれたオーロラは、緑色に光っていた。田中さんは360度のパノラマでオーロラと氷っていたアレキサンドラ滝を撮影した。

田中雅美さんが拠点としているカナダのイエローナイフだった。世界屈指のオーロラと出会える町で、3日いれば90%以上の確率でオーロラを見ることができるという。町にあるグレートスレイブ湖では、冬の名物である犬ぞりが開催される。この町でオーロラが見れるのは、北極と南極の周辺にあるオーロラベルトの範囲に位置しているからだという。

4月になり、アレキサンドラ滝の氷も溶けていく。この時期は最もオーロラが美しく撮影できると田中さんは話す。イエローナイフでは、5月の始めから7月いっぱいまで夜も真っ暗にならないので肉眼でオーロラを見ることは難しくなるが、その直前に薄明かりで濃紺となった空にオーロラが現れるという。イエローナイフの中心から60キロ離れたキャメロン川で薄明のオーロラを狙う。

10年前、田中さんが見つけたキャメロン川の撮影ポイントから、深夜になっても明るさの残る西の空から薄明が確認できた。午前0時半、うっすらと光るオーロラが突如、緑だけではなく白い光を出すオーロラ爆発の「ブレークアップ」が確認できた。

まるで空が破れたようにみえることから、オーロラ爆発は「ブレークアップ」と名付けられたという。この現象は田中さんにとっても珍しいという。

オーロラ爆発の「ブレークアップ」を、写真を何枚も重ねる事で動画にした「タイムラプス」で田中さんは撮影していた。

サイエンスアーティストの市岡元気さんはオーロラが発生する2つの要素として、太陽と大気だと説明した。オーロラは太陽からの風が地球の裏に流されるが、一部が地球の一部に入り込んで電子が大気と衝突して光った時の現象だという。太陽の代わりには50万ボルトの電圧発生装置、大気には真空度の高いフラスコでオーロラを発生させる。竹中さんや平さんは装置で紫色に光ったオーロラを見ることができた。

カナダの北西部にあるオーロラの町・イエローナイフでは、1930年代に金鉱脈が発見されて栄えていた。そんな町にあるイエローナイフで白石さんは、オーロラ予報灯台が緑色に点滅しているのを発見した。緑色はオーロラの色の強さを示しており「ノーマル」の状態だった。カナダの放送局では天気予報とともにオーロラの情報を伝えていた。気象予報士は自宅のベッドからオーロラが見えるという。オーロラをまだ見たことがない白石さんは、写真家の田中さんとキャメロン川で合流した。

田中さんは360度のパノラマで撮影するため、超広角レンズ装着のカメラを背中合わせに取り付けていた。カメラAには北、Bには南の方角を捉えて繋ぎ合わせると360度になる。田中さんと白石さんはオーロラを待ちわびていると、突然オーロラはやってきた。

20年オーロラを撮り続けている田中さんが厳選したオーロラは、月明かりのない時間を狙ったものや雷と一緒に発生したオーロラの映像だった。

現在、カナダには先住民の集落が2000ヵ所以上あってイエローナイフも人口の4割が先住民であるデネの子孫となっている。デネの人々にとって豊穣のグレートスレイブ湖の漁師に話を聞くと「オーロラは死者の魂で、先祖の魂が代々見守ってくれていると伝えられている」という。町では先住民の文化や風習を伝えるイベントが行われ、ベシャさんが娘を助け出したオーロラの伝説を教えてくれた。人口の9割が先住民の子孫であるフォート・プロビデンスでは、伝統的な太鼓を叩いてオーロラを呼び出すミッキーさんは、太鼓は死者と会話する音だと話す。石でサークルを作り、ミッキーさんが太鼓を叩くとオーロラが出てきた。

19世紀なかばにフォート・プロビデンスにやってきた宣教師達は、教会を建てて親を無くした先住民の子供達のために寄宿学校をつくった。その後、カナダの政策で親がいる子供達も寄宿学校に通うことになった。5歳から8年間、寄宿学校に通い、親に会えなかったモーリスさんは20世紀始めに流行したスペイン風邪などで亡くなった寄宿学校の子供達の魂は、オーロラだと話す。マーガレットさんは生き方を左右された悲しい記憶を教師になって子供達に伝えていた。その夜、白石さんは教会にかかったオーロラを見て亡くなった母親を思い出していた。

2015年6月23日に北海道の稚内市でもオーロラが確認されていた。さらに7世紀の日本書紀にも「縞模様のキジの尾のように空が赤く染まった」などの記述や、藤原定家も「オーロラは恐ろしい光景だ」などの記述を残していた。

木々が色づく秋に田中さんは、イエローナイフからおよそ70キロのティピット湖にやってきた。

木々が色づく秋に田中さんは、イエローナイフからおよそ70キロのティピット湖にやってきた。田中さんはこの場所で、龍が大きく口を開けているようなオーロラを撮影したので、今度は湖に映るオーロラを撮影したいという。日本から来たドローン撮影者の広瀬さんの力を借りた。最初は風が出てきたがその30分後に風が止んだのでドローンを飛ばしたが1回断念した。その後、オーロラ予報士の上出さんがNASAを始めとした様々な機関から、オーロラの予測を予想していた。そんな上出さんはそろそろブレークアップが起こると話し、ドローンを再度飛ばした。すると上出さんの予想は当たり、湖に映る龍のオーロラを撮影する事に成功した。

田中さんは今後、これから狼などの動物と一緒にオーロラを撮影したいと話した。竹中さんは「オーロラを直に見るとないちゃうかもしれない」とし、平さんは「実際にオーロラを見たい」と話すと伊達さんは「次回はこの番組メンバー皆でオーロラを見に行きましょう」とコメントしていた。

キーワード
オーロラ
カナダ
アレキサンドラ滝
オーロラベルト
イエローナイフ(カナダ)
グレートスレイブ湖
キャメロン川
薄明
ブレークアップ
タイムラプス
太陽風
イエローナイフ空港
CBC
パノラマ
デネ
フォート・プロビデンス(カナダ)
藤原定家
稚内市(北海道)
ドローン
ティピット湖

エンディング (その他)
20:40~

エンディングで冬の絶景オーロラの映像が流れた。

NHKオンデマンド配信のテロップ。

キーワード
オーロラ
NHKオンデマンド

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  1. 12月25日 放送