グッと!スポーツ あきらめの悪い男 上原浩治

『グッと!スポーツ』は、NHK総合にて2016年4月5日から放送中のスポーツ情報番組である。司会は嵐の相葉雅紀が務める。

出典:goo Wikipedia

放送日 2017年2月28日(火) 0:55~ 1:30
放送局 NHK総合

番組概要

オープニング (その他)
00:55~

相葉雅紀が挨拶。今回のアスリートはメジャーリーガーの上原浩治・41歳。2013年には、抑えの切り札としてチームを世界一に導いた上原の素顔が明らかに。

“世界一”のメジャーリーガー 上原浩治 41歳 (バラエティ/情報)
00:55~

上原が戦うメジャーリーグには豪速球投手がひしめき、160キロは当たり前だ。最も速い球を投げるのはチャップマンで、その球速は169キロをマークする。一方、上原のストレートは140キロ前後。しかし、バットは次々と空を切る。なぜこの球速で抑えることができるのか、かつてオールスターゲームで上原とバッテリーを組んだことのある、野球解説者の古田敦也さんに聞いた。上原のボールは、縦の回転がきいていて独特の軌道を描くため、ボールが上に行き、バットが下に入ってしまうのだという。このようなバッターの手元で伸びるストレートの秘密は、ボールの回転数にある。ストレートの回転数をメジャーの平均と比べると、上原は1分間あたり200回転も多い。普通のストレートは重力の影響で落ちていくが、回転数の多い上原のボールは上向きの力が強く落ちにくい。そのため、バットがボールの下をかすったり、空振ったりしてしまうのだ。上原はブログで自身のストレートについて「今は高校生でも自分より遅い球を投げるピッチャーはいないんじゃない。ピッチャーは速さだけじゃない」と綴っている。

上原自身は、150キロのストレートを投げたいという願望はあるという。だが一方で、150キロ、160キロを投げても打たれるピッチャーは多く、「生きてるボールを投げないと」と語る。そんな上原のストレートの握りは基本的なものだが、最後に縫い目にかけた指を「切る」動作を行うという。そのため、トレーニングでは3本の指でダンベルを持つなどして“指力”を鍛えていると明かした。こうしたストレートの秘けつを聞いたところで、相葉は上原流のストレートに挑戦。ポイントは、縫い目にしっかり指をかけることと、離す瞬間に2本の指でボールを押し出すことだ。

番組スタッフが、上原の生まれ育った大阪市へ向かった。まず訪ねたのは、上原の高校時代のチームメイトの山本守さんと藤井孝昭さんだ。上原のことを「バズ」と呼んでいる2人にその由来を聞くと、「馬面」から「ばづら」へ変化し、最終的にバズと呼ぶようになったという。さらに、高校時代の上原について聞くと、授業中に教室内を立ち歩いてうろうろしていたり、山本さんのノートにサインを買いたりしていたと明かされた。そんな上原は、大学1年で明治神宮大会に出場。スタンドには、高校時代から想いを寄せていた女性が応援に来ていて、好投を見せた。その夜、彼女を含めた3人の友人が上原のいる宿舎を訪ねてきた。そこで上原は、彼女に「俺の女になれよ」と告げ、「無理やわ」と断られたと藤井さんが暴露した。結局、振られてしまったが、何度もそのやりとりを続けていたという。これに上原は「絶対うそや」と汗を拭った。

想いを寄せる女性に「俺の女になれよ」と言ったことについて、上原は「作ってる。記憶にあまりない」と言うが、徐々に記憶が蘇ったようで、狼狽えた表情を隠しきれない様子。振られても5~6回粘ったという情報もあったが、上原は「あきらめが悪いのは今もそう。(この性格が)野球に生きていると思う」と話した。取材班が上原が告白した女性に直撃したところ、本人はセリフについては覚えていないが、断ったことは覚えていて、その理由は「遠距離恋愛になってしまうから」というものだった。さらに、「もし、同じ地域ならば付き合っていたかもしれない」という彼女の言葉を知らされた上原は、汗を拭って次の話題を促した。

