あの日 あのとき あの番組 球児たちの名勝負〜夏の甲子園“100回”への軌跡

放送日 2018年4月22日(日) 13:50~15:00
放送局 NHK総合

番組概要

オープニング (その他)
13:50~

オープニング映像。

春のセンバツでは、大阪桐蔭が智弁和歌山との激闘を制し、2年連続3回目となる優勝を飾った。球児たちが次に挑むのが、ことしで100回の記念大会を迎える夏の甲子園だ。毎年数多くの名勝負が生まれるこの大会だが、なかでも延長17回、試合時間3時間37分に及んだ1998年の横浜高校対PL学園戦は、今なお色褪せることなく語り継がれている。きょうは、その熱闘の様子をとらえた「NHKスペシャル 延長17回~横浜vsPL学園・闘いの果てに~」など、NHKで過去放送した名勝負を振り返る。

今回は高校球児らの憧れの舞台・夏の甲子園を特集する。ゲストは高校野球に造詣の深い井森美幸さんと、同じく高校野球のファンで自身も高校時代に野球部に所属していたことのある伊集院光さん。高校野球への思いについて、井森さんは「子どもの頃から見ていたが、のめり込むようになったのは大人になってから。諦めないで達成することとか、球児たちのキラキラとした姿に、自分も第二の青春を謳歌したような気持ちになる」とコメント、伊集院さん「VTRを見て、”高校球児”を自称するのも恥ずかしいが、自分が当時所属していたのは弱小も弱小の学校で、そのなかでもベンチ入りできるかどうかという選手だった。時代としてはKKコンビが活躍していたころ。結局芽の出ないまま中退してしまったため、高校野球自体しばらく眩しすぎて見られなかった。しばらくしてから『やっぱり良いな、好きだな』とおもうようになった」と語った。今回はじめに紹介する「NHKスペシャル 延長17回~横浜vsPL学園・闘いの果てに~」は、横浜高校とPL学園との激闘を選手たちへのインタビューを軸に描いた番組だ。平成の怪物・松坂大輔投手の伝説の一戦とも名高いこの試合について、井森さんは「白熱したシーソーゲームの試合で、どうなるんだろうと引き込まれた」、伊集院さんは「格違いの怪物に快勝してほしいという気持ちと、そう簡単にいかないでほしいという気持ちの入り混じった、複雑な心境で見守った試合。実際試合自体もほぼ拮抗して進んで死闘になった。ドキドキしながら追っかけたのを覚えている」と語った。

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NHKスペシャル 延長17回~横浜vsPL学園・闘いの果てに~
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横浜高校

NHKスペシャル 延長17回 横浜vsPL学園・戦いの果てに (バラエティ/情報)
13:55~

「NHKスペシャル 延長17回 横浜vsPL学園・闘いの果てに」のオープニング映像。

1998年夏、甲子園球場では春夏連覇を目指す横浜とセンバツの雪辱に燃えるPLとの因縁の対決が行われた。東西の両雄が睨み合ったこの試合は、準々決勝ながら高校野球最高の技術と戦術を駆使した史上類を見ない名勝負となり、点を取っては取り返す白熱した展開の末、17回に及ぶ延長戦へと縺れ込んだ。

1998年の夏の甲子園で最も注目を浴びたのが、横浜高校のエースで後にプロの道に入る松坂大輔投手だ。松坂投手は切れ味鋭い変化球と自称150kmを超える速球を武器にこの年のセンバツ5試合を1人で投げぬき、チームを優勝に導いた。その豪腕から”平成の怪物”として世間から注目を集め、この夏すべての強豪が”打倒松坂”を目標としていた。準々決勝では関西屈指の強豪PL学園とぶつかることになったが、松坂投手は直前のインタビューのなかで「今は負ける気がしません。今のところどこが相手でも打たれる気はしないです」と強気の姿勢を示していた。

延長11回ウラ、松坂はこの試合初めてリードしてマウンドに登った。PL1アウト2塁、ランナーは途中出場のキャプテンの平石。バッターは4番古畑。中途半端なスイングで三振。古畑はこのまま負けてしまうかもしれないと考えた。延長11回ウラ2アウト。最後のバッターになるかもしれない5番の大西は追い詰められていた。打席に入ろうとしたとき2塁ランナーの平石がタイムを要求した。タイムの間に大西はベンチに目を向けた。初球でPL学園が同点に追いついた。11回を終わって6-6。イニングだけが進んでいった。

4-4の同点キャッチャーが構えを修正し、いったん立ち直ったように見えた松坂だが連投の疲れもあり、再びPL打線につかまる。松坂が野球を始めたのは小3の時でその頃からスピードのある球を投げていた。中学では全日本にも選ばれた。高校時代は練習嫌いでサボりの松と呼ばれていた。甲子園を目指す神奈川大会の準決勝で9回裏のワイルドピッチは松坂にとって忘れられない出来事となった。

