ガッテン! 「今すぐ出来る!オレオレ詐欺を元から断つ秘策」

『ガッテン!』(GATTEN)は、NHK総合テレビが2016年4月13日より放送を開始した生活情報番組・科学番組である。毎週水曜日の19:30 - 20:15(JST)に放送される。

出典:goo Wikipedia

放送日 2019年6月19日(水) 19:30~20:15
放送局 NHK総合

番組概要

オープニング (その他)
19:30~

オープニング映像。

テーマはオレオレ詐欺。大和田獏は知り合いが実家に帰っていたらかかってきて「いや俺はここにいるよ!」と言ったら相手が切ったらしいと話した。

キーワード
オレオレ詐欺
警視庁

今すぐ出来る!オレオレ詐欺対策 (バラエティ/情報)
19:32~

ガッテンが独自に入手した映像。入店してきたこちらの夫婦にご注目。この2人はまさにオレオレ詐欺に騙されている最中なのです。来店前、自宅に息子を名乗る男から連絡が。仕事に必要な貴重品を紛失しすぐにお金が必要だと言うのです。巧みな話術に騙された女性は指定された金額を窓口で引き出そうと試みます。しかし高額を引き落とすのに必要な身分証を持っておらず手続きができません。それでもとにかくお金を下ろしたいと詰め寄ります。その慌てぶりに職員はオレオレ詐欺を確信。職員を増やして説得します。それでも女性は譲りません。さらに支店長も加わりますが事態は膠着したまま。別室へ移動して説得を続けることに。そこへ通報を受けた警察も駆けつけます。支店長と警察官たちが力を合わせ詐欺グループに騙されていると懸命に説得。ところがなおも夫婦は電話の話を信じます。最後にやってきたのは息子本人。夫婦は息子と直接話をしてようやく自分達が騙されていたことに納得した。たった1本の電話でここまで人は騙されてしまうのです。

実際被害にあわれたご夫婦は本当にショックを受けていてこれ以上詳しく取材を受けられる状態ではない。対策その1、注意喚起するもの。「レターパックで現金送れ」はすべて詐欺ですと書かれてたりトイレットペーパーに手口が印刷。対策その2、電話にとりつけるもの。迷惑電話フィルタは犯罪に使われた電話番号が登録されていて着信を防ぐ。電話の音に反応して注意喚起をしゃべる人形。対策その3、最新ATM。マスク、サングラスを外さないとお金が引き出せない機能。今最もオススメしたいのはこの機能。この電話に備わっている対策機能とは?というクイズが出された。正解は留守番電話機能。

みなさんにオススメしたいのは家にいながら留守番電話に設定すること。たったこれだけのことですが今多く団体が推奨している。こちらは日本弁護士連合会が去年まとめた報告書。一番の対策として薦めているのが留守番電話。犯人が留守番電話にメッセージを残すことはほとんどないのが理由でそもそもの接触を断てると期待されている。さらに金融広報中央委員会がまとめた調査論文でも。警察に至ってはPR動画まで。この対策に今率先して乗り出しているのが山形県。去年の12月から警察官が中心となって高齢者の住むお宅を個別に訪問。在宅中も留守番電話機能を活用するよう呼びかけている。懸命に対策を広めようとする山形県。ところが活動してみて初めて分かる大きな悩みがあるという。先ほどの弁護士連合会の報告書にも「実践されていないため被害が減っていない」の文字が。ガッテンはもったいないと断言します。

