金曜イチから 「“昭和の歌”に若者も夢中!?〜世代をつなぐ魅力とは〜」

『金曜イチから』(きんようイチから)は、2017年(平成29年)3月17日から2018年(平成30年)3月16日までNHK総合の関東・甲信越ローカルで毎週金曜日の19:30 - 20:00に生放送されていた情報番組。33年に亘り続いた『特報首都圏』の後継にあたる。

出典:goo Wikipedia

放送日 2017年10月13日(金) 19:30~20:00
放送局 NHK総合

番組概要

オープニング (その他)
19:30~

新宿では昭和歌謡専門のレコードショップでは若い世代の人達の来店も増えており、昭和の名曲がたくさん紹介されている「スローモーションをもう一度」という漫画は高橋みなみも呼んでいるとコメントしていた。さらに10代にアンケートを取るとなんと小室ファミリーよりも山口百恵の方が認知率は高かった。

キーワード
ひと夏の経験
家入レオさん
昭和歌謡館
スローモーションをもう一度
マクロミル調べ
山口百恵

金曜イチから (バラエティ/情報)
19:32~

都内の酒場で流しとして活躍するパリなかやまから、若者に人気な昭和の曲を7曲挙げてもらった。まずは荒井由実の「やさしさに包まれたなら」。続いては松田聖子の「赤いスイートピー」で荒井由実が作曲した曲でもある。酒場にふさわしいと思われる2曲が、長渕剛の「乾杯」と河島英五の「酒と泪と男と女」。ミッツ・マングローブは「乾杯」は酒場ではなく結婚式の歌だと指摘した。続いてはボーカルが玉置浩二の安全地帯の「ワインレッドの心」。次はサザンオールスターズの「いとしのエリー」だった。最後はイルカの「なごり雪」。こういった曲が人気の理由について、柴那典は歌い継がれている曲で日本のスタンダードナンバーと言っても良いと話した。ミッツ・マングローブはカラオケの履歴で受け継がれていると話した。

カラオケに入った大学生4人組が歌っていたのは昭和40年代の学園天国などだった。大学生らが歌謡曲を覚えたのは母親が歌っていたり、歌っていると気持ち良いからだと話していた。大学生メンバーの中の藤澤さんは物心ついた時からネット社会が身近にあり、自分がどう思われているかいつも気を遣ってきたが、山口百恵の曲は自分をさらけ出せる自分への応援歌に聴こえると語っていた。

昭和の歌について語り合う若者たちのグループに入っている村瀬綾嶺さんは、以前は昭和世代の価値観がわからず、話すのも苦手だったという。変わったきっかけは光GENJIの、上半身裸でデニムの短パンで歌う姿に衝撃を受けたためだという。当時の雑誌を集めるようになり、昭和には自分たちの世代には考えられない文化や流行があったことを知った。村瀬さんは歌をテーマに高齢者と語り合うイベントにも参加した。

創業96年のブロマイド店でも平成世代の姿が増えており、静岡からやってきた高校生の大場さんは昭和の歌手の存在感に惹きつけられてチェッカーズのブロマイドなどを購入していた。そしてブロマイドを売っていた澤藤さんも18歳で、松本典子さんをイメージした髪型をしていた。このお店で平成世代に人気の昭和歌手は松田聖子や中森明菜、沢田研二となっている。

先週開かれた昭和歌謡ナイトというイベントでは、当時現役だった人たちに紛れて多くの外国人の姿があった。このイベントの中心メンバーである”DJ DANDY”ことジャスティン・ミラーさんは、9年前に来日し昭和のレコードを1000枚以上集めている。当時の欧米の音楽が日本風に解釈されて置き換えられた感じだと語った。イベントでは年齢や国籍に関係なく、昭和の歌で会場が一つになっていた。この光景にゲストの平山みきさんも驚かされていた。

