超実践! 発達障害 困りごととのつきあい方 2018年4月30日放送回

放送日 2018年4月30日(月) 8:15~10:00
放送局 NHK総合

番組概要

オープニング (その他)
08:15~

きょうは「発達障害」をテーマに、10時まで生放送でお送りする。

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片づけが苦手でのちに「発達障害」と診断された30代女性、読み書きが苦手だが大工として就職した50代男性、日常の音に敏感でイヤホンをしながら生活する女性などの例を紹介した。

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NHKでは発達障害についてさまざまな番組で特集、専門家や当事者から日常生活における困りごとの対処法を募集し特設サイトにまとめている。

ゲストの栗原類さんがスタジオに登場。3年前に自身も発達障害を持っていると公表している。最近の変化について聞くと、メディアで取りあげられるようになり周囲に理解者が増えたと答えた。

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キーワード
発達障害
発達障害プロジェクト

超実践!発達障害 困りごととのつきあい方 (バラエティ/情報)
08:21~

「発達障害」のひとつ、ASD(自閉スペクトラム症)の症状で「聴覚過敏」を持っているという、19歳・大学1年生の女性を取材した。視覚にも過敏性があるといい、強い光が苦手なので天井の照明を取り外し、カーテンを閉め切って生活している。スーパーへの買い物も15分以上いると苦痛だといい、小さな音でも脳が無視できずに苦痛に感じてしまうと答えた。

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NHKでは発達障害についてさまざまな番組で特集、専門家や当事者から日常生活における困りごとの対処法を募集し特設サイトにまとめている。

東京都小平市「国立精神・神経医療研究センター」で、聴覚過敏の人が感じる音の大きさを測定した。雑音を聞いた時に顔の筋肉がひきつる強さを測定すると、自閉スペクトラム症の人はつねに大きく反応し、小さな音でも騒音と同じように感じ取っていることがわかる。

自閉スペクトラム症の女性に、いままでの生活を振り返る「人生曲線」を描いてもらった。気持ちの浮き沈みをグラフで描いてもらうと、小学校直後で底まで沈み、その後浮き上がっていった。集団生活では音を苦痛に感じるためまともに勉強ができず、別室で勉強をする学校生活が続き、大人になって生きていけるか不安に思ったという。

花咲蜜さんは女性の当事者団体を主宰。自身も聴覚過敏を持っているといい、背後の水槽のモーター音やFAXの印刷の音などを会話と同じ音量に感じてしまうと答えた。大学研究員の綾屋紗月さんはにおいに敏感だといい、建物のにおいなどを感じてしまうと答えた。NPO法人代表の片岡聡さんは視覚に入ってくる情報に敏感だといい、スタッフや機材の動きに気移りしてしまうと答えた。

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ASD(自閉スペクトラム症)の当事者、河高素子さんとその他の当事者をスタジオに招いた。聴覚過敏で特に苦手な音について聞くと、拍手や硬貨の触れ合う音などが苦痛に感じると答えた。スタジオのセットについて、当事者の負担にならないよう照明を落とし椅子もクッションなどに変えた、苦痛のある時のために休憩スペースも用意したと紹介した。

専門家の吉川徹さんに、発達障害特有の生活の不便について聞いた。感覚過敏はあらゆる感覚に発生しうる、逆にきわめて鈍感になってしまうこともあると答えた。モデルの栗原類さんは、昔は強い光が苦手だったが撮影を続けて強い光に慣れることができたと答え、他にもサングラスを用意するなど自分で対処法を見つけるしかないと述べた。その他、刺激に耐えるために一日中全力でいることができない、一日の半分以上を休むことにあてる日もあるなどと話した。

河高素子さんの「人生曲線」をスタジオで振り返った。15歳からグラフはプラスに転じており、背後にはあるきっかけがあったという。

聴覚過敏を持つ河高素子さんは、15歳で感覚過敏を持つ学生のワークショップに参加。ノイズを軽減するヘッドホンを使う人がいたといい、同じ機能を持つイヤホンを持ち歩くことで日常生活が送れるようになったと答えた。大学では申請して講義中のイヤホンの着用を許可してもらったというが、事情を知らない人から注意されることも多いと答えた。

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東京都小平市「国立精神・神経医療研究センター」で、聴覚過敏の人が感じる音の大きさを測定した。雑音を聞いた時に顔の筋肉がひきつる強さを測定すると、自閉スペクトラム症の人はつねに大きく反応し、小さな音でも騒音と同じように感じ取っていることがわかる。

自閉スペクトラム症の女性に、いままでの生活を振り返る「人生曲線」を描いてもらった。気持ちの浮き沈みをグラフで描いてもらうと、小学校直後で底まで沈み、その後浮き上がっていった。集団生活では音を苦痛に感じるためまともに勉強ができず、別室で勉強をする学校生活が続き、大人になって生きていけるか不安に思ったという。

