ネーミングバラエティー 日本人のおなまえっ! 「まんぷく」高度経済成長期

放送日 2018年10月30日(火) 0:20~ 1:05
放送局 NHK総合

番組概要

オープニング (その他)
00:20~

10月1日から始まった連続テレビ小説「まんぷく」。即席ラーメンを生み出す敗者復活の物語。ドラマのクライマックスは高度経済成長期。この時代の名前を調べると「まんぷく」がより楽しめる。今回はまんぷくをおなまえ目線で徹底解剖。

キーワード
連続テレビ小説 まんぷく
高度経済成長期

まんぷくをおなまえ目線で徹底解剖 (バラエティ/情報)
00:21~

連続テレビ小説「まんぷく」 に来週から登場する岸井ゆきのからの「即席ラーメンの即席って?」という疑問を解決。まず最初に、山口・下関市に住んでいる、即席さんという名字の方に、名字の由来を伺った。即席という名字は日本に親族13人しかいないという。結婚して名字が変わった娘の千帆さんは「人前で呼ばれるのは躊躇してました」などと話した。千帆さんが生まれたのは即席ラーメンが誕生した11年後、その時には即席は「手軽で、安っぽい」というイメージが浸透し、名字でからかわれることもあった。なんでこんな名前なのか自分たちでも由来を調べたが、わかったのは先祖が住んでいた場所とおじいさんの名前が音助だということだけだった。音助さんの職業は船大工で、この職業が即席の名前と言葉の意味を知るヒントとなった。

江戸時代に使われていた「即席」という言葉は即席料理という言葉で用いられていた。その日に取れた魚で即座に工夫して調理をし美味しく出す。スピーディー、タイムリー、オールマイティーといい意味で使われていた。江戸時代の料理本にはわざわざ即席料理という項目まであった。

即席と船大工の関係を調べた。明治時代に即席音助さんが住んでいた山口・長門市で聞き込みをした結果、この地には即席さんという名字はいなかった。江戸時代、ここではイワシが大量にとれたので、全国から沢山の人が移住してきて漁師が増えたくさんの船が必要になった。当時の船は故障が多く早く修理することが必要だった。音助さんはすばやく修理する腕のいい職人だったので、周りから即席と呼ばれていたので自ら即席を名乗ったと推測した。

即席ラーメンが誕生したのは昭和33年。この頃は4人に1人が栄養失調だった。高度経済成長期はスピードとコスパが重視されていた時代だった。即席着付けや即席美容など、即席がキャッチコピーで使われた。昭和35年にインスタントコーヒーが登場し、即席からインスタントになり、いろいろな物が出てきた。世の中が手間暇かけた本格志向に変化し、手軽というのが安いイメージになってしまった。

昭和30年から高度経済成長期を迎え新語の量が爆発的に増えた。昭和34年に現代用語の基礎知識かかれていたのは「高速道路」や「ネッシー」だった。高度経済成長期では車が増え新たに高速道路が誕生、他にもテレビや冷蔵庫など家電が次々と誕生した。

高度成長期に生まれた代表的な名前を紹介した。深夜喫茶は今でいうネットカフェのよなもので、早朝まで営業する喫茶店として人気だった。昭和32年に5千円札が登場。この時言の大卒初任給(国家公務員)は9200円だった。ネットがない時代にクチコミという言葉が生まれた。マスコミのマスコミュニケーションに対し、口から口へ肉声で一対一で伝えていくから口コミュニケーションでクチコミ。

がめついという言葉は、「すっぽん」をがめといいドラマで使われ大流行したと言われている。高度成長期は元の意味が不明な「がめつい」「ポンコツ」「バッチリ」「イカす」などといった流行語が次々と誕生した。「イカす」を流行らせたのは昭和の大スター石原裕次郎。イカすは言葉を変え今も生き残っている。「イカす」が「イケてる」。「イケてる」が「イケメン」になった。石原まき子に話を聞くと「人間だけではなく、動物にも、車にもヨットにも、自分の気に入った物に使っていた。裕次郎の褒め言葉 感嘆詞」などと話した。イカすは「行く」という言葉からきている。どこに行っても問題がないほどすばらしいものという意味から褒め言葉になった。

「バッチリ」と言う言葉、もともと家具に固定する金具「ぱっちり」が語源と言われている。「ポンコツ」は人を拳で殴る「ゲンコツ」が変化したと言われている。その後大きなハンマーもポンコツと呼ぶようになり、高度経済成長期に古くなった車をハンマーで壊すポンコツ屋が登場。そこからダメなものをポンコツと呼ぶようになった。同じ流行語を使うことで仲間意識と時代を共有していた。具志堅用高は石原裕次郎に直接「イケてるね」と言われたことがある。

新幹線は、高度経済成長期に従来の路線が飽和状態になり新たな大動脈の願いを込め、新しい幹線「新幹線」という名前になった。高度経済成長期の象徴、東京タワーは昭和33年に完成した。東京タワーは愛称で正式名称は「日本電波塔」。賞金10万円で名前を募集し、集まったのは8万6269標。一番多かった愛称は「昭和塔」、次に「日本塔」など。東京タワーと言う名前は13位だった。選考委員長の徳川夢声が「この名こそ最高なり 平凡こそ最高なり」東京タワーという名前に決めた。当時は終戦からまだ10年余りで平凡に暮らすのが人生の目的だった。

平凡という言葉は明治の終わりに二葉亭四迷が「平凡」という小説を執筆。その中に飾った言葉より普通の生活に真実があるんだというような自負をもって小説を描いてるように読める。戦後、民主や自由という意味も加わり、普通の人に価値があるという意味になった。

瀬戸康史は「やっぱりオンエア見てもらいたいです」などと話した。

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