金曜イチから “食卓目線”で見る 豊洲移転問題

『金曜イチから』(きんようイチから)は、2017年(平成29年)3月17日から2018年(平成30年)3月16日までNHK総合の関東・甲信越ローカルで毎週金曜日の19:30 - 20:00に生放送されていた情報番組。33年に亘り続いた『特報首都圏』の後継にあたる。

出典:goo Wikipedia

放送日 2017年4月8日(土) 10:55~11:25
放送局 NHK総合

番組概要

オープニング (その他)
10:55~

盛り土の問題に始まり基準の79倍にのぼるベンゼンや移転の経緯を巡るナゾについてのモヤモヤを解消する。 

キーワード
築地市場
豊洲市場
ベンゼン 

“食卓目線”で見る 豊洲移転問題 (バラエティ/情報)
10:56~

豊洲移転問題で問題となっているのは地下にある土に有害物質があったことを受け、小池知事は「安全だが安心できない」と述べたがそれがどう違うのか一から取材する。

豊洲市場の地下には地下水の浄化設備などがあり安全対策が約860億円かけ行われている。ここまでしているのに安心できないのはなぜなのか一から解説した。豊洲市場はかつて東京ガスの工場がありガスの製造過程に生じた有害物質が地中に染み込んでいた。そして2001年に東京都はこの跡地に市場を移転することを決めた。法律では有害な物質が地表に出てこないように対策をとれば良いものだったため元東京都副知事は対策をすればいいという考え方だったと話した。そして2006年築地市場の人達が移転で食の安全が脅かされるのではと反対運動を起こした。そんななか2007年に行われた都知事選で3期目を目指した石原氏は豊洲市場について「専門家の意見を聞いて再調査を決める」と延べた。その言葉について元副知事の青山さんは「選挙中の勢いで石原さんが言ってしまったという印象を受けた」と話した。そしてその後、土壌汚染対策を検討する専門家会議で「安心を確保するため上乗せ的な安全策が必要である」と提言を受け東京都は上乗せの対策を始めることになった。

中央卸売市場を管轄とする東京都の市場長を務めた森澤正範さんは対策のハードルは高めたものの目標をクリアし安心を得られるかはわからなかったと述べた。この元市場町の不安は現実になり一部の地下水が飲み水のレベルまで浄化されていなかったことがわかった。しかし土壌汚染の専門家はいまある浄化設備で対応すれば問題ないと指摘している。

豊洲市場の安全について、司会者がスタジオで説明。法律上では安全基準を満たしているが、盛土していたはずの空間が空になっていた。こうした不手際が安心に影を落とすと紹介し、スタジオに着ていた専門家に意見を聞いた。専門家は「法律はその時代時代の合意の話だから、かつて良かったものがダメになることもその逆もある。継続したモニタリングが安心につながるだろう」「盛土で都政に関する信頼が失墜した。小池知事が夏までに移転に関する結論を出すと言っている。これまでの有識者会議に加え、新しい会議体を作り徹底的な調査をしていくことで自らの判断の材料にしていく」「この話はそもそも魚を売る人食べる人が関わってない。移転に関する利権関係を疑いたくなる。大切なことは、築地でも豊洲でも扱う魚は変わらないということだ」などとコメント。司会者が「終わりが見えない戦いに入りつつある、早くなんとかしてほしい」とコメントすると専門家は「こうした戦いが続くと魚に対する信用が揺らぐ。そこが一番の問題だ」と語った。

東京の1市場にすぎない築地・豊洲市場の問題がなぜ全国的な関心事になりつつあるのか、司会者がその原因をスタジオで紹介。1918年、米の値段が上がり米を売り渋る米問屋が民衆の暴動に襲われた米騒動が発生。これを機に生鮮食品は中央卸売市場を経て問屋、消費者に届けるようになった。これにより生鮮食品が適正価格で取引されるようになり、市場で原則とされているセリにより参加者が食品の適正価格の情報を入手しやすくなったことも適正価格での取引を後押しした。そして6年がかりで1934年、巨大市場が完成した。総工費は現在の金額にして100億円以上。その後戦争があり戦後、経済成長をしていく中で築地にものが集まってくるようになり、その中で全国の指標ともなる築地ブランドが出来上がった。築地で扱っている水産物の取扱量は近年少なくなってきており、再び活性化させるための対策の一つが豊洲新市場への移転だが、これが進んでいないためいろいろ影響が出てきている。

テロップ:Twitterに寄せられた視聴者のつぶやきを紹介した。

創業100年の築地市場で従業員40人を抱える仲卸の細川勝也社長は魚のよしあしを見分ける目利きだけでは立ち行かなくなり豊洲に行けば仕事の幅が広がると考えるようになり仕入れた魚などを切り身などに加工する作業などを行っている。また最新の加工場を作り病院など衛生の厳しいところで新規開拓を狙っていたが豊洲への移転が暗礁に乗り上げたことで身動きが取れない状態になってしまった。

移転問題が長引く中、静岡県の伊東市では近海物の魚が次々と水揚げされ勢力を伸ばしている。そしてこの伊東で水揚げされた魚は首都圏にある1200軒の飲食店に届けられている。また魚を加工した商品も取り扱っていて築地の先をゆこうとしていた。

高橋みなみがアジフライ美味しそうだったとコメント。スタジオで実食した。衣が厚いが、加工までの時間が短く美味しいと話す。生産者のことも消費者のことも考えて市場は運営してきたのに、市場を通さずにやるということはその役割も行うということ。バランスが取れ関係性を維持できなければダメだとコメント。中央市場としては学校帰りの女子高生なども呼び込みたいが、市場が本来果たすべき役割とどう付き合っていくのかも重要。テーマパークのようになってもお金落としが悪ければ意味がない。適正な温度管理で鮮度を保っていくことの価値をまず認めてもらえなければ、と話した。消費者も困惑しているが、仲卸が一番困っているだろう。移転に関係なく、魚を伝えるための努力をしている人もいる。国民の食卓への教育機能も担うべきではないかと話した。小池都知事が早く決めて欲しいと話す。

キーワード
豊洲市場
築地市場移転計画
小池知事
東京ガス
石原慎太郎氏
東京農工大学大学院
百条委員会
石原さん
築地
国立国会図書館
米騒動
豊洲移転問題
築地市場
御茶ノ水(東京)
丸の内(東京)
伊東市(静岡)
小池百合子

エンディング (その他)
11:24~

エンディング。早朝から築地で魚を仕入れるスーパーのバイヤーさんは店頭に沢山の魚介を揃えるのが自慢。美味しい魚を食卓に届けるという思いを守りたい。

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