あの日 あのとき あの番組 シリーズ ニッポンのパイオニア 第2回「黒澤明」

放送日 2017年12月10日(日) 13:50~15:00
放送局 NHK総合

番組概要

オープニング (その他)
13:50~

オープニング映像。

ニッポンのパイオニア (バラエティ/情報)
13:50~

黒澤明は世界で最も有名な日本人であるがその素顔などは殆ど知られていない。影武者では織田信長の出陣シーンを演出する。この作品は戦国時代に題材をとった娯楽大作で26本目の作品。インタビューで黒澤明は親父は軍人を途中でやめたなどと話し、厳しかったが映画を見ることを勧めてきたと話した。当時は洋画にばかり連れて行かれたと話した。

黒澤明監督の映画「羅生門」はベネチア映画祭グランプリを受賞、アカデミー外国語映画賞も受賞した。今なお世界中の映画人に影響を与え続けている。今回は「黒澤明の世界」を放送する。初めてテレビカメラの密着が許された番組である。

影武者の自筆絵コンテが表示された。影武者は全国各地のロケ・ハンから始まった。映画の出演者には応募者数1万5千人から200人が選ばれた。2月には東宝撮影所で武者オーディションが行われた。影武者の自筆絵コンテや武田信玄を撃つ鉄砲足軽を紹介し影武者と信玄の側室や影武者になる信玄によく似た盗賊などが表示された。4月に配役発表記者会見が東宝撮影所で行われた。配役について黒澤明は次の作品についての演出などを話し、演技テストで重視した点について自然体で動けることだと話した。

影武者で武田信玄などを演じた勝新太郎は日本中探しても俺を自由にいじってくれる人はいないなどと話していた。7月20日15時に東宝撮影所での主役変更に関する記者会見で黒澤明は勝さんがビデオを見て自分勝手に考えて直されても困るからなどと話した。同日20時に東京プリンスホテルで勝さんは現在の心境について残念でも無いしおれもこれでいいなどと話した。8月24日に新主役の仲代達矢がセット入りした。影武者では信玄の影武者の眼を通して戦国時代を描こうとするものだった。仲代達矢は信玄と影武者の二役を演じる。影武者に着手する前の3年間に他にも2本の脚本が完成していたがいずれも映画化はされなかった。黒澤は影武者に至ってやっと映画化出来るようになったんだから一生懸命やっているがとらせてくれないなどと話した。

8月・東宝撮影所。映画「影武者」の信玄の側室との対面の場面。「影武者」の全国公募では何人かのアマチュア俳優も登場させた。俳優経験ゼロの金窪英一は行儀面や口の開け方などを監督に指導されていた。彼が演じるのは感情の機微が豊かで難解な役である。

信長と家康の会見シーンを撮影するため、9月に神奈川・中津川渓谷へとやってきた。俳優経験ゼロの油井昌之と俳優歴2年の隆大介の撮影で、黒澤明監督が演技の指導を行う。6月、東京・赤坂でクランク・インパーティが開かれ、山崎努らと演技について話し合った。

東京・成城の黒澤邸。黒澤は自室で絵コンテを書いていた。9月、一行は安土城址での撮影に臨む。黒澤が当時の心構えなどを説明してから撮影に入った。「影武者」2時間半の映画の中でわずか40秒のシーンとなる「長篠の合戦」に参加するのは武者28000、騎馬12000に及んだ。黒澤明自筆の絵コンテ、長篠の役「死のフォルム」が紹介された。

昭和54年10月28日、北海道勇払原野での監督へのインタビュー映像。次回作「乱」について、今の世界では人間はどこに行ったらいいかということが根本のテーマになっているなどと話した。映画監督は大変な労力がいる仕事、一つ一つこれでおしまいだという気持ちで取り組んでいるが、あと5本くらい撮れば満足するのではないかと監督は語っていた。

黒澤明監督についての話題。ゲストの原田眞人は黒澤に初めて会ったのは1990年。「八月の狂詩曲」についての話を聞いたりしたとのこと。黒澤監督は生涯で30本の映画を監督しており、デビュー作は1943年の姿三四郎。原田が特に印象に残っている作品は「七人の侍」。数年に一度見直して自分を力づけていると話した。今回放送するのは黒澤の26作目の監督作品「影武者」の撮影現場に密着した映像。監督としては不遇の時代だった。

38年前のNHK特集から放送したと説明。番組を振り返りドキュメントとしてもよく出来ていたと原田さんは述べた。そして、黒澤明監督のわがままを皆で共有しているような感じがし、愛されるわがままでスゴいななど述べた。

黒澤明監督について、渡邊アナは自身のイメージを細かく決めていて一切妥協しないというイメージと聞くと、原田さんは一つのフレームに固執するところがあるなど話した。

原田さんが黒澤監督に一度だめだよと言われた事で覚えている事について、原田さんがアメリカへ行き撮りたい等と話すと「それじゃ駄目だよ」と言われ、「スタッフと緊密な関係を作るのが良く、いろんな所に行っては駄目」と言われたと明かす。

原田さんは黒沢監督について人間の本質を描いたことにより、世界に受け入れられた。役者などとしっかりとコミュニケーションを取り、作品を作り上げていくというのは黒沢監督から学んだなど話す。

黒澤明の作品タイトルを第一作から紹介。映画は監督の持っている人格が反映されていると語る。しようとして特別なことは出来ない、最近は自然を映そうとしているとも。影武者の御殿場ロケで役者に、自然に反応して動かなければ画面が死ぬなどと指導。NGを重ねる。

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室田日出男
志甫隆之
清水紘治
山本亘
御殿場(静岡)

エンディング (その他)
14:59~

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