準々決勝の横浜vsPL学園。1回裏、松坂をキャッチャーの小山がリードしていた。PL学園の平石選手はキャッチャーの構えに目を凝らし、松坂2回目のマウンドでは突然打たれ始めてしまう。松坂が先制点を取られたのが初めてのことだった。ショートの佐藤選手も不安を感じていたといい、「Pl学園は強いのか」という不安がよぎったとのこと。その後、ボークと判定されたりした。なぜここまで打たれるのか。平石選手がキャッチャーの構えからボールを見破っていたという。平石は掛け声で読み取った球種を伝えていた。「行け行け」「ねらえねらえ」などの掛け声で打者へ伝え、2回で3点リードする形に。自身の構えの癖により相手にバレていたことがわかった小山選手は、構えを一緒にすることにしたという。

延長17回の表、横浜の攻撃は既にツーアウトで松坂は次に備えウォーミングアップを始め、PLのショート本橋は延長に入って自分の守備に不安を感じ続けていていた。本橋はツーアウトからランナーを出してしまい、河野監督は次のバッターの初級に注意しろと指示し、PLのバッテリーは上重のボールストレートを迷いなく選んでいた。そして横浜の7番常磐はバッターボックスに行く前に松坂に「絶対勝とうな」と声をかけ、ホームランを打ったので松坂は当時を振り返ると嬉しさを感じたという。

それから1年、甲子園のマウンドに立った松坂は7回裏1点リードされ、なおもピンチをむかえたが三球三振で切り抜けた。5-4とリードしたPLは予定通りマウンドには上重が上がってた。8回表1点を追う横浜の攻撃時、それまで選手に任せていた渡辺元智監督はこの日初めて選手に檄を飛ばした。

13回を終わって松坂の投球が200球を超えた。前の日の試合でも148球を投げた松坂を連投の疲れが襲っていた。ベンチに入れなかった選手も松坂を見守っていた。この試合でボールボーイを務めていた控えピッチャーの大金はマウンドに行く姿も痛々しい疲労度だった、「頑張れ」しか言えない自分の弱さを感じたと話した。7回にリリーフしたPLの上重はセンバツの雪辱に燃えていた。上重は松坂に負けたくないと話した。上重は10回ウラで松坂の球が当たり左手に大きなダメージを受けていた。15回表ノーアウト一塁。上重は痛みを忘れてボールに飛びついていた。上重はセカンド松丸にだけは左手のことを打ち明けていた。15回表、打球は松丸に飛んだ。松丸は逆に気合が入ってどんなボールでも取ろうと思ったと話した。

横浜は4回表、キャッチャーの小山選手がホームランを打ち1点差まで追いつく。試合は予想外の点の取り合いになり、5回では4-4と同点に。

17回の裏、2点を追うPLはツーアウトランナーなしのバッターはキャッチャー田中で松坂が投げ抜き、長い戦いが終わった。

6回、今度はPLが逆転のチャンスに追い込まれる。サードの古畑選手は、春のセンバツ準決勝のことを思い出したとのこと。自身の悪送球が響き、PL学園は横浜に逆転負けした。あれから4ヶ月、悔しさを晴らしたい古畑選手は見事送球を決め、練習を繰り返してきたキャッチャーとの連携プレーでピンチをくり抜けた。

8回表に5-5の同点に追いついた横浜。この場面でバックホームの送球がイレギュラーになりキャッチャーの顔面を直撃するアクシデントがPLを襲った。唇を切るケガで途中退場となり、PLは守りの要を失った。急遽キャッチャーに任命されたのは田中雅彦選手であった。

試合終了後の光景はいつもと違って勝った選手には涙、負けた選手には笑顔があった。松坂と笑顔で呼びかけるPLの上重や、松坂を支えたキャッチャー小山良男など、選手1人1人が新たな自分を見つけた延長17回3時間37分の闘いだった。

6-6で迎えた延長16回表。横浜の攻撃、ワンアウト満塁。渡辺監督はPLにスクイズは通用しないと考えていた。センバツのPL戦のスクイズはPLバッテリーに外されていた。しかしPLのキャッチャーはセンバツと変わって2年の田中雅彦。控え選手だった田中はこのときスクイズを外すサインを知らなかった。上重からは目の合図でスクイズを外すと言われた。上重は不安を拭いきれなかった。スクイズは通用しないと考えた横浜。初球はショートゴロで三塁ランナーがホームイン。両チームの思惑を超えた結果だった。16回表7-6で横浜は再び勝ち越した。