河高素子さんは外出時の疲れをとるため、自宅に音と光の入らない部屋を設けているといい、1時間ほど休んでから部屋での生活に戻ることもあると答えた。花咲蜜さんは、小さい時はトイレや押し入れにこもることが多かったと答えた。今も気分が悪くなったといい、いったん席を外してもらった。綾屋紗月さんからの水槽の音がするとの声を受け、スタッフがモーターを止めたと紹介したが、綾屋紗月さんはまだ照明の音とみられるノイズを感じると答えた。

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河高素子さんは聴覚過敏から耳を守る「ノイズキャンセリングイヤホン」について、今では外での生活に欠かせなくなった、音楽を聴いていると勘違いする人には自分から説明するようにしていると答えた。専門家の専門家の吉川徹さんは、法改正で学校などに対し負担にならない範囲での「合理的配慮」を求めることができるようになったのも大きいと答えた。

視聴者からも、においに敏感で日常生活に困るなどとのお便りが届いた。スタジオの当事者たちからは、何気ないことで自分が命の危険にさらされているような不安が生まれるとの声があがった。

河高素子さんの「人生曲線」をスタジオで振り返った。15歳からグラフはプラスに転じており、背後にはあるきっかけがあったという。

京都市伏見区の美容師、赤松隆滋さんは発達障害のある子どもの散髪を行っている。赤松さんは障害について勉強し、見通しをしっかり伝えることが大切だと結論に達した。具体的には髪を切り始めるまでの準備について事前に伝える、決まった時間以上散髪しないなどの約束を設け、不安を取り除いてから散髪するという。

発達障害への周囲の対処法についてトーク。専門家の吉川徹さんは時間を決めてサービスを行うという方法について、苦手や音などのある生活を苦痛に感じる当事者には不安を取り除く手段になると答えた。当事者の人からは、予測が立てやすくなるのはうれしい、慣れすぎてしまうと自分たちの生活能力が落ちてしまうという不安もあるなどとの声が聞かれた。

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発達障害の当事者には日常生活の困難を示す「ヘルプマーク」を持ち歩く人も多いといい、持っている人に見せてもらった。使い方について聞くと、脳が刺激に反応して話せななくなったときなどに掲げて助けを呼んでいる、マーク自体を知らない人は多いが緊急性を伝えることはできるなどと答えた。専門家の吉川徹さんは、感覚過敏に気付かないままの人も多く、診断で自分の体について知ることも重要と答えた。

視聴者からのお便りを紹介。感覚過敏の独自の対処法について、視覚・聴覚が過敏で外に買い物に行けず通販をよく使っている、息子が肌の感覚過敏で着替えが苦痛のため前日に服を着て寝させている、その場で軽い運動をすると感覚過敏が和らぐようになったなどとの声を紹介した。

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発達障害の困りごと、続いては読み書きや計算が苦手。発達障害のうちLD(学習障害)に分類される。

発達障害のうちLD(学習障害)を持つ井上智(さとる)さんは、ことし大阪芸術大学短期大学部を55歳で卒業。鳥取県在住で職業は大工、30年以上のベテランだが、読み書きが極端に苦手で今でも簡単な漢字が書けないという。「人生曲線」を書いてもらうと、小学校入学直後、20代での起業後のバブル崩壊でグラフがマイナスとなった。もう1本グラフを上から書き加え、気持ちの面では40代前半まで落ち込んだままだったと答えた。

井上智さんは読み書きが極端に苦手で、大工を仕事に選んだのも読み書きから逃れられると考えたから。入社後は作業日報を毎日書くことが苦痛で、うどんの出前を頼んで代筆してもらうなど工夫した。22歳で内装工事の会社を起こし、文字を書く時には会社に電話して社員に書かせたという。

井上智さんは40代前半で、読み書きが極端に苦手なことが「発達障害」の特性のひとつと本で知り、パソコンの文字読み上げ、スマホの予測変換などを活用して読み書きを行うようになった。大学での学習について聞くと、パソコンなどの活用を多くの教授が理解してくれ驚いたと答えた。

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ここからは、読み書きなどの学習障害を持つ発達障害当事者の皆さん、専門家に集まってもらった。VTRに登場した井上智さんは、なぜ読み書きできないか自分でも説明できないのが苦痛だったと答えた。専門家の竹田契一さんは、学習障害は大脳の機能によるものであり勉強の不足や子育てのせいではないと答えた。

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他の症状を持つ当事者を紹介。大学4年の猪嶋健太さんは、文字を書くことと計算が苦手といい、数字を覚えるのが苦手で買い物でも物の値段をすぐ忘れてしまう、簡単な足し算などの計算式を見ても理解できないと答えた。栗原類さんは、きれいに字を書くこととものを聞きながらメモをとることが苦手だったといい、今は手書きの代わりにタブレットなどを活用していると答えた。

東京・渋谷区、渋谷区立西原小学校では、授業にタブレット端末(ノートパソコン)を使用。渋谷区では公立小中学校に全面導入された。ノートを使うこともできるといい、児童からは好きな方法が選べるのがいいとの声が聞かれた。

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学習障害についてトーク。専門家の吉川徹さんは、できないことを続けて教えすぎると児童にも先生にも負担になる、時間をかけてできないことはいったんわきに置くことを認めるのも大事と答えた。

