金曜イチから なぜだまされる…!?“振り込め詐欺”見えてきた“メカニズム”

『金曜イチから』(きんようイチから)は、2017年(平成29年)3月17日から2018年(平成30年)3月16日までNHK総合の関東・甲信越ローカルで毎週金曜日の19:30 - 20:00に生放送されていた情報番組。33年に亘り続いた『特報首都圏』の後継にあたる。

出典:goo Wikipedia

放送日 2017年9月9日(土) 10:55~11:25
放送局 NHK総合

番組概要

オープニング (その他)
10:55~

振り込め詐欺グループの拠点に捜査員が突入する瞬間をとらえた。押収されたマニュアルには人間の心理を操る巧妙な手口が記されていた。振り込め詐欺は今も増加の一途で今年上半期の被害件数は前年同期比で1.4倍に上っている。だまされてしまう心のメカニズムを解明する。

キーワード
振り込め詐欺

金曜イチから (バラエティ/情報)
10:56~

振り込め詐欺は今年6月の上半期だけで、去年の半分以上になっている。首都圏ネットワークではストップ詐欺被害というコーナーがあり、これまで700回放送している。私は大丈夫という思い込みが詐欺グループに狙われる落とし穴だという。人が騙されてしまう心理と、それを防ぐ方法を伝える。

都内に住む70代の女性は800万あまりの被害を受けた。誰もが陥りかねない心のメカニズムが見えた。女性は40代の息子と同居している。息子は飲食店を経営しており、家に多額の現金があった。そのため、息子は女性に振り込め詐欺に気をつけるよう日頃から話していた。自分は被害にあわないと考えていたという。これが正常性バイアスという心理状態だという。実際に違和感や危険を感じてもそれでも大丈夫だと思いこんでしまうという。息子を名乗る男からかばんをうばわれたという電話がきたが、疑うことはなかった。

確証バイアスという一度思い込むと都合の良い解釈をする心理状態となっており、母親はコバヤシという名を新しく入った従業員だと思い込んでしまった。詐欺にあった本人も疑問も何も浮かばなかったという。その後も次々と電話が掛かり、犯人のペースに呑まれていく。小切手が盗まれてしまい、息子を名乗る男から突然とお金の話が湧き、幾らか金を用意してくれないかと言われ、女性はついつい息子の同僚と名乗る男へとお金を渡してしてしまう。騙された女性本人は違和感はあったが、間違いなく子どもだと思っていた等と述べた。

解明、だまされてしまう 心の”メカニズム”。詐欺に合うのは「正常性バイアスが原因になっている」という。そして「信頼関係によって成り立っている社会の中ひとつひとつの行動を疑っていられないから」と専門家は話す。

twitter#イチから、メールHPのテロップ。

立正大学の研究室を訪問した。実験では知り合いに「このあと電話する」とメールし、その後に他の友人が電話するというもの。その結果、電話の本人ではないと見抜けた人は過半数を超えた。

自分は騙されないというバイアスが振り込め詐欺が成功する原因だ。詐欺に引っかからないためには、「自分は大丈夫」という思い込みをなくす必要がある。

twitter#イチから、メールHPのテロップ。

電話で詐欺が成立する理由は、電話に特徴があるからである。電話を通した声は「声の特徴がなくなる」という。声の特徴は高い周波数に含まれるが、電話では高い周波数が伝播できない。そのため、電話の声で人物を判定できなくなる。

Twitter #イチから ご意見

最新の電話や音声通話アプリの性能は非常に高いが、声だけでは個人を特定することは難しい。最新の詐欺の手口を紹介した。70代女性に電話を掛けた男性は、女性にキャッシュカードを男性に渡した。結果として2億円の被害を出た。詐欺の方法が多様化していく中で、もっと気をつけなければならない。恐怖感と不安感を煽ることで詐欺は成立するという。詐欺の対策グッズを紹介した。知り合いから電話がかかってくると緑のランプが光り、知らない人から電話が来ると赤のランプが点滅する電話が販売されている。

埼玉県警の特殊詐欺対策室に今回初めてカメラが潜入した。対策室の捜査員は24人。防犯対策を行う生活安全部と犯人を逮捕する刑事部が一緒に詐欺被害の撲滅に取り組んでいる。対策室が注目しているのは、詐欺グループが銀行員や警察官などを装って住民に探りを入れる”予兆電話”。詐欺グループは入手した名簿などを見て電話をかけることが多いため、予兆電話が特定の地域に集中する傾向があるという。そこで設置したのがコールセンター。コールセンターでは予兆電話があった地域一軒一軒に電話し住民に直接注意を呼びかけていて、1日の総数は約4200件も。住民が万が一騙された時に備え、予兆電話があった最寄り駅には刑事部の私服捜査員が出動。1人1人に目を光らせ、現金を受け取りに来る”受け子”の逮捕を狙っている。この日も受け子とみられる20代の男を逮捕。事前に被害を食い止めることができた。

スタジオトーク。埼玉県警の特殊詐欺対策室の取り組みに、梅本正行は「嬉しいが、警察がこれだけ取り組んでいるのになかなか被害が減らないことが残念。被害を減らすには、私たち1人1人の自覚と地域や友達と意識し合うことが大切。注意喚起が広まらないのは”私は大丈夫”と思っている人が多い。そこから変えていかなければならない。」などとコメント。振り込め詐欺を減らすことについて西田公昭は「詐欺対策は災害対策と似ていて、知ってるだけではだめ。いざという時にどう動けばいいかを日頃行っていないとまず間に合わない。そのためには”自分も騙されるかもしれない”という前提から始め、もし不審な電話がかかってきたら怪しいところを見抜くことが大事。一方で、テレビ電話を普及させることも必要。」などと指摘した。春香クリスティーンは「分かった気になっている癖を改めなければならない。また日頃家族などと会話しシミュレーションすることも一つの手だと思う。」と話した。

キーワード
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テレビ電話

エンディング (その他)
11:24~

町ぐるみで詐欺と戦う愛知・田原市では、予兆電話対策に防災無線を活用。また、詐欺のだまし文句が書かれた手袋を配る取り組みも。この手袋を町民が使用することで、作業をしながら詐欺に注意することが可能になっている。

キーワード
詐欺
予兆電話
防災無線
振り込め詐欺
田原市(愛知)
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