等身大の悩みを歌っている家入レオさんも、最近聴く歌の7割が昭和の歌で、お気に入りの曲は美空ひばりの「二人でお酒を」だという。デビューから5年の家入さんは新しい歌の表現を模索する中で昭和の歌を求めるようになり、この夏のLIVEで山口百恵さんなどのカバーを披露している。

高橋みなみは過去にスナックで昭和の歌を歌った際に、おばあちゃんたちとの距離が一気に縮まったのだという。柴那典は昭和の、特に歌謡曲には作詞家、作曲家、歌手の分業制だったためいろんな力が折り重なってパワーが生まれたと話した。また海外の人たちには懐かしさのある音楽と日本の歌という新鮮さから、不思議な親しみを感じるのだろうと話した。木綿のハンカチーフなど、多くの名曲を生み出してきた松本隆さんが、15年ぶりにアルバム全曲を作詞した作品を発表した。

作詞家の松本隆さんは今週、歌手のクミコさんと共に新曲を発表した。松本さんが目指したのは昭和世代が満足できるラブソング。松本さんは普通の曲が少なくなった気がすると話した。松本さんがこだわってきたのは言葉をそぎ落とすことで、その詞には秦基博さんやつんくさんなど、第一線で活躍するアーティストが曲をつけた。映画音楽などを手がける村松崇継さんは、松本さんに渡された曲に揺さぶられたのだと言う。そこには聞き手の想像を掻き立てる余白の世界があった。

ミッツさんは家入さんもカバーしている少女Aについて「確信犯で社会的な三面記事的なものをあえてタイトルにして当時からエキセントリックだった。じれったいとリフレインする歌詞は、キャッチーかつドラマティックな効果がある」などとコメントしていた。音楽ジャーナリストの柴さんは若者たちの歌謡曲への流れについて「今の10代20代は大人に対する反抗精神があまりなく、昔の曲も良いものは良いとリスペクトしている部分がある」とし、昭和と平成の歌の違いについては「J-POPの世界は歌詞の世界を演じて憧れられるような歌手ではなく、自分の内面を表現するアーティストとして共感を求められるようになっていったのが大きな違いではないか」などと解説した。

松本隆の余白や間が減っているという指摘に対して、ミッツ・マングローブは確かに今の音楽は全部を説明して答えまで出さなければ若者に消費してもらわなければならないという風潮があると話した。松田利仁亜は社会を反映していて、今の社会に余裕がないのではないかと推測した。最後に高橋みなみが自分で考えて、素敵なものを自分で手に入れていくというのが大事じゃないかと話した。

キーワード
荒井由実
やさしさに包まれたなら
松田聖子
赤いスイートピー
長渕剛
乾杯
河島英五
酒と泪と男と女
玉置浩二
安全地帯
ワインレッドの心
学園天国
フィンガー5
サザンオールスターズ
恋のバカンス
ザ・ピーナッツ
いとしのエリー
あの素晴らしい愛をもう一度
イルカ
なごり雪
加藤和彦
北山修
年下の男の子
キャンディーズ
青い果実
山口百恵
恵比寿(東京)
センチメンタル
岩崎宏美
プレイバックPart 2
阿久悠
筒美京平
光GENJI
横浜(神奈川)
異国の丘
チェッカーズ
松本典子さん
六本木(東京)
神保町(東京)
銀座(東京)
中森明菜
沢田研二
マルベル調べ
浅草(東京)
家入レオ
黛ジュン
ブラック・ルーム
美空ひばり
二人でお酒を
サブリナ
ひと夏の経験
少女A
木綿のハンカチーフ
松本隆
フローズン・ダイキリ
秦基博さん
つんくさん
村松崇継さん
しゃくり泣き
クミコさん

エンディング (その他)
19:59~

自分の内面を歌うことにこだわってきた家入レオさんは、この夏初めて作詞作曲を他人に委ねた。今目指しているのは聞き手の色に染まれる歌なのだという。

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