エンディングロールが流れた。

延長に入り甲子園のグラウンドは荒れていた。11回表PLの守りの場面で先頭バッターの打球はサードの前でイレギュラーバウンド。この打球をみて不安を募らせた人物がいた。それはショートの本橋選手で、イレギュラーを見たことにより恐怖感を覚えたという。11回表PLのピンチはさらに広がり、1アウト2塁外野に抜けると1点の場面でバッターの打球は本橋の右側に来たが、いつもの本橋には考えられないぎこちない動きで捕球出来ず。外野選手がバックホームした送球のタイミングはアウトだったが、クロスプレーとなりキャッチャーのミットからボールがこぼれ痛恨の1点を失う。6-5となり横浜高校が勝ち越した。

16回ウラ、PLは1番田中一徳からの好打順。ワンアウトで三塁に進んだ田中はチーム一の俊足。打球はショートの前に。普通はホームに突っ込めない当たりだがショートがファーストに投げた瞬間田中がイチかバチかスタートした。バランスを崩したファーストがホームへ悪送球し田中がホームインし同点に。16回ウラ7-7。松坂は延長に入って2回目のリードも守りきれなかった。春夏7回優勝のPL。春夏連覇を目指す横浜。横浜の加藤重之選手は気付いたら12時くらいになっていたので何時間やってんだよと思ったと話した。上重聡投手は初めて勝ち負けはなくていい、このままずっと試合しとこうと話した。

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あの日 あのとき あの番組 (バラエティ/情報)
14:44~

20年前の夏の甲子園、横浜とPLの激闘の記録を見て異森さんは何度見ても息を飲む、改めて普段の練習がいかに大切かというシーンもあったなどとコメントした。どっちも頑張ってやったことを実戦でやりながら勝敗が入ってくるという何とも言えないシーンが有ったなどとコメントした。伊集院さんはちょっと違う見方をできるようになった、自負がある子の前にゴロが転がってくるなど1個1個が重く感じる歳になったなどとコメントした。また結果は成功しているけど外されていることを監督はどう捉えたかなどが今わかった、春のプレーは夏にどう繋がるのなどを教えてくれるスペシャルだから感動するなどとコメントした。

両チームの中で後に8人がプロ野球入りしていて20年経って現役なのは横浜DeNAベイスターズの後藤武敏選手と中日ドラゴンズの松坂大輔投手だという。井森さんは全盛期の姿より今の姿を見たい、ケガと故障なくマイペースで頑張ってほしいなどと話した。伊集院さんは今年2月にキャンプで松坂選手にインタビューをしていてホークスでリハビリがうまく行かずに苦しんで終わりにしようと思わなかったか聞くと最終的な結論は僕は野球が好きだったなどと話してくれたなどとコメントした。

1979年の星稜、箕島の一戦は延長にもつれ込み12回表に星稜が均衡を破る。その裏追い込まれた箕島は同点ホームランを放った。16回表に星稜が1点をリード。その裏に再び箕島がホームランを放った。18回ウラでヒットを放ち再試合目前で激闘を制した。

1996年の決勝戦で松山商業は犠牲フライでサヨナラ負けのピンチ。ベンチはライトを交代させバックホームへの犠牲フライを阻止した松山商業は次の回に勝ち越し大会を制した。

作新学院の江川卓投手は高校生離れした投球で三振の山を築いたが雨でコントロールが狂い押しだし点を出すなど2回戦で涙を飲んだ。早稲田実業の荒木大輔投手は3年連続で夏の甲子園に出場し大ちゃんフィーバーを巻き起こした。PL学園のKKコンビは夏の甲子園で優勝2回準優勝1回という強さを見せた。

2007年には県立高校の佐賀北が快進撃。決勝の相手は広陵で7回までヒット1本に抑えられていたが8回で連打が飛び出し満塁のチャンス。押し出しで1点を追加し、逆転の満塁ホームランを放った。

2009年の決勝で日本文理は猛反撃を見せる。6点を追う9回2アウトから1点差まで追い上げた。

伊集院さんは一個一個思い出しますねなどと話し、偶然といえば偶然だけど起こることですもんねなどとコメントした。井森さんは中京大中京の試合で勝者と敗者がこんなに表情が違うシーンあったかなと思うくらい印象的な試合だったなどとコメントした。また一つのヒットなどで会場の空気感が変わっていくのがあるなどと話し、空気感で影響があるのも高校野球かなと思うなどとコメントした。甲子園にパワーが溢れているなどと井森さんが話した。伊集院さんは自分は途中から反省モードになっていたなどと話した。

100回記念で8月5日開幕で史上最多の56校が参加するという。井森さんはテレビでは強い学校が出てくるが地区大会を頑張ろうとする選手にも目を向けて高校球児全員を応援したいなどと話した。伊集院さんは心のどこかに今の自分を凄いとわかった上でもっとすごくなりたいと思っててほしいと思うなどとコメントした。

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清原和博選手
佐賀北
広陵
日本文理
中京大中京

エンディング (その他)
14:59~

次回はお笑いオンステージの人気コーナー「減点ファミリー」。

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