逆転人生 「凡人、天才に勝つ 遅咲き棋士の大勝負」

『逆転人生』(ぎゃくてんじんせい)は、NHK総合テレビジョンで2019年4月1日から放送のドキュメンタリー番組。

出典:goo Wikipedia

放送日 2019年8月23日(金) 23:50~ 0:40
放送局 NHK総合

番組概要

オープニング (その他)
23:50~

今回は凡人が天才に勝つ話。2018年7月15日に行われたNHK杯の1回戦、29連勝をするなど藤井聡太棋士は破竹の勢いだった。対局の相手は史上最年長、41歳でプロになった今泉健司棋士。下馬評は十中八九、藤井聡太が勝つだろうと言われていたが今泉健司棋士が勝利した。

キーワード
NHK杯
藤井聡太

藤井聡太を破った 遅咲き棋士の大勝負 (バラエティ/情報)
23:52~

今泉健司は「間違いなく僕は凡人だと思います」などと話した。今回は凡人の今泉さんが若き天才に勝つという逆転人生。今泉さんはプロ棋士になったのが41歳、現在4段で勝率は20勝20敗。藤井聡太は現在七段で14歳でプロデビュー。勝率は42勝8敗。

1994年、20歳の今泉健司さんはプロの養成機関である奨励会に入っていた。この頃はプロ棋士となる4段の一歩手前まできていた。30人ほどが競い四段になれるのは上位2人。6歳の時に将棋を始め、奨励会に入った後も二段までは難なくクリアしていた。今泉を音読みすると「コンセン」。仲間からも将棋は混戦が得意と言われていた。相手の攻めを粘りよく受け続け最後に攻める。そのテクニックにはかなり定評があった。当時の師匠、小林健二九段はとにかくやたら粘るなどと話した。今泉健司さんはリーグ戦を3期戦って勝ち越すことすらできなかった。奨励会には26歳までに4段になれなければ退会というルールがある。25歳の時にリーグ戦首位で最終局へ行くことができたが、中尾敏之棋士に敗れてしまった。今泉健司さんに残されたリーグは後1期となった。最後の三段リーグ、相手は手とり足取り指導してきた後輩の方上大輔棋士だった。しかし今泉さんは負けてしまい、年齢制限で奨励会を退会。プロ棋士への道は閉ざされてしまった。

奨励会員は約180人いて、その中でプロに上がれるのは半年間で2人、1年で4人しかいない。今泉健司は「能力がだいたい一緒なら精神力が強いほうが勝つ。僕はそういうところが足りなかった」などと話した。後輩の安用寺孝功棋士は「負けが込むとあらゆるものに現実逃避をする。テレビゲームやパチンコが良い、カードゲームにハマり、カードゲームが特に強く、後輩たちをカモにして勝利の余韻に浸っていた」とタレコミした。

2002年、奨励会を退会した今泉さんは、知人の紹介で大手飲食チェーンで働き始めた。配属先はパスタ店の厨房だった。しかし料理はできなくて、心はどんどん荒んでいった。2005年、35歳のアマチュアの瀬川晶司さんが編入という異例の形でプロへ挑戦したということを知った。この年、プロ編入試験が導入され瀬川晶司さんは見事プロ入りを果たした。今泉さんは務めていた会社を辞めプロ棋士になるため再挑戦した。戦術を必死に研究したどり着いたのは「中飛車」だった。アマ竜王戦やアマ王将戦などで優勝し三段リーグに挑戦できることになった。怒涛の8連勝で首位に立っていたが、勝負の後半戦になると過去の敗戦が頭に浮かび眠れなくなってしまった。結局5連敗し、1期目の成績は9位に終わった。2期目、22歳の田中悠一棋士に負け、プロ棋士に必要な心が技術では補えないことを思い知らされてしまった。今泉さんはまたしても現実逃避をし残りのリーグ戦の成績はボロボロで2度目の挑戦はあっけなく幕を閉じてしまった。

今泉健司は「頑張る前に自分の限界を決めてしまって結局のところ暗闇に」などと話した。棋士たちはポーカーフェイスが多いが今泉さんは対局中でも感情が表に出やすい。調子が良い時は大きな音で打ち付ける。不利になると弱々しくなり顔がゆでダコのように真っ赤になるのですぐにバレてしまうなどと、後輩の小林裕士七段はタレコミをした。

2010年8月、今泉さんはプロ棋士を諦め選んだ仕事は介護士。職場は認知症がある人や介護度が高い人の利用する施設だった。毎日、予想外なことが起き特に苦労したのが利用者さんとのコミュニケーションだった。思い通りに関係を気づけず混乱の連続だったという。戸惑いながらも同僚に支えられ臨機応変な対応ができるようになってきた。この頃、将棋は趣味として続けている程度だった。しかしなぜか以前より手応えを感じるようになっていて、アマチュアの大会で好成績を残し、公式戦にも出場。いつの間にか編入試験の参加条件をクリアしていた。初戦は同じ手を使われ動揺したがすぐに気持ちを切り替えることができたという。介護施設で働いたことで知らない間に心は鍛えられていた。今泉さんは見事5勝し将棋界最年長、41歳でプロ棋士になった。これを喜んでくれたのは介護施設の同僚だった。プロになって3年ほどたった2018年、7月15日、ついに藤井七段との対局を迎えた。小林棋士は「もちろん藤井さんの勝ちだと思っていた」。菅井棋士は「勝てないでしょうというのが本音でした」などと話した。今泉さんは介護施設で利用者が亡くなるたびに生きる上で何が大切かを考えさせられたという。今泉さんは直感を信じ、自分が信じた手を指し続けた。すると藤井七段は人事られないようなミスを犯した。これで形勢は大逆転し今泉さんは勝利した。

山里は今泉の対戦についてドラマチックだと感想。僕らしい悪手なら僕らしい将棋が打てていると考え、混戦に持っていったことや、介護の仕事が将棋の強さにつながったことなどについて話した。介護施設の先輩からの手紙も紹介。今泉さんがプロに再度挑戦すると話したときには複雑な気持ちであったが、勝利したときの感動はひとしおで、ファンであることなどが書かれており、ちょっとしたことが人生を変えたことなどを今泉さんは話した。また藤井聡太との再戦では木っ端微塵にやられた等と話した。

今泉さんが介護施設を休日に回っている姿を紹介。公式戦で負けこむこともあり、不安や焦りも感じるが、昔のように逃げはしない。棋士としての原点があるからだと今泉は話す。

キーワード
奨励会
瀬川晶司
藤井七段

エンディング (その他)
00:39~

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