パンダ 山へ帰る〜密着記録 野生化プロジェクト〜 2017年3月21日放送回

放送日 2017年3月21日(火) 14:05~14:55
放送局 NHK総合

番組概要

オープニング (その他)
14:05~

中国・四川省で世界初の試みが行われている。人間の下で生まれたジャイアントパンダの子供を山に帰すパンダ野生化プロジェクトである。成功の鍵を握るのはお母さんパンダの愛情である。14年前に開始したプロジェクトは苦難の連続だった。野生パンダの厳しい掟や様々な危険など、自然の中で生き抜く力をどう身につけるか模索してきた。去年、新たな方針のもとで育ったメスの華姣が1年間生き抜く進展があった。野生化プロジェクトに密着した4年間の記録を追う。

キーワード
四川省(中国)
ジャイアントパンダ
華姣

パンダ 山へ帰る 密着記録 野生化プロジェクト (バラエティ/情報)
14:07~

中国四川省の中国パンダ保護研究センターではジャイアントパンダの野生化プロジェクトを行っている。パンダを守るために世界では初めて設立された機関で、最終的にはパンダを野生に戻すことを目的にしている。この施設の一角にジャイアントパンダの親子がいる。メスは自力で出産して子育てしている。スタッフが24時間体制で見守っている。この日は出産間近のメスがいて、スタッフが現場に向かって不測の事態に備えている様子が伝えられた。そこでジャイアントパンダの自然出産の様子が伝えられた。パンダは50%確率で双子が生まれるが、パンダは1頭しか育てられない。そのため双子だったら中国パンダ保護研究センターで引き取って世話をする。

山に帰されて1年以上生き抜いている華姣が生まれたのは2013年。そこで華姣がハイハイしている様子が伝えられた。このときには、子育ての全てを母パンダに任せたと伝えた。華姣の成長によってパンダの成長過程が少しづつわかるようになった。ジャイアントパンダの子供はよく木に登る。それは敵から身を守るためだったり、母親を確認するためだと伝えた。木登りの方法は母親から学ぶと伝えた。母パンダはかなり早い時期から木登りの方法を教えていると伝えた。華姣の場合も木登りを覚えると、一日の殆どを木の上で過ごすようになっていると伝えた。これも野生化プロジェクトでわかったことだ。

中国パンダ保護研究センターが設立されたのは1980年。開発によってジャイアントパンダが失われて、ジャイアントパンダの絶滅が危惧されるようになったからだと伝えた。中国パンダ保護研究センターは人工繁殖によってパンダの頭数を増やすことから行った。これによって赤ちゃんの生存率は飛躍的にアップした。そして飼育員によってパンダを大事に育てた。このパンダたちを山に帰すことが野生化プロジェクトの原動力だと伝えた。最初に野生化に選ばれたのはオスの祥祥だった。3年間訓練を重ねて2006年に山に帰した。しかしそれからまもなく異変が発覚した。捜索すると野生パンダの群れにあってケガをしている祥祥が発見された。治療後に山に祥祥は再び放たれたが、その1ヶ月後に死体で発見された。野生化プロジェクトは難しい課題を突き付けられた。野生のパンダはそれぞれ縄張りをもっており、人に育てられるとサバイバル能力が欠如すると伝えた。

野生化プロジェクトは失敗によって大きく見直される事になった。人間ではなく母パンダに子育てさせるのが新たな訓練のポイントになった。第1期訓練では野生に近い環境で母親と2人で住む。次は野生動物がいるところで、生活させる。この訓練が終わると、母親から放されて野生の中で生活する。こういった流れで訓練することになった。そこでジャイアントパンダの母親が子供を訓練している様子が伝えられた。飼育員が訓練ゾーンに入る際には、パンダ服を着るようにして工夫している。飼育員は見守る以外にも、野生化訓練の成果を試すテストも行っている。また録音などの情報によって次の訓練を行えるか判断すると伝えた。第1期訓練は完了した。

華姣の野生化プロジェクトの第2期訓練では広大な山で行う。餌の竹を自分で探せるようになるのが目標だと伝えた。広大な山で親子で生活することになる。ここには子パンダを狙う野生生物も生息している。訓練基地にはスタッフが常駐して追跡調査を行う。2ヶ月経過すると親子に異変があった。親子の距離が200mに広がったと伝えた。華姣には母親から噛まれた跡があったと伝えた。華姣の母親はこの時期は発情期で、子育て中に発情するのは珍しいことだと伝えた。発情期には子供に目を向けなくなる。そのため母親は第一基地に戻された。

訓練基地で母親から離れてしまったのは華姣だけでない。オスパンダの新宝の母親は体調を崩して病院に運ばれた。病名は腸閉塞で治療が行われた。しかし母親はそのまま死んでしまった。そのため新宝の野生化訓練は終了することになった。

華姣の野生化プロジェクトの第2期訓練の様子を伝える。華姣は母親と離れて訓練を行うことになった。スタッフは訓練所を見回りながら華姣の様子を見守る。華姣は竹を求めて色々な場所を移動している様子が掴めた。久しぶりに見つかった華姣は身体も大きくなり食欲も旺盛だと伝えた。身体検査でも異常はなかった。中国パンダ保護研究センターでは華姣の野生化の検討会がこの結果を受けて行われた。その結果、華姣を野生に帰すことが決まった。

華姣の野生化プロジェクトの最終段階は、山に放されて一人で生きていくことだ。栗子坪自然保護区には確認されているだけで15頭の野生のパンダが生息している。華姣はここで山に帰った。この後も華姣の追跡調査が行われた。華姣の位置を地図上に記録していく。糞はDNA検査などによって色々調べることができる。華姣が山に放されてから2ヶ月経過して、慎重に周囲を調べている様子だということが分かった。冬が過ぎて春になり、華姣の健康状態を一度調べることになった。ただなかなか華姣を見つけることができなかった。しかし糞などは見つかっており、そこから新鮮な竹を食べていることが分かった。結局華姣を見つけることはできなかったが、それは野生に帰っている証だと伝えた。華姣は最新の調査では順調に生活しているようだと伝えた。

キーワード
四川省(中国)
ジャイアントパンダ
中国パンダ保護研究センター
華姣
祥祥
新宝
腸閉塞
栗子坪自然保護区

エンディング (その他)
14:54~

エンディング映像。

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