すくすく子育て×ウワサの保護者会 ちゃんと知りたい!子どもの発達障害

放送日 2018年11月23日(金) 11:00~11:54
放送局 NHK総合

番組概要

オープニング (その他)
11:00~

オープニングトーク。「雰囲気がちょっとね、おしゃれなカフェ風なんですよね」「そうよ今日はね、特別な日なの」などと語られた。すくすく子育てとウワサの保護者会の初めてのコラボ企画と説明され、テーマが子供の発達障害だと伝えられた。発達障害のことを知れば教育の本質が見えてくるなどと語られた。

発達障害かという不安、その後小学校はどうなるのか、子育て世代のママの悩みを先輩ママと一緒に考える。小児科医の榊原洋一さんも参加してもらい発達障害の基本を教えてもらう と伝えられた。その後オープニング映像が流れた。

キーワード
発達障害
お茶の水女子大学
榊原洋一

ちゃんと知りたい!子どもの発達障害 (バラエティ/情報)
11:01~

たくさんの不安や悩みが寄せられ、特に多かったのはうちの子が発達障害かという不安の声だったという。千葉県の2歳5か月の女の子の母親からの投稿が紹介され、同様の悩みを持つというスタジオのパクチーさんから初めての子だが歩くのも喋るのも遅かったのでグレーかなと思ったなどと語られた。発達障害は脳の働き方が他の人と異なっているため起こると言われ、ある特定の分野だけが極端に苦手など周りからわかりにくい障害だという。3つのタイプがあり、自閉スペクトラム症は言葉の遅れ、コミュニケーションが苦手、特定のものへの強いこだわりなどが特徴だという。 ADHDは注意力が散漫、落ち着きがない、衝動的という特徴があり、学習障害は読み、書き、計算などの学習が極端に困難だと説明荒れた。また合併して起きることもあるという。脳波や血液検査では診断できず明確な境界線はないという。親はこれまでのしつけが間違っていたのではないかとよく心配になるがしつけは関係ないと語られた。コノハズクさんは長女が3歳を過ぎているが言葉が出てきておらず親が言っていることも理解してないのではないかと接し方が難しいという。待っていてと言っても好きなものなどがあるとそちらに行ってしまい苦労していると語られた。先輩ママのよつばさんはその頃には気づいたら脱走してて追いかけるのを一日中繰り返している感じだったと語った。よつばさんは長女と長男が発達障害で長男は人が多いところでパニックになっていたという。今でもかんしゃくを起こすと落ち着くのに時間がかかるとのこと。脱走について気質によるものが発達障害によるものか判断できず子供にどう接するのが良いか分からないという意見が出て、最終的には発達障害のあるなしに関わらず子育ての基本は同じと述べられた。脱走しても子供なりの理由があるのかも知れないと見守るような気持ちで普通のしつけをするのが基本だという。

子どもは人と関わり合いながら成長するが、発達が気になる子どもの場合は集団生活を不安に思う保護者も多い。しかし、発達障害のある子どもに配慮した工夫をする幼稚園・保育園が増えている。1日のスケジュールを伝えるときは言葉だけではなく目でもわかるようにする。発達障害のある子どもは耳で聴くより目で見たほうが理解しやすい場合が多いため。次の行動がわからないと不安になる子どもも見通しがつくと安心できる。運動会など集団で行う活動を写真を使って説明する園もある。自分の動きが理解しやすくなるという。発達障害のある子ども中には状況に応じて声のボリュームを調節するのが難しい子どもには声の大きさをイラストで説明すると少しずつ理解していくという。パニックになった時のため集団から離れて落ち着けるスペースを確保している園もある。

埼玉県久喜市の栗橋さくら幼稚園は全員で一斉に集団行動をさせることを見直し、子どもたちがやりたいことをとことん出来るコーナー保育に切り替えた。家具や棚でスペースを区切ってそれぞれのコーナーで別々の遊びを自由にできる。発達障害のある子どもの中にはたくさんのおもちゃが視界に入ると目移りして落ち着かなくなる子どもも居る。コーナー保育では他の遊びをする子とトラブルになりにくく、こだわりが強い子どもでもその後の気持ちの切り替えが楽になる。先生の指示がなくても自ら考えて動くようになったという。

