首都圏情報 ネタドリ! “保育園落ちたい” なぜ?

『首都圏情報 ネタドリ!』(しゅとけんじょうほう ネタドリ)とは、NHK総合で2018年4月13日から生放送されている関東・甲信越向けの情報番組である。NHK総合・中国地方でも不定期に土曜10:55 - 11:22のローカル枠で放送されている。

出典:goo Wikipedia

放送日 2018年7月21日(土) 10:55~11:22
放送局 NHK総合

番組概要

オープニング (その他)
10:55~

毎年、入園希望者が定員を超える狭き門だった保育園で、今年は当選者の中で、入園を辞退する親が続出し、運営に支障が出ているという。保育園園長は「極めて危機的な事態」などと話していた。異変はこの保育園だけでなく、世田谷区全体で辞退者が536人に登っている。世田谷区長は「何百人も辞退するというのは信じがたい話、どうして辞退するんだろう」と話す。一体何故?ネットを中心に広がる保育園に落ちたいという親たちの声を見つけた。こうした親たち30人以上に独自に取材を行うと、共通して1枚の書類を見せてくれた。

岡田結実は、保育園に受かりたいとか、足りなくて困っていることしか知らなかったと話す。1,2歳児の保育園利用率は45.7%で半分近くの子供が保育園を利用しているが、それでも東京23区の待機児童数は3360人などと、松田利仁亜が紹介した。

キーワード
世田谷区
保育園

首都圏情報 ネタドリ! (ニュース)
10:57~

保育園をあえて落ちた一人、都内で暮らす鈴木絢子さん(仮名)。夫婦共働きで間もなく1歳になる娘を育てている。保育園に落ちたいという親たちの切実な事情を知ってほしいと取材に応じてくれた。見せてくれたのは、保育園に落ちた時にもらう保留通知書と呼ばれるもの。鈴木さんはこの書類を手に入れるためにあえて倍率の高い保育園に申し込み落選したという。育児休業は、原則、子供が1歳になるまでで、この間は雇用保険から給付金が受けられる。ところが去年、待機児童の問題を受けて保留通知書があれば2歳まで延長が可能になった。この制度を知った鈴木さんは保留通知書をもらい育児休業を延長することにした。鈴木さんには育児休業を延長せざるを得ない事情があった。会社は復職後も子供を生む前と同じ仕事の量をして欲しいと言われ、さらに会社は当初の予定より3ヵ月早い復職を求めてきたための苦肉の策としての育児休業延長だった。

別の理由で保育園をあえて落選したという塗木望さんは、通信会社で働きながら2人の子供を育てている。兄は3歳、近くの保育園に通わせている。弟は1歳で、塗木さんは当初2人を同じ保育園に通わせられないかと考えていたが兄の保育園では弟の年齢で入れるクラスがなく、別々の保育園に通わせるしかない。さらに4月からは夫が1年間単身赴任をすることになった。自らが住む自治体の担当者に相談した所、あえて落ちることを勧められ、育児休業を延長することにした。

子供の発育の状況から保育園を落ちることにしたという40代の村田久子さん(仮名)は金融関係の仕事をしている。1歳7ヶ月の息子はまだ歩くことが出来ず、2歳までは育児休業を延長したいと考えるようになった。

保育園に落ちたいという親たち。先月末には32の自治体が国に改善を要望。世田谷区役所では、7年で100超を整備し待機児童の削減につとめてきた。しかし今、保育園に落ちたいという親たちの存在で、保育園が必要な親の数を正確に把握出来ないという。世田谷区の保坂展人区長は「正確な保育の需要も出てこない、何百人単位で(需要の)差が出てしまう」などと話した。保育園を考える親の会の普光院亜紀代表は「日本の将来に関わる問題、男女ともにどうやって両立、子育てをやっていくのか、そこをどうやって国や企業が支えていくのか、総合的な視点が必要」だと話した。

ゲストのつるの剛士、昭和大学研究員の治部れんげの紹介。つるのは、昨年末に法律が改正されたのは知っていたが、まさかその影響でこういう事態になっていることは知らなかったが、親は子供の近くにいたい時期で、親たちの気持ちもわかると語った。加藤勝信厚生労働大臣は、「延長については『保育園に入れないなど』の条件がある、条件に該当しない延長は、制度的意味では不適切」という見解を示している。この状況が続くとどんな弊害が起きるのかについて、松田利仁亜が、本当に預けたい人が、第2希望の保育園になったり、待機児童になったりすることもあるとフリップで説明した。治部れんげは、ドイツやフランスでは、3歳まで育児休業を取ることができるという制度があり、日本もそういうことができるようになれば、わざわざ落ちるという手段を使わなくて済む、とした。育児休業について企業は、実務から2年遠ざかるとキャリア形成にマイナスという意見は、社員が育児休業を取っている間、代わりの社員確保が難しい、などの声があった。

東京・大田区の東京国際空港の近くに新しい保育施設が出来たとして取材。航空会社のANAグループは、今年4月に保育園を設けた。不規則な時間に働く従業員に合わせ、利用時間は朝7時~夜10時までで延長料金はなく年中無休。従業員の約6割が女性というこの企業はかつて育児休業を取得した従業員が保育園を見つけられず復職が遅れるケースが続出し、歯止めをかけようと設けたのが企業による保育園だった。全日本空輸の小林麻理子さんは「女性が長く生き生きと働き続けることにつながる会社としても必要な支援」だと語る。この保育園に1歳の長男を預けている犬塚紗那佳さんは空港で早番などがある接客業務を担当している。

保育園を利用する親たちのために、自治体も親を支援している。東京・町田にある送迎保育ステーションでは、忙しい親に代わり子どもたちを市内各地にある12の保育園に送り迎えしている。町田市 保育・幼稚園課の押切健二課長は「保育園に入りたい家庭はたくさんある、われわれが送迎を代わりにする、保育園に入る機会を提供できると」と語った。2歳の長女を預けている諏訪部沙織さんは、現在二人目の子供を妊娠しているが、仮に別の保育園になってもこの施設があれば安心だという。

送迎保育ステーションについてつるの剛士は、ありがたいサービスだといい、5人子供がいると送り迎えだけで半日終わると語る。治部れんげは、空港の場合には働く時間を企業の努力ではコントロールできないので、彼女たちをサポートすることによってやる気も湧いてくるし、人材戦略の観点からも賢いと思ったと語った。また、両立不安の解消を提案。育児をいかに働きながら続けていけるかの観点から、パパもお迎えができる、週3勤務などもOKにする、多様な働き方を受容する、などを提案した。

キーワード
保育園
育児休業
待機児童
保育園を考える親の会
加藤勝信厚生労働大臣
大田区(東京)
全日本空輸
町田(東京)
送迎保育ステーション
町田市

スポット

この番組で紹介されたアイテムは登録されていません。
  1. 前回の放送
  2. 7月21日 放送
  3. 次回の放送