「犯人が嫌がる」よりもすごい留守番電話の効果とは?というクイズが出された。電話のスピーカーと受話器には大きな違いがあるという。

留守電のメッセージが流れるスピーカー、そして受話器の2つの違いが留守番電話の隠されたパワーと関係している。それを教えてくれるのが立命館大学の北川智利教授です。北川さんは長年大手通信会社の研究所に勤務。知覚心理学、主に錯覚について研究してきた。そこで今回は北川先生に加え、オレオレ詐欺の被害者心理の専門家と感情を計測する専門家に協力を依頼。異業種の3人が集まり世界初の実験を行う。その舞台が「ガッテンの館」。ここに招かれるのは30代から60代の男女14名。2つのグループに分けて実験。挑戦してもらうのは道具を使ったいくつかの簡単な課題。司令を出すのはガッテンボーイの池田。ただし今回は喋り口調があえて厳しめ。追い込まれたとき人が判断能力を保てるのか検証する。3人の先生は被験者の様子をマジックミラー越しに別室で観察。1人目は40代の女性。池田のあおりにも焦らず色鉛筆を机に立てるなどの課題をクリア。ほかの皆さんも池田にまくし立てられても平気な様子で課題をこなしていきます。ところが、こちらの30代の男性に注目。実はこれから先のグループはたった1つだけ条件が違います。取り組む課題は同じ。池田のあおるような喋りも変わらないのになんと1本も鉛筆を立てられません。ハートのA探しも失敗。その後も部屋に隠されたガッテン!シールを探す実験では惨敗。一体さっきと何が違ったのか。こちらの50代の女性は合図が待てません。いきなり全員うろたえまくる驚きの結果に。専門家は「差があまりにも明らかだった」などと話した。一体この差はなんなの?

2つのグループの違いはなに?というクイズが出された。正解はイヤホン。最初に冷静にクリアしていた人達はスピーカーから指示を聞いていて、慌てふためいてしまった人達はイヤホンだった。立命館大学の北川智利さんがスタジオに登場。耳元で鳴った音というのは人の感情に無意識的に影響を与える。実験に協力してくださった方々に手のひらの汗をはかる装置をつけてオレオレ詐欺の音声をスピーカーと受話器で聞いたときの発汗を比較した。発汗量は安静時にはほぼ代わりがなく、スピーカーで聞くとそれほど上がらないが受話器で聞いた場合は一気に上がって発汗量が持続。スタジオで清水ミチコが受話器での告白とスピーカーからの告白を比較した。清水ミチコは「ときめかない、さっきほど。イタズラだなって冷静になってる」と話した。

耳元とスピーカーでどうしてこんなに聞く側の感情が変わるのでしょう。さきほどの北川さんの専門は錯覚。錯覚とは知識や習慣によって事実と異なって感じてしまうこと。北川先生が注目したのは聴覚の錯覚。今回の実験のきっかけとなったのは北川先生が以前行ったとある研究。ある人が自己紹介をする音声を耳元で話した状態と遠くで話した状態を録音する。それらを合計24名が聴き比べどちらの音声により好意を抱いたか選んでもらった。するとなぜか耳元の音声を選びやすいことが分かった。テレビの前のみなさんもぜひ体験を。今から同じ音声を繰り返し流します。テレビから離れて聞いたときと耳元で聞いたときの差を感じてみてください。いかがでしたか?耳元の音に感情が動かされるこの錯覚がオレオレ詐欺で悪用されているんです。

人は相手にそれ以上近づかれると感情が動くパーソナルスペースを持っている。電話はいきなり声が耳元にくる。いい面では親しみを感じるという錯覚が起こるが、それによって指示を無視できなくなる状態になる。オレオレ詐欺は耳の錯覚を悪用。留守電で離れて聞けば冷静になれる。

耳元で詐欺の声を聞き恐ろしい体験をした佐藤さんです。2年前オレオレ詐欺の電話を受けてしまいました。佐藤さんにかかってきたのは息子と弁護士を装った電話。友人と起業するためにお金が必要だという内容でした。違和感を感じた佐藤さんは終始オレオレ詐欺を疑っていたという。ところが、弁護士と息子にかわるがわる耳元で話されているとパニックに。疑っていたはずなのに気づいたら銀行にお金を取りに行く準備を始めてしまったという。佐藤さんはかろうじて被害は免れました。詐欺を疑っていても騙されてしまうなんて耳元の錯覚が悪用されると怖いですね。だからこそ薦めたいのが留守電を活用したオレオレ詐欺対策。万が一犯人がメッセージを残しても耳元で聞かずに済むため冷静に考えることができるんです。

