首都圏ネットワーク 2014年3月11日放送回

『首都圏ネットワーク』(しゅとけんネットワーク、SHUTOKEN-NETWORK)は、茨城県を除く関東地方のNHK総合テレビジョンで祝日を除く月曜〜金曜の夕方に放送されているローカルニュースワイド・情報番組。1997年4月1日放送開始。

出典:goo Wikipedia

放送日 2014年3月11日(火) 18:10~18:52
放送局 NHK総合

番組概要

ニュース (ニュース)
18:10~

福島第一原発事故直後、原発停止による電力不足が懸念され、節電の意識が高まった。震災が起きた年、都内では東京タワーのライトアップ自粛や看板や街灯の一部が消された。ホームセンターには石油ストーブや湯たんぽなどの節電グッズコーナーが設けられ、一部の商品は10倍の売り上げとなったものもある。しかし、節電グッズの売り上げは年々減少。住環境計画研究所調べによると、首都圏での節電への意識は震災直後は51%だったが、去年の夏は25%に半減した。中上英俊会長は“電力不足の危機感が薄れたのが意識の低下につながっている”と指摘した。

東日本大震災後の原発事故で放出された放射性物質の除染作業が行われているが、自治体により進み具合に差が出ている。関東地方では埼玉・三郷市、千葉・柏市など、茨城・栃木・群馬の49市町村を汚染状況重点調査地域に指定。福島県内を除く自治体の多くが今月末までを除染期間としたい考え。環境省によると住宅の除染進捗率は群馬99%に対し、茨城は34%。特に茨城・取手市が遅れており、除染が終わったのは100戸ほど。一方、栃木では落ち葉の除去や除草などを行っているが、この方法では放射線量が十分に下がらない。那須塩原市と那須町では子どもがいる世帯を対象に、表土を取り除いて除染している。那須塩原市放射能対策課課長は「表土除去は一番いい方法。国に支援をお願いしたい」と訴えた。

東日本大震災から3年。巨大地震発生の午後2時46分、東京・銀座の交差点では黙祷が捧げられた。3年前、JR日暮里駅など関東でも大きな被害を受け、61人が死亡、3人の行方が分かっておらず、震災関連死も52人にのぼる。避難所生活で妻を亡くしている茨城・北茨城市の男性は災害公営住宅に入居を希望しているが、完成までに2年がかかる。東京・渋谷区では東北3県の新聞社が特集号が配られ、復興が進まない被災地の現状を伝えた。津波で家を流された千葉・旭市の女性は、谷川俊太郎さんの詩に託して津波体験を語った。

震災や原発事故でふるさとを離れ、関東地方に避難した被災者の現状を伝える。福島県などから関東地方に避難している人は2万6,000人余。埼玉・加須市で暮らす被災者はきょう、ふるさとの福島・双葉町の方向を向いて黙祷した。双葉町は大半が帰宅困難区域に指定され、全住民が避難生活を余儀なくされている。ふるさとに帰る見通しが全くない中、避難先の埼玉県への定住を考え始める女性もいる。女性は「一緒に避難してきた双葉町の人、ボランティアの友達、加須市民の皆さんにお世話になった。これからも加須市にお世話になりたい」と話した。

原発事故後、関東各地にも放射性物質が飛散。放射性物質が付着した枝葉などを燃やした焼却灰や汚泥などからは、1kgあたり8,000ベクレル超の放射性物質が検出されている。これらの指定廃棄物については、国の責任で最終処分場を建設するなどして処理することになっているが、最終処分場の場所が決まらず各自治体に一時保管されたままとなっている。廃棄物は1都6県で約2万3400トンにのぼる。横浜市にある小学校のポンプ室には、汚染された汚泥800キロ余を保管されている。

取材した千葉放送局の記者に話を聞く。記者によると、最終処分場が完成すれば住民の不安も軽減できるだろうとしているが、場所の選定作業に難航して建設時期のめどが立っていないと話す。処分場の選定に難航している理由として、地域住民からの根強い抵抗感があると指摘。多くの自治体では候補地の選び方について議論している段階だという。環境省では各県の理解が得られるよう、今後も自治体などと協議するだろうと締めくくった。

指定廃棄物の一時保管をめぐり裁判が起きている。我孫子市と印西市の住民計32人が千葉県を相手に訴えた。おととし12月、松戸市・柏市・流山市からの廃棄物を搬入したが、一部住民の反対を受けて中断されている。裁判を起こした男性らは、大雨の際に放射性物質が流れ込まないか不安を感じている。去年10月に起きた台風26号での大雨災害では住宅地や田んぼが浸水し、男性らの不安は募る一方だった。これに対し千葉県は、廃棄物を入れている容器の安全性をアピールしている。