きくさんはある時「同じ教え方ではこの子に伝わってないのかも知れない」と思いこの子の頭に届くように教えるにはどうしたらいいんだろうなと考えるようになり診断をもらいにいこうと思ったという。きくさんの長男は小学校に上がってからADHDと学習障害があると分かりどっちなのかと悩んでいたころが一番辛かったと語られた。シーバスさんは子供が数を数えられず感情的になってしまい「もう無理」と言ってしまい子供に謝られてもう限界だと思ったという。ベテランの保育者が受け止めてくれてみんなの力を借りていいと言ってもらえて療育までたどりついたという。タンポポさんも同様に療育に行っており、同じ悩みを持っている人と知り合えたのがすごく大きかったと語られた。療育センターには保育士や臨床心理士などがおり、子供と親の支援を行っているという。直接できること、出来ないことはあるが保護者が披露しすぎる前に相談いただければと思っているなどと林さんは語った。また定期的なイベントを催し発達障害への理解を深める試みもしているという。タンポポさんはどうやって教えてらいいかを教わり子供も楽しそうだったと語った。療育以外に子供同士のコミュニケーションにできるだけ入れてあげた方がいいと語られた。

よつばさんは「目で見てわかるようにすることは発達障害の子にだけ必要みたいな感じになりがちですけれどみんなにしてあげるっていうのがいい」と話した。山根さんに園の対処が十分でなかった時どう対処したかアイデアを問われ、先生にパニック状態になったときは絵本が好きなので絵本コーナーに誘導し無理強いはしないようになど、してほしいことや家でうまくいっている対応をお願いし、先生とはチームという気持ちでいたという。タンポポさんは知らない先生には自分から書いたものを持っていって貼ってもらっていたと話した。

タンポポさんの長男ABOくんは6歳のとき自閉スペクトラム症と診断を受けた。幼稚園では友だちとのトラブルが多かったが先生と協力して集団生活を乗り越えた。ほかの保護者には最初は言うのが怖かったが先生からの後押しがあり、場を設けてもらって話したら理解のない人がそんなに居なかった、言って良かったという。きくさんは子どもがLD(学習障害)だからタブレットでノートをとらせて欲しいとお願いしたところ、クラスのみんなは理解してくれたという。アメリカでは発達障害の子どものことを「Children with special needs」(特別なニーズのある子)と呼んでいる。子どもに主体があり、子どもの目線から支援をする。尾木さんは「ママたちも子供と一緒に成長するんだって学べた」と感想をまとめた。

5歳の長男が自閉スペクトラム症と診断されたヒヨドリさんは小学校選びに悩んでいる。柿が大好きな息子のケイくん。通う保育施設でみんなが先生の話を聞いているときもひとり柿を食べている。マットの上はケイくんのお気に入りの場所。こだわりが強く切り絵が上手でクラスの子にも一目置かれている。遠足の日、ケイくんが興味がなく足が進まないと周りの友だちが気づいてリュックを持ってくれた。以前はケイくんを守るために特別な支援が必要だと考えていたヒヨドリさんだが、ほかの子どもたちに囲まれて育つケイくんを見て考えが変わった。ヒヨドリさんは「違っている事は面白いって子どもたちってとらえる。それがすごい発見だった」と話す。

発達障害の子供の学び場として4つの選択肢がある。通常の学級で担任と相談しつつで切る限りで配慮を受ける他特別支援教育を受けることもできるという。特別支援教育の一つは通級指導教室で普段は通常の学級に所属しながら必要に応じて個別の指導が受けられるというもので、週に数時間別の場所で苦手な学習やグループ活動を行うという。特別支援学級は障害の種類でクラス分けされた少人数学級で、子供の状況や保護者の要望に応じて特別なカリキュラムで学習することもできるという。また通常の学級で同じ年の子供たちと交流する機会もあるという。特別支援学校は1クラス最大6人の少人数制で施設もバリアフリー化されており、専門性の高い教育を受けられるが数が少なく子供たちが地域から出て通うことになることが多いという。各自治体では就学相談を行っており、子供と保護者が専門の相談員に進学の不安などを相談できる。子供と保護者の意見は尊重されるが最終的には教育委員会が進学先を決定するという。

映画「みんなの学校」は大阪の公立小学校を舞台に作られていて、全ての子供が安心して過ごせる場所であってほしいとして、校長先生や教職員が向き合い、220人の全校生徒の内、特別支援の対象となっている生徒は30人以上いるものの、特別支援のクラスを作らないことで多様性を学んでほしいという理念がある。学校から子供が飛び出してしまったときも「困った子」ではなく「困っている子」として扱っていて、発達障害のある子や学校で馴染めなかった子などが例外なく安心して過ごせる学校を目標にする姿が描かれている。

進学先を教育委員会が判定するかについて、必ずしも全ての学校に特別支援学級などがあるとは限らないからなどと説明された。中、高と進むと通常じゃないところに通っていた場合上に上がれないなどの悪いウワサも聞いてどう判断すればいいか今悩んでいるという意見が出て、よつばさんは教育相談が当時普及しておらず子供の特徴を見て1人で選んだと語った。特別支援学級を選び、大人数で気づいてもらえないことにも気づいてもらえたなど今は特別支援学級で良かったと思っているという。たんぽぽさんも同様に特別支援学級を選んでおり、パニックになった時も別の場所に居場所が作れたのが良かったが本人に聞くとあまり好きじゃなかったと言われてしまったと語った。特別支援学級は少人数制のため先生との相性によって学校の居心地が変わるのだという。交流学校にもたまにしか参加しないため、仲良くなる事はなかったという。キクさんは通級指導教室を選び週に1回か2週に1回で通わせていたという。そこで先生がタイプすることを教えてくれて通常の学級の中でタイプしながら一緒に勉強できるようになったと語られた。

