人名探究バラエティー 日本人のおなまえっ! 選【オリンピック】伊調、錦織、内村

放送日 2017年10月28日(土) 16:35~17:20
放送局 NHK総合

番組概要

オープニング (その他)
16:35~

オリンピックに出場したスポーツ選手の名前を特集する。

キーワード
松友美佐紀選手
白井健三選手
池江璃花子選手
桐生祥秀選手
田知本遥選手
リオデジャネイロオリンピック

オリンピックのおなまえサマ (バラエティ/情報)
16:36~

女子レスリングで五輪4連覇を達成した、伊調馨選手の名字のルーツを探る。伊調馨選手の出身地・八戸市で、レスリング関係者に由来を聞いたが、分からなかった。つづいて、伊調馨選手の父親の出身地である新郷村へ。新郷村役場を訪ねると伊調さんに遭遇。本人ならと思ったが由来はわからず、前村長・細川さんなら知っているかもしれないとのこと。

伊調選手の選手はイチョウの木にあやかって名前を名乗ったと思われるが、「銀杏」ではなく「伊調」としたのは、“伊”という漢字には「おさめる」という意味があるため。伊調選手の一族は代々この地域を取りまとめてきた家柄だった。“調”という漢字は、住職によるとイチョウの葉が散るサラサラと水の流れるような「音の調べ」からきているのではないかとのこと。イチョウの木は早ければ2時間ですべての葉を落とす。次の芽吹きに備えるその調べはまさに生命力のシンフォニーと言える。

森岡浩プレゼンツ「オリンピックおなまえ金メダリスト」を開催。金メダル級の由来や逸話を持つ選手を紹介する。東京五輪の銅メダリスト、日本陸上界の救世主とされたマラソンの円谷幸吉選手の“円谷”という名字は、円谷選手の出身地である福島・須賀川市にしかない名字。“円谷”は「つぶらや」と読まれるが地元では「つむらや」と読まれる。これは、「円ら」が「つぶら」と読まれることから間違って定着したもの。円谷選手も本名は「つむらや」だったが選手名は「つぶらや」で登録してある。つづいて、ミュンヘンオリンピック・バレーボール金メダル獲得の立役者・猫田勝敏選手の名字の由来。動物の中でも“猫”のつく名字は少ないが、これは江戸時代以前 猫は貴族階級しか飼えず庶民に身近ではなかったため。猫田選手の奥様に取材をしたところ、明治以前 現在の広島を治めた殿様が家来の多くに「猫」のつく名字を授けたという逸話が代々伝わっているそう。森岡氏は、実際「猫」のつく名字は少ないが広島に一番多いとした。つづいては、テニス界のスーパースター錦織圭選手。“錦織”の読み方には「にしこり」「にしこおり」「にしきおり」の3つがあり、一番多いのは「にしこおり」、次いで「にしきおり」で、「しにこり」は一番少ない。しかしながら錦などを織った「錦織部」がルーツで、当時は「にしこり」と読んだため、森岡氏は、錦織選手は由緒正しい読み方を伝えていることになるため今回選んだとした。

つづいて、馬術・法華津寛選手の名字のルーツを調査。法華津寛選手がオリンピックに初出場したのは、前回の東京オリンピック。ロンドン大会までの48年間に及ぶ出場は世界最長記録。オリンピックに出場しているのに「ほけつ」と読む名字がSNSで話題となった。まずはご本人を取材すると、小学生時代には「おけつ」と言われたと話したが、ルーツはわからないとした。しかしながら東京五輪に出場した際、人から馬のムチを贈られたそうで、ムチに刻まれたナゾの家紋がヒントになるかもしれないとした。

一流アスリートたちの異名を紹介。東京五輪で金メダルをとった日本女子バレーボールチームは、東洋の魔女と呼ばれた。吉田沙保里選手は、霊長類最強の女と呼ばれた。古賀稔彦選手は、平成の三四朗と呼ばれた。中国人が日本人選手につけた異名を紹介。北島康介選手は「日本蛙王」、内村航平選手は「全能王」、加藤凌平選手は顔が可愛らしいことから日本の「萌え」が伝わり「萌平」、白井健三選手は「全自動洗濯機」。