キーワード
中上英俊会長
東日本大震災
銀座(東京)
北茨城市(茨城)
渋谷区(東京)
旭市(千葉)
谷川俊太郎さん
震災関連死
災害公営住宅
津波
震災
原発事故
加須市(埼玉)
双葉町(福島)
避難
福島第一原発事故
節電
石油ストーブ
湯たんぽ
住環境計画研究所
除染
三郷市(埼玉)
柏市(千葉)
茨城県
栃木県
群馬県
那須塩原市(栃木)
那須町(栃木)
福島県
放射性物質
取手市(茨城)
最終処分場
横浜市(神奈川)
指定廃棄物
我孫子市(千葉)
印西市(千葉)
松戸市(千葉)
流山市(千葉)

気象情報 (ニュース)
18:28~

関東各地の気象情報紹介。

ニュース (ニュース)
18:31~

三年前の東日本大震災よって首都圏の交通機関が麻痺し515万人の帰宅困難者がでたことを教訓に帰宅困難者の対策が進められている。首都直下地震が発生した場合帰宅困難者は最大800万人に登ると言われている。自治体は気悪困難者の誘導訓練や、受け入れ施設の確保などの対策を進めている。先月の大雪では帰れなくなる人が相次ぎ千葉市などの一部の自治体が施設に受け入れた。

音楽での被災地支援の話題が紹介された。東京渋谷区のライブ会場から、音楽グループ「山とケ」の二人のインタビューの映像が放映された。角田ケーナさんは、音楽活動で人々が震災のことを忘れないで欲しいということを強調した。二人は、ライブを開くたびに横断幕を持って行き、客に被災地へのメッセージを描いてもらい、来月三陸鉄道が前線再開するのにあわせて前16駅に横断幕を飾ってもらう予定だという。最後に二人は「ふわり」という曲を披露した。

千葉県袖ケ浦市の福祉施設で、知的障害のある19歳の男性が暴行され死亡した事件で、23歳の職員が逮捕された。また警察は、他の職員も暴行していた疑いがあるとして任意で調べを進めているという。千葉県の立ち入り検査によると、今回の事件を含め計15人の職員が複数の利用者に暴行していたと判明した。死亡した男性の遺族は、事件のいきさつを明らかにするのは難しかったとおもうが傷害致死の疑いで検挙しえもらえてよかったと思う。日常的に暴行を受けていた詳しい経緯も捜査の中で明らかにしてもらいたいと述べた。

先月の大雪で埼玉県富士見市の体育館の屋根が崩落した件に関して、崩落のメカニズムを調べる専門家による委員会の初会合が、今日開かれた。市の担当者は崩落当日規定上の雪が積もっていたことを伝えた。委員会は今年夏までに調査結果をまとめることにしている。

被災地で活動するボランティアがこれまでにのべ130万人を超え、他の被災地でも中心を担う人材が育っている。柴田哲史さんは震災後、ITコンサルタントの経験をいかしホームページ作成、ボランティア受付、物資の提供などを呼びかけた。柴田さんは、この経験をいかし去年10月の伊豆大島の台風時、現地の社会福祉協議会に入った。 柴田さんは自分のような人間がどんどん増えてほしいと語った。

レストランが、震災後出荷が厳しくなってしまった農家を支援する活動を始めた。千葉県旭市の農家の常世田正樹さんは震災後の野菜の出荷に関する厳しい現状を語った。東京まで販売しに言った時は客に罵声を浴びせられたこともあったという。こうした中、東京港区に去年4月オープンしたレストラン「Bridge」の竹内翔平さんは、旭市出身ということもあり、旭市の野菜を積極的に使っている。店名は千葉と東京の架け橋になりたいという思いからだった。その竹内さんの支援も手伝ってか常世田さんの野菜販売は原発前の七割程度まで戻ったという。

去年起きた伊豆大島の台風の時、自治体の避難勧告が遅れたことを反省して、内閣府はガイドラインの見直しえお進めており、今日素案を示した。素案では、避難指示は空振りを恐れず早めに出すことを必要としたうえで判断の基準を発表した。内閣府は各自治体に対し、素案に専門家の知識を盛り込み提示、避難勧告などの基準を設けるよう求めた。

今日昼過ぎ、千葉県市原市の郵便局に包丁を持た男が押し入り、現金310万円を奪って逃げた。男は1m60cmほどの中肉体系、黒のジャンパー、黒いズボン、白いマスク、頭にタオル、手袋を着用していたという。

キーワード
大麻精一危機管理監
千葉市(千葉)
東日本大震災
首都直下型地震
帰宅難民
柴田哲史さん
調布(東京)
伊豆大島(東京)
山とケ
角田ケーナ
三陸鉄道
ふわり
常世田正樹さん
竹内翔平さん
港区(東京)
旭市(千葉)
袖ケ浦市(千葉)
避難勧告
内閣府
富士見市(埼玉)
市原市(千葉)

エンディング (その他)
18:51~

谷川俊太郎さんの名前を「たにかわ」ではなく誤って「たにがわ」と伝えたことを訂正した。

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