母親からはどの子も仲間であるという姿勢の筋が通っていることで、問題を見る目が変わっていて来るという意見があり、先生が生徒を叱ると他の生徒は悪いことをしたと見てしまうが、その子供に先生が寄り添う姿勢を見せれば周りも仲間として見ていけるようになるという意見があった。一方で現実はできない子によって勉強が遅れてしまうことはあるという意見もあったが、今は途中とわかり合いながら育てていきたいという声もあった。汐見さんはこのような問題について、世界の大半で同じクラスで教育する方法に動いていて、いろんな人達が一緒に暮らすのが学校のあり方だと話していて、実際にインクルーシブ教育は1人1人のニーズに合った教育をみんなで学ぶというものになっていた。

親たちのつながりが教育の現場を変えつつあるといい、東京八王子では子どもたちが先生にまとわりついていたが授業が始まるとなつかれていた先生が教室の壁際から見守っていた。彼女は学校サポーターで、有償ボランティアとなっていたが、誰にでもサポートするのも特徴となっていて、先生からは安心感を持ってくれたことで取り組みが前向きになったと話していた。この取り組みは幼稚園で生まれてから10年以上進んでいて、専門家と意見公開することもあり、この輪が広がった形となっていて、サポーターの三浦さんは周りに助けられた感謝から、地域の子は地域の子だと思うようになり、みんなで見守る姿勢を作り上げようと頑張っていると話していた。

特別支援学級から一度通常の学級へ戻ったという例が紹介され、ずっと特別支援学級に行かなくてもいいし自分で選べると語られた。ただ自治体によって簡単に移れない場合もありそのあたりも確かめておいた方がいいという。通常の学級で学ぶ場合、たくさんの子供と触れ合えるが親のサポートが欠かせないという。教室から脱走することもあり、先生がそちらに手をかけ他のクラスメイトが放置されてしまう事もあるためキクさんは自分が学校に居て子供に寄り添い気が済むまで一緒にいてあげたという。ヒヨドリさんの子は友達と過ごす際にかんしゃくを起こし、友達が粘土をもってきてくれて気分を変えてくれた際にみんなの中でいられるって事はこういうことなんだと実感したと語った。LDの子供たちに対しての研究をやるべきと述べられ、アメリカでは計算が出来ない子に何が好きか聞き機械いじりが好きと聞いて計算は全て計算機でさせたという。できることを使い苦手を克服することでハンディがある人達も適応していくと語られた。一方で通常学級で発達障害の子たちも一緒に学び教育とはなにか、人間とは何かを深くつかんでいく大空小学校があるのだと語られた。

10年前には八王子市独自の制度として始まった学校サポーター制度だが、登録のためには大学での支援者養成コースの終了や、1年以上の市内での支援ボランティア経験や、研修の受講、特別支援学校などでの指導条件などの条件があったが、登録者数は現在561人にまでのぼり、市内のすべての小学校に見守る学校サポーターがいるのだといい、サポーターのあいだで支援状況も共有されている。藤松さんは1人にばかり行くとうらやましい・ダメだと思われてしまうので全体を見ながら動くようにしていると話していた。

スタジオでは困っている子を助けるという基本があることで、どの子もSOSを出しやすくなっているという声や、母親は試行錯誤を行っているのでものすごい数のヒントが有るため手をつないで言ってほしいという意見があった。汐見さんは一斉授業は近代になって生まれたやり方となっていて、本来は人それぞれに違う学びを見つける場所が学校となっていると述べていた。尾木さんは苦労して就学した母が就学の不安を抱えた母親に言った言葉がは納得できるものとなっていて、こういう形で親も先生もつながれば希望が持てると話していた。

キーワード
発達障害
埼玉県
千葉県
自閉スペクトラム症
ADHD
学習障害
久喜市(埼玉)
療育
世田谷区発達障害相談・療育センター
特別支援教育
りんごの木
通級指導教室
特別支援学級
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大阪市立 大空小学校
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八王子市(東京)
八王子市(八王子)
八王子市

エンディング (その他)
11:53~

エンディングのナレーションが流れ、次回の「すくすく子育て」「ウワサの保護者会」の紹介を行った。

「発達障害って何だろうスペシャル」の番組宣伝。

  1. 11月23日 放送