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発達障害の対処法をNHKで募集したところ、忘れものに困っている人からの対処法のお便りが多かったといい、一部を紹介した。自身も当事者という漫画家の「あーさ」さんに登場してもらい、使っている対策を紹介してもらった。買い物などのメモはかばんの取っ手に巻いて握り込む、荷物が複数になる場合はひもで取っ手をまとめておくなど工夫しているという。

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発達障害の困りごと、続いては片づけ。発達障害のうちADHD(注意欠如・多動症)に分類される。

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発達障害で片づけが苦手という女性を取材。笹森理絵さん・47歳は、夫と3人の息子と暮らす。32歳でADHDと診断された。家族が集まるリビングでは飲みかけのペットボトルなども放置されていた。小学校では机の中がもので埋まり、給食のパンなどもしまいこんでいたという。20代での結婚後は夫から片づけができないことを指摘され、子どもが生まれると子ども用品で家が埋まったという。夫はきれい好きで、子どもを実家に預け毎日家の掃除を行うなど協力してくれたと答えた。片づけができない理由を聞くと、ものを見るたびにものに関する情報で頭が埋まっていき、手を付けられなくなるからだという。

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ここからはADHD(注意欠如・多動症)の当事者と専門家にスタジオに登場してもらった。VTRの笹森理絵さんは、片づけが必要と理性でわかっていても行動できないと答えた。漫画家のあーささんは、片づけをするものは目立つところに置いて行動するようにしていると答えた。

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発達障害で片づけが苦手な笹森理絵さんは、2年前に社会福祉士の資格を取得。自分に自信がついたといい、得意なことを伸ばせばよいという考えが生まれたと答えた。仕事を全力で頑張り、片づけは週に1度ヘルパーを呼んで手伝ってもらっているという。きれい好きな夫には2階に個室を作り、それ以外の場所については大目に見てもらうようになったそう。長男も理解者だといい、自分も片づけは苦手な方なので注意しないと答えた。

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片づけの苦手な女性の対処法についてトーク。当事者の笹森理絵さんは片づけ代行サービスの利用について、苦手な部分は自分で解決しようとせず折り合いをつけることも大事と答えた。資格試験は社会福祉士を2回目でとったほか、精神保健福祉士にも一発合格したという。

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漫画家のあーささんは、片づけの方法を探そうとすると集中力が続かない、理想の部屋を作りたいと考えを変えると楽しみながら片づけできるようになったと答えた。栗原類さんは、自分がいまできる能力を把握することも大事といい、仕事に支障があるようなら無理せず休むことも必要と答えた。専門家の吉川徹さんは、周囲の人との衝突を避ける方法も重要といい、相手の気持ちがおだやかな時に自分のことについて相談することが大事と答えた。

その他、発達障害で片づけが苦手になることはいわゆる「ゴミ屋敷」の住人とは違うことが多いといい、すべてのものに執着があって捨てられないわけではないなどと話した。

視聴者からのお便りを紹介。発達障害による忘れものの対策として、スケジュールは30分前の到着を心がけている、火の消し忘れに備えてやかんから電気ポットに変えたなどとの声が届いた。教員として生徒への指示を簡潔に行うよう心がけているなど、当事者以外からの対策も届いた。

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発達障害の困りごと、続いては他者とのコミュニケーション。発達障害のうちASD(自閉スペクトラム症)に分類される。「感覚過敏」のコーナーで登場してもらったASD当事者の皆さんに再び集まってもらった。

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発達障害における、他者とのコミュニケーションの難しさを紹介。例えば流行のドラマなどについて他人から意見を求められた場合、いろいろなことが思い浮かんで話の返し方に迷ってしまうこととなり、どう返したらよいかを即座に思いつかず、会話の輪からはずれてしまうことが多いという。

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綾屋紗月さんはコミュニケーションの大変さについて、話を選ぶのに気を使うことに加えて、周りにいる人との仲の良さなども気になってしまう、今話していることが重要な話かもしれないという怖さが生まれてしまうなどと答えた。その他、雑談の間に笑うタイミングにも気を使ってしまうとの声が聞かれた。

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ASD(自閉スペクトラム症)の人にありがちなのが「空気が読めない」と言われること。ASD当事者の人に聞くと、空気や常識はその場によって違うので外れた人を責めないでほしい、自分の思ったことを主張して空気を読まない人だとの印象を与えるようにしているなどとの声があがった。

視聴者からも、においに敏感で日常生活に困るなどとのお便りが届いた。スタジオの当事者たちからは、何気ないことで自分が命の危険にさらされているような不安が生まれるとの声があがった。

ASD(自閉スペクトラム症)の人にありがちなのが「空気が読めない」と言われること。ASD当事者の人に聞くと、空気や常識はその場によって違うので外れた人を責めないでほしい、自分の思ったことを主張して空気を読まない人だとの印象を与えるようにしているなどとの声があがった。

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発達障害の困りごとを振り返ってトーク。さまざまなものの見方があることに驚いた、周囲が歩み寄って理解することも必要と思うなどと話した。

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09:59~

どーもくんが出演する、NHKのイメージ映像。

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