逆転人生 「世界に誇るクラゲ水族館 閉館危機からの奇跡」

『逆転人生』(ぎゃくてんじんせい)は、NHK総合テレビジョンで2019年4月1日から放送のドキュメンタリー番組。

出典:goo Wikipedia

放送日 2019年6月21日(金) 23:50~ 0:40
放送局 NHK総合

番組概要

オープニング (その他)
23:50~

今回はクラゲで大逆転の物語。加茂水族館は休日は入館2時間待ちという人気ぶり。水族館を立て直したのは村上龍男さん。加茂水族館はかつて、古い、小さい、貧乏の三拍子が揃った弱小施設だった。

世界に誇るクラゲ水族館 閉館危機からの奇跡 (バラエティ/情報)
23:52~

クラゲを見て関根勤は「浮遊感がたまらない。精神的に癒やされる効果があるみたいですよ」などと話した。山形・鶴岡市にある加茂水族館ではクラゲの展示は60種類以上。

山形、鶴岡で育った村上龍男さんは3度の飯より釣りが好きな魚少年だった。大学でも川魚の生態を研究。1967年に加茂水族館の飼育員になった。27歳で館長に抜擢されやる気まんまんだった。しかし4年後、水族館を経営していた第三セクターが破綻。なんとか閉鎖の危機は免れたが状況は一変した。水族館を買い取ったのは東京の民間企業で、館長の村上さんは利益を上げろと責められるようになった。さらに隣県に大型水族館が次々にオープンした。年間20万人を超えていた入館者が15万人を下回り採算が取れないほどまでに落ち込んでしまった。アライグマやアシカショーを取り入れるも失敗。このままでは潰れてしまうと村上はラッコを取り入れることにした。村上さんは親会社を訪ね5000万円貸してほしいと直談判した。自分の家や土地を担保に1500万円だけ借りることが出来た。4ヶ月後、ラッコが水族館にやってきた。しかし客は全く増えなかった。各地の水族館がラッコを展示し希少価値がなくなりブームは去っていた。村上さんは親会社からお前は必要のない人間だと言われてしまった。入館者はますます減り最低記録を更新してしまい、家族にまで当たり散らすほど追い込まれてしまった。娘の真子さんは「優しさかった父親が人が変わってしまった」などと話した。妻の和子さんは「しょっちゅううなされていた。水族館を辞めてもっと楽な仕事でいいと思った」などと話した。

村上さんは集客のために、アカハナグマやミーアキャットなども連れてきたが全部失敗に終わった。村上さんが館長に就任した1967年、加茂水族館の来場者は21万人と安定していたが、その後、9万2千人まで落ち込んでしまった。ガラガラだった時代に、水族館に謎の怪奇現象が起こっていたという。突然、スタッフの声のでがよくなった。突然お客さんが来るとスタッフが「お客さんが来たぞ」と大声で知らせ電気をつけていた。その結果声の出がよくなった。

ラッコの失敗から3年が経過。親会社の意向でサンゴ礁がテーマの特別展を行うことになった。特別展の準備の最中、奥泉和也さんはクラゲの赤ちゃんを発見。飼育を始め特別展で展示したところ、思いの外クラゲを見た客の反応が良かった。1年半後、入館者数は僅かではあるが増え、村上龍男さんはクラゲが神様のように思えたという。その後、加茂水族館はグラゲの展示を目指すが寿命が短いことが課題となり奥泉さんに繁殖の作業を任せた。1年後、試行錯誤の末「スナイロクラゲ」の繁殖に成功し国内初と注目された。村上さんは「生き物と向き合う中で感じた興奮や驚き、それを客に伝えることが水族館の原点ではないのか」と気がついたという。クラゲの展示を初めて3年、加茂水族館はクラゲ日本一を達成した。しかし資金不足で貧素な水族館はリピーターや遠方の客を呼べる程の魅力はなかった。さらに猛暑の中、冷却装置を変えず水温が上昇しクラゲが大量死する事態に見舞われた。

村上龍男さんは「やることはやったがダメだった」と当時の苦難を振り返った。さらに村上さんが水族館が暇すぎて水族館の裏手の海で釣りばかり行い、メバルだけが増え密度の濃い水槽になってしまったエピソードなどを紹介した。

スタッフとの会話の中でクラゲを食べるというヒントを経てた村上龍男さんは、経理担当の田澤由喜さんに調理を依頼。田澤さんはクラゲの刺身や春巻き、肉まんなどを考案。展示する生き物を食べるという奇策が当たり試食会は大盛況となった。村上さんは「人のやらないことを率先してやらねばダメだ」と話す。村上さんは鶴岡市から予算をもらい館内を改修し巨大水槽を設置し、数千匹のミズクラゲを投じた。水族館ではユウレイクラゲの共食いの様子を展示。こうした展示がウケ、入館者は17万人に回復した。オワンクラゲの発光する性質に着目した村上さんは、ノーベル化学賞を受賞した下村脩氏に発光のさせかたを教えてもらい、オワンクラゲの展示がきっかけで来館者は27人を突破した。

関根勤は「人間の三大欲の食に目を付けたのは大きい」と絶賛。出演者たちに「クラゲの刺身」や「クラゲラーメン」が振る舞われた。クラゲ料理を販売したことによりレストランの売上も4倍になったという。村上龍男さんはこれまでの人生を振り返り「根っから魚好きだった。クラゲに出会ってみんな教えられた、原点に辺った気持ち」と語った。現在は入館者が70万人を突破したという。

2014年、オンボロだった加茂水族館はクラゲドリーム館として生まれ変わった。巨大水槽は直径、5mのものを特別発注。中には1万匹のミズクラゲが漂っている。希少なクラゲも展示していて常時見られるのは60種類以上。村上さんは4年前に館長を退任。後釜は奥泉さんになった。今では世界中からクラゲを集めていて繁殖技術も上げ、展示の種類も増やしていくという。奥泉和也さんは「地球上に現存しているクラゲは約3000種と言われている。ここで展示しているのが60~70種だからほんの2%。たった2%のものを展示して満足なんて言えないですよね」などと話した。

キーワード
ミズクラゲ
鶴岡市(山形)
鶴岡(山形)
アライグマ
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ミーアキャット
アカハナグマ
サカサクラゲ
スナイロクラゲ
ギヤマンクラゲ
メバル
ユウレイクラゲ
オワンクラゲ
ノーベル化学賞
下村脩
クラゲの刺身
クラゲラーメン
キャノンボールクラゲ
クラゲドリーム館

エンディング (その他)
00:39~

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