ネーミングバラエティー 日本人のおなまえっ! 北海道のおなまえ

放送日 2018年7月17日(火) 0:20~ 1:05
放送局 NHK総合

番組概要

オープニング (その他)
00:20~

本日の舞台は来月命名から150年目をむかえる北海道。北海道のお名前スペシャル。

古舘伊知郎の挨拶。本日は北海道のおなまえスペシャル。ゲストは菊地亜美と伊吹吾郎。北海道は明治2年に6つの候補から選ばれて決まったもの。その候補が「日高見道」「海北道」「海島道」「東北道」「千島道」「北加伊道」。加伊はアイヌ語でここに生まれし者という意味。

北海道のおなまえスペシャル (バラエティ/情報)
00:24~

150年前なぜ北海道という名前が選ばれたのか、そこには日本を襲った緊急事態が関わっていた。当時、日本にはアメリカや大国ロシアが勢力を広げようと迫っていた。狙われた土地の1つが北海道。当時ここにはアイヌと呼ばれる人々が暮らしていた。このちは蝦夷地とよばれ異国のような扱いを受けていた、そのため外国に目を付けられやすかった。慌てた日本政府はここに新しい名前をつけ日本のものだとアピールすることにした。緊急プロジェクトの旗振り役に選ばれたのが探検家の松浦武四郎だった。松浦武四郎は地図を作るためアイヌの人たちから沢山の地名を聞き取っていた。フウラヌイと呼ばれた場所は現在の富良野市。フウラヌイに音が近い漢字を当て富良野になった。フウラは臭い、ヌは持つ、イが場所という意味でニオイがある場所という意味だった。臭いにおいの正体は十勝岳に湧く温泉だった。

石狩川の由来はイシ・カラ・ペツは曲がりくねった・先の見えない・川。知床の由来、シリ・エトクは大地・突端という意味。なまえの力で松浦武四郎はたどり着けなかった場所の地形まで把握することができた。一已(イチャン)という地名の意味はサケが産卵する時に尾びれで川底の小石を削ってくぼみを作る、その産卵床のことをイチャンという。アイヌの人は文字にして情報は残さなかったが、必要なことは土地に呼び名を付けて残してきた。こうして全容をしった松浦武四郎は山を避け手のびる幹線道路のルートを提案、サッポロペツという川の周りには、広い平地と水があると都市を作ることを提案した。松浦武四郎はこの地を名付ける時、アイヌ語を含む北加伊道を強く推した。

武四郎はアイヌの人々の暮らしを守りながら開拓することを強く主張した。北海道・厚岸は10月にカキ祭りが行われる場所。元は「アツケシ」だった、アイヌ語だとカキという意味。美瑛はもともと「ピイェ」。アイヌ語で油・濁った川って意味。濁った川とは温泉の事だった。北見はアイヌ語ではなく、北に樺太が見える所という意味だった。

男爵いもの由来を紹介。いもの名前は「薩摩いも」のように地名がつくものが多い。1900年頃、全国から人々が移り住み、各地に新しい町が生まれていた。そんな中、まきおこったのが食糧問題だった。この窮地を川田龍吉男爵が救った。川田龍吉の父は日銀の総裁、川田小一郎。川田龍吉は父から財産と爵位を継いだお坊ちゃま。そんな川田龍吉が50歳から本業を辞めるほど熱中したのがじゃがいも作りだった。欧米から11種類のじゃがいもを取り寄せ北海道で育ついもを財産を注ぎ込んで探した。北海道の地に合うジャガイモをみつけた川田は、このいもを無償で地元の農家に与えた。そして男爵からもらったから男爵いもと呼び広まっていった。男爵いもはたちまち大流行し食糧不足の北海道を支える救世主になった。男爵の死後、川田の金庫を開けてみると、恋人のエディからもらったラブレターが80枚も出てきた。実は川田にとってジャガイモは恋人のエディとデートで食べた思い出の食べ物だった。

北海道はわりとインパクトのあるネーミングが多いという。北見のご当地グルメは「目丼」。目丼はごはんに目玉焼きを乗せたもの。「うにぎり」はうにのおにぎり。

北海道の鉄板グルメ「ジンギスカン」。なぜジンギスカンと呼ぶようになったのか。昭和20年代北海道では羊毛生産が盛んだった。しかし困ったのが毛を刈り取った後の羊肉の処理。老羊は非常に肉が固く臭かった、そのために日本人の口には合わなかった。肉の臭みを消そうと試行錯誤がが行われた。たどり着いたのが、りんご、みかん、生姜、しょうゆで臭みを取る方法だった。名前は、羊と言えばモンゴル、モンゴルの英雄にあやかってジンギスカンになった。道民にとってジンギスカンという名前には特別な響きがある。源義経が北海道からさらに北上しモンゴルへいきジンギス・カンになったという伝説が有る。北海道では、花見をするときにジンギスカンを食べるのが定番になっている。北海道大学ではジンギスカンパーティー「ジンパ」が行われている。北海道の異店には鹿肉のジンギスカンや煮込みジンギスカンなどもあった。

かつてはマトンが多く臭いが強かったのでタレに漬け込んでから焼いていた。今はラムが主流なので臭いが少ないため焼いてからタレをつけて食べる。煮込みジンギスカンは冬に屋外で肉が焼けないためにフランパンで煮込んだのがはじまりだという。

全国で唯一、すべてカタカナの自治体がニセコ町。ニセコという名前はアイヌ語ではなかった。ニセコの名前は町の山、ニセコアンヌプリから名付けられた。ニセコアンヌプリはアイヌ語でニセイ・コアン・ヌプリ。断崖・のある・山という意味。ニセコで切ると、「断崖のあ」というよくわからない意味になってしまう。1963年にニセコアンヌプリが国定公園に指定された。ニセコ町は当時狩太町という名前だった。ニセコアンヌプリとの接点を分かってもらうために町は駅を改名することになった。最初はニセコアンヌプリ駅という案が出たが長いということでニセコ駅になった。名前は決まったが国鉄がこの名前を認めてくれなかった。カタカナ駅名は前例がない上に町名でもなかったのが原因だった。会議で町名ごと変えてしまおうということになりニセコ町になった。こうして日本で唯一すべてカタカナの自治体、ニセコ町が誕生した。人気とともに北海道各地のリゾートの名前が変わり始めた。トマムリゾートは、かつてこの地がアイヌ語で、湿地を意味するトマムとよばれたことから付けられた。ルスツは道・根もとという意味がある。

北海道民は新しいものが好きだという。伊吹吾郎は「北海道は広いので1人でも多くの方が脚を運んでいただけるようお願いします」などと話した。

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