金曜イチから スクールセクハラ 声をあげはじめた被害者

『金曜イチから』(きんようイチから)は、2017年(平成29年)3月17日から2018年(平成30年)3月16日までNHK総合の関東・甲信越ローカルで毎週金曜日の19:30 - 20:00に生放送されていた情報番組。33年に亘り続いた『特報首都圏』の後継にあたる。カフェのようなくつろいだ雰囲気の中、ニュースの真相から流行最前線まで、ゲストを交えて様々なテーマを扱う。松田については前番組、特報首都圏および松田が前任地で担当していた『四国羅針盤』など他エリアの番組と違ってカジュアルな服装で出演していた。放送は関東・甲信越の各放送局での放送が基本だが、一部の県域放送局では別の番組を放送することもある。毎月最終金曜日の年間数回は『金曜eye』の後継で『金曜イチからスペシャル』として、20:43まで(通常より43分後拡大)の拡大版で放送していた。

出典:goo Wikipedia

放送日 2018年1月13日(土) 10:55~11:25
放送局 NHK総合

番組概要

オープニング (その他)
10:55~

立場が上の人から性的な被害をうけた人たちが、世界中で声をあげはじめている。今回、番組が取材で出会った女性たちが訴えたのはスクールセクハラ、相手は教師だった。子どもたちの心に深く傷を残すもので、無くすためにどうすれば良いのか考える。

松田利仁亜と高橋みなみが挨拶し、本日のテーマがスクールセクハラだと伝えた。学校で起きる性的な暴力や言動で、教師から生徒・児童へのセクハラにスポットをあてる。昨年度、わいせつな行為をして処分をうけた教員は全国で226人、過去最多となった。このテーマについて高橋みなみは「想像しただけで恐ろしいですし、教育の場であってはならないことです」と話した。

キーワード
スクールセクハラ

金曜イチから (バラエティ/情報)
10:58~

18歳のときに教師からスクールセクハラを受けたまいさん(現在23歳)に話を聞いた。50代の男性教師に悩みを相談したところ、とても親身になってくれたという、そしてある日教師から学校の外で会うことを提案された。まいさんは車の中で教師から「抱きしめていいか」と聞かれたという。その後教師は性行為を求めるようになった。教師は裁判で「交際そのものは一般的なカップルと何ら変わりないものでした」と主張した。裁判所は「教師は圧倒的に優位な立場にあったことを利用した」と指摘し、教師は懲戒免職となった。

過去にスクールセクハラを受けた涌井佳奈さんにインタビュー。高校時代に成績を気にしてくれた教師から被害にあい、卒業後教師から離れて忘れようとしたが、涌井さんはその後人間関係に苦しむようになった。大学生になり、男性と交際を始めても愛されているという実感を持つことができず、仕事についても男性の同僚とうまく関係が築けず転職を繰り返した。35歳の時にカウンセリングを受けると、高校時代の被害が原因ではないかと指摘を受けたという。涌井さんは「大事にしてくれるべき人(教師)に大事にされなかった経験は生きるのに大事な人間関係 信頼関係 恋愛感情を傷つける。生きる根っこを奪う被害」と語った。現在は性暴力の自助グループを立ち上げ、同様の被害にあった女性達の話を聴いている。

スクールセクハラについて。神奈川大学名誉教授の入江直子は「性的な被害は心の深い所に影響するので、それを表に出すとか認めてもらうとかそういうのが無いとなかなか治っていかない」「女子生徒からすると平等とは思えず 怖い 言えない という状況があるということに先生たちが気がついていない」と語った。視聴者の「スクールセクハラ 断れなかったっていう断れなかった理由をもっと詳しく聞きたいんだよな~断らない意味がまったくわからない」というツイートを紹介。レッド吉田は「気持ちの強い子は言えるけど、自分の意見を通せない子もたくさんいる」とコメント。高橋みなみは「学生のときって言っていいのかわからない」とコメントした。入江は「親も、先生の言うことは聞くんだよって言いますよね」と指摘した。

スクールセクハラを疑った方がいい子供のサインを紹介。「いつものと言動が違う」「先生にひいきされる」と紹介した。入江直子は「どうして先生の話をしたがらないのか丁寧に聞いてあげることが重要」「一人にプレゼントをあげるなどは変ですよね。こういうことから一人に集中されてしまう」と解説した。

スクールセクハラの被害者の相談を受けてきた亀井さんを取材。この日は高校生の時に被害にあった19歳の女性と母親が相談に来ていた。亀井さんは悩みをありのまま受け止めることから始める。30年に及ぶ教師経験をもつ亀井さんは、これまで2000件近くの相談を受けてきた。電話は全国から寄せられる。亀井さんは「どうしようもなくて諦めようと思っていたところ、ダメもとで電話しましたという人も多い」と語った。被害者の声を教育の現場に届ける活動もしており、月に一度大阪市教育委員会に足を運んでいる。教育委員会は亀井さんの報告を参考にし、教師への聞き取りや指導に繋げる。担当者は「いろんな経験に裏打ちされた(亀井さんの)アドバイスは非常にプラス。(教育委員会の)一方的な考え方も当然ある。第三者的な立場で実はこうだとアドバイスしてもらうことは、結果的に子供のプラスになる」と語った。亀井さんは教師へのセクハラ予防研修も行っている。参加した教師は「自分の認識の未熟さが改めて分かって勉強になった。小さいことでも子供にとってはセクハラになると考えないといけない」と語った。

視聴者の「セクハラとそうでない境目って解るだろうか」というツイートを紹介。東京都のスクールセクハラのガイドラインでは「他者の目に触れにくい場所で一人で個別指導する」「自家用車に同乗させる」「管理職の許可なく家を訪問」などがスクールセクハラに該当するとしている。入江直子は「生徒が断るひとつの方法としては『友達と一緒でいいですか?』と聞く事」と語った。入江は忘れられない被害児童の言葉「イヤな時にイヤと言えてそれを周りの大人が聞いて解決してくれた。私はそんな大人になりたい」を紹介した。

キーワード
スクールセクハラ
神奈川大学
大阪市教育委員会
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