菊之助 挑む!「歌舞伎を受け継ぐ男の試練」 2016年5月7日放送回

放送日 2016年5月7日(土) 15:05~15:55
放送局 NHK総合

番組概要

オープニング (その他)
15:05~

歌舞伎俳優、尾上菊之助。名門「音羽屋」の後継者である。父は尾上菊五郎、義父は中村吉右衛門とダブル人間国宝。そして長男・和史もまた、同じ道を歩む運命だ。菊之助の演技を本人も周囲も「まだ全然」として、様々な役に挑戦している。そんな彼の1年を追った。

キーワード
音羽屋
人間国宝
和史

菊之助 挑む!「歌舞伎を受け継ぐ男の試練」 (バラエティ/情報)
15:07~

巡業は30公演、25日間続く。歌舞伎は美しい芸術部分も残しつつ今に生きてrる演劇でないといけないので今月は父の目標に近づくなどと語った。父に対する圧倒的な劣等感があるという。宇和島では出演者による「お練り」が行われた。菊の助はこの巡業で「魚屋宗五郎」を合計30回演じた。

去年9月、東京・神田明神。長女のお宮参りが行われた。両家が見守る中、元気に駆ける和史。2歳を迎えれば舞台に立つことが決まっている。菊之助が5歳当時の映像。祖父に憧れ、女形として俳優人生を始める。その矢先に祖父は他界。坂東玉三郎の指導で地位を築いた。大切にしているのは芝居の本質を掴むこと。去年7月、菊之助は平知盛役へ挑戦。義父・中村吉右衛門へ指導を仰いだ。「やりたい役をやらせてもらえるようになった」と貪欲な顔を見せる。さらにお家芸の「魚屋宗五郎」も開始。父を前に、厳しい稽古へ明け暮れる日々。そして全国巡業。リーダーとしての気合は充分。菊之助は段階を踏んで酔っていくというのはまだまだ全然できていないというのが実感だという。気落ちする間もなく次の巡業地へ。

千秋楽を終えての打ち上げ。座頭の重圧から開放された菊之助は1か月苦楽を共にした仲間たちと酒を酌み交わす。一座を盛り上げ率いていくのも菊之助の努め。

翌日東京へ。家に寄ることもなく長野へ向かう。北野文芸座で行われるのは舞踊公演。菊五郎、菊之助親子の共演を見ようとファンが詰めかけた。歌舞伎俳優にとって踊りは必修科目。400年前出雲阿国が披露した踊りが歌舞伎の始まりとされている。菊之助も幼少期から稽古に打ち込んできた。

1か月ぶりの我が家へ。この日は和史2歳の誕生日。年が改まれば稽古が始まる。菊之助にとって半年ぶりの休暇は家族と過ごせる貴重な時間。妻の瓔子は実家の父(吉右衛門)と主人は細かい面において似ている。父親には好き勝手言えるが旦那様なので立てなきゃいけないというのが多い」などと話した。菊之助は父から歌舞伎やっく者になるかと聞かれたことがないという。父の芝居を見て父のようになりたいと思って今があるので和史や父や義理の父を見てああいう風になりたいと思ってくれたら1番いいと語った。

平成28年の幕開け、元旦から挨拶回り。日本舞踊宗家藤間流のところへ。勘十郎は菊之助の振り付けを数多く行っている。家族揃って吉右衛門宅へ挨拶。吉右衛門は和史に対し音羽屋のあとを継がなければならないという運命をせおっているから今のうちだけ楽しませてあげたいと語った。音羽屋一門がおとその儀式。

初春公演は3日が初日。毎年国立劇場で菊五郎一座は楽しい芝居で観客をもてなす。今年は小狐礼三を上演。菊之助は前回父菊五郎が演じた役を今年初めて任された。大名家の家宝をめぐり盗賊たちが大暴れする物語。最大の見せ場は礼三が役人に追いつめられての大立ち回り。菊之助は25日間の初春公演を演じきった。

尾上菊之助が、公演の合間をぬって次の舞台の稽古に通う様子が紹介。指導を仰ぐのは文楽太夫の第一人者、豊竹咲太夫である。今日は上方言葉の特訓を志願すると…言葉の発音一つ一つの指導に菊之助もメモを取りながら進めていた。豊竹咲太夫は上方言葉について「義太夫なまりを教えてます…とにかく熱心です。僕が入院してても病院にやってくる」と明かした。

3月初旬…菊之助の息子、かずふみが音羽屋の一員として初めての記者会見に出席する事が決まった。本人は「やだ、やだ…」とダダをこねる様子が紹介…機嫌直しになるのがりんごジュースと紹介。そして3月2日 五月團菊祭 寺島和史 初お目見得 記者会見に入った。会見場で、たくさんのカメラが並ぶと緊張した面持ちで菊之助から「将来、何になりたいですか?」の質問に「とと…」と笑顔で答えていた。これから2ヵ月後、歌舞伎の舞台に立つ和史君について、「着物着ると小さいながらに、これからお仕事っていうのも分かってるのかも知れませんね」とコメント。

公演の合間をぬって次の舞台の稽古に通う。指導を仰ぐのは豊竹咲太夫。上方言葉の特訓を志願した。基本的に教えるのは義太夫なまり。菊之助はとにかく熱心で豊竹咲太夫が入院していても病院まで来るという。

4月に入り、尾上菊之助は初めて、近松門左衛門の名作に挑もうと決めていた。舞台は明治座、共演は中村七之助と中村勘九郎、同世代のライバルであり友人である。今回の共演について、中村勘九郎は「和史さんは、ウチの二男と同じ年ですから、これまた…子どもたちの世代が一緒にやってっていうね…」とコメント。また中村七之助は「菊之助さんが、お芝居の姿勢を見せてくれるのでウチら兄弟は、父親の血をひいているので瞬間湯沸器のような部分がある…」と語った。演目は「女殺油地獄」で、稽古をつけるのは人間国宝 片岡仁左衛門である。誰もが認める優等生の菊之助…その菊之助が遊び人を演じてみたいという気持ちから目線一つから稽古に励む様子が紹介。片岡の指導は、「白目が見えない方が良い…菊之助の隣に来て細かい指導をしていた。ここで、過去に片岡仁左衛門が演じた演目のVTRも紹介された。片岡は「彼らは、まだまだ芝居の勉強段階です…芝居の作り方というものを教えていき、もうちょっと演技の幅を広げて、はじけて欲しいなと思います」と語った。

近松門左衛門の演目「女殺油地獄」が開演。菊之助は「最初は、ダメかも知れないと感じつつ、稽古を重ねるごとに近づいているかも知れないという気持ち…自分の生きがいになったます」とコメント。

5月 歌舞伎座では「團菊祭五月大歌」が行われ、長男、和史の初お目見得を迎えた。当日、菊之助に抱かれた和史君の姿に周囲も「相当神経を使っているという事が分かりますよね」とコメント。そして、「勢獅子音羽花籠」が開演…父に連れられて歩くとステージから落ちる姿が確認…よく見ると、ほぼ眠っている姿とわかり会場で笑いとなっていた。菊之助の挨拶で、和史君に声をかけると睡眠が足りないのか手で目をおさえるだけの姿に菊之助は「ご挨拶には足りませんが…ゆくゆくは役者になりまして、ごひいき、お引き立てをお願い申しあげます」とコメント。最後、和史君も手を降る様子が伝えられた。

エンディングで尾上菊之助38歳、名門 音羽屋を受け継いでいる。今後も注目される歌舞伎役者であると伝えられた。

エンディング映像。

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