古舘伊知郎が、スポーツ実況で選手につけたフレーズを紹介。アイルトン・セナは「音速の貴公子」、アンドレ・ザ・ジャイアントは「人間山脈」「一人民族大移動」など。「一人民族大移動」は本人に伝わって嫌われたとのこと。事前に考えるのが半分、アドリブが半分だそうで、北島康介「西日暮里のカッパ伝説」はアドリブだそう。異名を付けてもらいたかったという大林素子に、「東洋の魔女」に絡めて「日本が誇る摩天楼」などと実況し、前置きやタイミングでフレーズが生きると話した。ここで、2020年東京五輪期待の選手に異名をつけることに。澤部佑が張本智和選手で挑戦したがうまくいかず、古舘が桐生祥秀選手の地元に目をつけ「顔面東海道本線」「たった9秒間だけ風になった男だ!」などと実況し拍手をもらった。

東京五輪の男子体操競技で、NHK鈴木文彌アナが「ウルトラC」という言葉を使い、体操競技のみならず「ものすごい」「大逆転」などの意味で流行語となった。鈴木アナは「文彌節」で人気を博したアナウンサーで、当時日本の体操界はローマオリンピックでの金メダル獲得で勢いにのり2大会連続のメダルが期待されていた。東京五輪の本番前、日本代表チームを取材した鈴木アナは、当時の最高難度「C難度」を超える技を特訓する選手の姿を見て、なんとかこの技を表現したいと意気込んでいた。鈴木アナの家族は、Cが2つだから“ダブルC”…これだとトイレっぽい、“スーパーC”だとスーパーマーケットみたいなどと考えていたと当時の誕生秘話を明かした。もともと体操の発祥地はドイツであることから、ドイツ語で“スーパー”に代わる“ウルトラ”、“C”の“ツェー”は言いにくいためそのままとして誕生したとした。“ウルトラC”の大技を見事に決めた日本チームは、2大会連続の金メダルを獲得し日本中を沸かせた。

パラリンピックの名前が世界に広まるきっかけについて紹介。1954年の東京大会から広まったもので、もともとは下半身麻痺を意味する「パラプリジア」と「オリンピック」の造語だった。4年前のローマ大会ではまったく別の名で車椅子競技のみが行われ「パラリンピック」という呼び名は一部の関係者が使う愛称だったが、この大会を初めて日本で行う際に、オリンピックのように多くの選手が参加し世界中で親しまれる大会を目指して公式名として全面に押し出し、人生を克服する勝利を意味する「V」の形と愛を表す白い鳩をモチーフに新たにロゴマークをデザインした。こうして世界で初めて「パラリンピック」の名を掲げて大会が行われ、世界中から300人を超える選手が参加。ローマ大会の3倍近い144種目が行われ大成功を収めた。「パラリンピック」という言葉を世界に知らしめたのは、“裸足の英雄”ことアベベ・ビキラ。エチオピア代表選手としてローマ・東京オリンピックのマラソンで2連覇を果たし世界にその名を轟かせたが、東京五輪の5年後に自動車事故で半身不随となり、リハビリでアーチェリー選手として復活。ミュンヘン大会の開会式に現れ、不屈の大スターとともに世界に知られることとなった「パラリンピック」という名前は、1988年のソウル大会で正式名となり、日本人が初めて大会に掲げたその名は世界で親しまれるようになった。

前村長・細川さんに話を聞いたところ、家の後ろにイチョウの大木があり、珍しいために“イチョウの木がある家の人”と呼んでいるうちに馴染んだのではと推測した。前村長さんの案内で、伊調馨選手の父親の実家へ行きイチョウの木を確認。家の裏にあった長泉寺の住職に話を聞くと、安土桃山時代に寺の再建を祝して植えられ四百年以上も村を守り続けていたことがわかった。イチョウは植物界最強の樹木の一つで、恐竜の時代から生き残る生きた化石といわれ、暑さ寒さに強く傷ついてもすぐに再生することから生命力のシンボルとされてきた。

今回調べた由来を伊調馨選手に伝えたところ、伊調選手から「初めて知ることばかりでした この銀杏の木はよく覚えています 本当に大きな木で 太さはおそらく大人が3、4人手をつなぐくらいだと思います 子どもの頃は年に数回必ず家族でこのお寺に行きお参りをして父方の祖母に会いに行っていました 自分の名字にこのような歴史があるのかと感慨深い思いです」と番組にメッセージが届いた。古舘伊知郎は、そんな大木だったらあそこでタックルの練習もしていたんじゃないか、一度でいいから死ぬまでに伊調さんからタックルを喰らいたいと話し、なぜかアニマル浜口のスイッチが入った。森岡浩は、オリンピック・パラリンピックに珍しい名字の選手が出場することで、全国でメジャーになると話した。