冒頭でお伝えした対策が広まらない現状はなぜなのでしょう。訪ねたのは留守電の取り組みに熱心な山形県寒河江市。この町で詐欺対策に頭を抱えている人がいる。木村二男さんは市の防犯協会の理事です。昨年木村さんの住む寒河江市でも高額を騙し取られる被害が発生した。詐欺を防ぐため留守電にしてほしい木村さんは自分が担当する地区100世帯に呼びかけを始めている。木村さんの人柄もあり皆さん快く留守電にしてくれています。一見何の問題もなさそうですが…。木村さんにディレクターの電話を貸して本当に留守電にしてくれているか確認すると、皆さん留守電設定を取り消していた。木村さんはこれまで留守電設定を呼びかけてきた人たちを緊急招集。この日集まったのは27世帯。思い切って留守電にしている人を聞くとたった5世帯だけだった。いったいなぜなんでしょう。

留守番電話設定をすすめてもしない理由は?というクイズが出された。集まったみなさんは「知り合いの人からかかってきたら失礼」「何回もコールして出ないと失礼にあたる」と理由を話した。さらに「自分がかけて留守電だったらなんだこりゃって思う」「留守電に話すのは意外と話しにくい」という意見も。

ガッテンが提案した作戦は電話に隠されたある機能を使うこと。留守電の応答メッセージを自分で吹き込み直して自分で楽しいものにしようという。木村さんに試してもらった。留守電機能のついている電話のほとんどは簡単なボタン操作で応答メッセージを変更できる。留守電にしてくれなかった皆さんにも伝えてみることに。実際にやってもらうと皆さんいろんな工夫をこらしてくれました。「留守にしている」ではなく「留守電機能に設定している」と伝えたり、こちらの方は孫の声でおもてなし。以前は乗り気ではなかった皆さんもなんだか楽しそう。結局留守電にしていなかった22世帯中18世帯の賛同を得ることに大成功。

スタジオで木村さんが留守電設定を続けているかの抜き打ちチェック。無事、留守電設定になっていた。スタジオに立正大学の西田公昭さんが登場。オレオレ詐欺を防ぐ留守電のコツは「電話にはでない」「指示された番号にはかけない」。電話がかかってきたらメッセージを確認してすでに知っている電話番号に折り返す。知らない電話番号を指定してきたら詐欺ではないかと疑ってほしい。折り返しの番号を指定されたら周りに相談してよく確認する。西田さんはなかなか当事者の気持ちになってもらえない、今回の実験で耳元で聞いてない人には感覚が伝わらないのが理由だと話した。

最も重要なのは留守電ボタンを押して常に留守電設定にしておく。電話がかかってきても出ないこと。相手の話をスピーカーで聞いて必要なら後で折り返す。もし相手から折り返し用に知らない番号を指定されたら、必ず周りの人や♯9110(警察相談専用電話)や188(消費生活相談窓口)に相談。普通に留守電設定にするだけでは失礼に感じるという人は自分で留守電の応答メッセージを録音。録音方法は説明書を確認するかメーカーに問い合わせてください。吹き込むメッセージの例は「ただいま防犯対策のため留守電設定にしております。すぐに折り返しますので発信音のあとにお名前とご用件を入れてください」。注意してほしいのが名前を名乗らないこと。実際に試してもらった人に感想を聞くと「いいね。安心だね」「効果はあるんじゃないかと。ぜひこのまま続けていきたい」と話した。

情報FAX ボックス番号 55055 音声にしたがって操作

このあとはサンドのお風呂いただきます

キーワード
オレオレ詐欺
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立命館大学
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パーソナルスペース
留守電
寒河江市(山形)
寒河江警察署
情報FAX

エンディング (その他)
20:14~

エンディング映像。

このあとはサンドのお風呂いただきます

番組宣伝 (その他)
20:14~

グッと!スポーツの番組宣伝。

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