法華津寛選手の名字の由来を探るため、まずは「法華津」姓が日本で一番密集する大分市大在へ。取材をすると四国から渡ってきたとの情報が入り、早速、愛媛・宇和島市へ。するとあちこちに“法華津”という地名が。地域の歴史に詳しい郷土史家に由来について話を聞くと、“法華津”の“法華”は“法華経”からで、“津”はもともと“港”を表しているという話が聞けた。法華津湾を中心に宇和海沿岸部全般を支配していたのが法華津一族だそうで、水軍で名をはせた戦国時代の武将であることがわかった。入り組んだ海岸線に7つの城を築き、海での戦いでは圧倒的な強さを誇ったが、天下を取った豊臣秀吉に城を追われ、江戸時代になると新たにこの地区を治めた吉田藩の領地に。法華津選手の先祖は城を追われた後も土地を離れず吉田藩に仕えた。

この地の歴史に詳しい研究者に法華津選手の家紋の入ったムチを見てもらうと、吉田藩の馬術指南役が藩主から特別に授かったムチだったことが判明した。法華津寛選手は2020年の東京オリンピックにも出場する意向で、そのときには79歳と史上最年長出場記録となる。

東京オリンピックでの鈴木文彌アナの“ウルトラC”という実況を聞いた円谷英二から手紙が届いた。後に特撮の神様と呼ばれる円谷から「ウルトラ」を使いたいという内容で、誕生したのが視聴率40%に迫る大ヒット「ウルトラQ」だった。これが後の「ウルトラマン」へとつながり、特撮SFへの金字塔を打ち立てた。焼け野原となった終戦からわずか20年ほどの間に高度経済成長を成し遂げ世界を驚かせていた当時の日本にとって、“ウルトラC”は時代を象徴する言葉として日本人の心に刻まれていった。スタジオでは古舘が鈴木文彌アナについて、東京五輪の開会式で、それまで続いていた雨がやんで晴れ渡った際に“開会式の最大の演出家 それは人間でもなく 音楽でもなく それは太陽です”と言ったときのエピソードを紹介し、「日本が高度経済成長で頑張って東京オリンピックの準備をしてついに迎えたその日の主役を“太陽”としたことに多くの人が感動した」と話した。

キーワード
伊調馨選手
リオデジャネイロオリンピック
八戸市(青森)
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新郷村(青森)
新郷村役場
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長泉寺
円谷幸吉選手
東京オリンピック
須賀川市(福島)
猫田勝敏選手
錦織圭選手
法華津寛選手
ロンドン五輪
大分市(大分)
秀吉
宇和島市(愛媛)
吉田沙保里選手
古賀稔彦
北島康介
内村航平
加藤凌平
白井健三
東京五輪
アンドレ・ザ・ジャイアント
ハルク・ホーガン氏
長州力
猪木
セナ
桐生祥秀
張本智和
池江璃花子
日本学生対抗選手権
鈴木文彌さん
円谷英二
ウルトラQ
ウルトラマン
ウルトラC
アベベ・ビキラ
ストーク・マンデビル競技大会
東京パラリンピック
ローマ五輪
ミュンヘン五輪
ソウルパラリンピック
リオデジャネイロパラリンピック
ローマ(イタリア)
三戸郡(青森)
安土桃山時代
美祢市歴史民俗資料館
明治時代
尾上春幸
日刊スポーツ
保高幸子
朝日新聞社
ミュンヘンオリンピック
メキシコオリンピック
山田真市
江戸時代
広島県
ロンドン大会
SNS
大在(大分)
法華経
豊公四国征討図
豊臣秀吉
吉田藩
東洋の魔女
霊長類最強の女
平成の三四郎
彦根市(滋賀)
東海道本線
第86回日本学生対校選手権大会
ローマオリンピック
ドイツ連邦共和国
高度経済成長
東京大会
下半身麻痺

おなまえNEWS (バラエティ/情報)
17:16~

ハワイのホノルル空港は、日系人のダニエル・K・イノウエにちなみ、ダニエル・K・イノウエ国際空港と改名された。アメリカには他にも、ジョン・F ケネディ国際空港など人名から名付けられた空港がある。高知龍馬空港など、日本の珍しい名前の空港を紹介。

番組ホームページのURL、「NHKオンデマンドで配信します ご案内はdボタンで」のテロップ。

このあと、所さん!大変ですよ。

テーマ音楽「きみのはどう」在日ファンク

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ホノルル空港
ダニエル・K・イノウエ国際空港
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