長年の付き合いがある柔道の野村忠宏さんから、上原のプライベート情報が寄せられた。地元の関西に戻ると、バレーボールの山本隆弘さんも交えてよく食事をするという3人。その時、毎回「スーパー銭湯に行こう」と誘われるが、187センチの上原と、201センチの山本さんという大きな2人と一緒に行くと互いに目立つことから、野村さんは毎回断っていると明かし、「スーパースターになっても庶民派の一面が消えない人。周囲の目を気にしないのはすごい」という。サウナや風呂が好きだという上原は、湯船がないことが多い海外では、契約の中に「湯船がある部屋」を記しているという。

上原が答えた「アメリカ生活で困ったこと」というアンケートを紹介。「ほぼ毎日、試合があること」、「英語」などが書かれていた。すると、渡米して9年目になる上原の元へやってきたアメリカ人の女性が、英語で話しかける。どんどん話を進めようとする女性だが、上原は汗を拭って狼狽えるばかり。「覚えようという気がまったくない」と開き直る上原は、ピンチの場面でマウンドへ駆け寄ってくるキャッチャーにも「来るなよ」と思っていると明かした。

上原はプロ入り後、巨人時代から昨シーズンのレッドソックスに至る20年近くの間、背番号「19」をつけ続けている。そこには、強いこだわりがあった。話は東海大仰星高校時代に遡る。チームでは2番手ピッチャーでエースにはなれなかった上原は、大学受験では野球推薦をもらえず、一般受験にも失敗。19歳の春から浪人生活が始まった。その頃、大学野球では、現在巨人の監督を務める高橋由伸や、中日のエースとして活躍した川上憲伸ら、同い年の一年生が活躍していた。闘争心を燃やす上原は、予備校で朝から夕方まで猛勉強に励み、そのままジムでトレーニング。学費の足しにと、夜には工事現場でアルバイトもした。半年後には、苦手だった英語の偏差値が30から60近くに上がった。こうして、上原は第一志望の大阪体育大学に合格したのだ。入学と同時につけ始めたノートには、大学4年間の目標が記されていて、「プロになる」ことも含まれていた。入学後も上原は、誰よりも練習に打ち込んだ。1人で居残り練習を続けた上原の走った道は草も生えなくなり、「上原ロード」と呼ばれた。そして、1年生から主力投手として活躍した上原が自ら選んだ背番号が「19」だったのだ。

上原は、野球ができない生活に追われ、苦しかった19歳の頃を思い出すと、「打たれることはそんなに苦しいことじゃない。次の日に野球ができる」と前向きになれるのだという。ここで、スタジオに歴代のユニフォームが登場した。2013年のワールドシリーズ制覇に貢献した上原だが、メジャーでそれほどまでに活躍するとはプロ野球選手の時代にも思ってはいなかったという。上原がメジャーに渡ったのは34歳の時。上原自身は「1年、2年できれば」という気持ちだったと明かす。だが、そこから9年が経った。上原は「球が遅くても大丈夫。浪人しても大丈夫」と力強く語った。

19歳の上原をよく知る人物として、ラグビー元日本代表の大畑大介さんがスタジオに登場した。上原とは高校の同級生の大畑さんは、浪人中の上原から送られた年賀状に「すぐにお前を追い抜く」と書かれていたと明かす。当初、大畑さんは「浪人生が何を言うとんのや」と呆れていたが、ある日の新聞で上原が全国大会の記事に載っているのを発見。それでも全国ベスト4まで進出している大畑さんは「同じくらい」と思っていたというが、次に新聞を見たときには、上原は全日本学生選抜入りを果たしていた。

次シーズンに向けて12月から動き始めていた上原。42歳となる今年、昨年のワールドシリーズを制覇したシカゴ カブスに移籍する。自主トレで力を入れているのは、下半身の強化だ。チームの連覇と、自身2度目の世界一を目指して、上原は自らを追い込み続ける。

上原は「1年間ケガなく、メジャーのマウンドに立ち続けることが目標。優勝できるチームだと思うから、その中に自分がいるようにしたい」と、今季の決意を語った。そんな上原に、アメリカ・ボルティモアに住む息子の一真くんから英語で手紙が届き、日本語訳したものを相葉が読み上げた。さらに、妻からの手紙も相葉が読み上げた。

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エンディング (その他)
01:27~

上原の話を聞いて、相葉雅紀が一番グッときたのは「あきらめの悪さを生んだ19歳という1年」だという。

上原は、番組が用意した新天地・カブスのユニフォームを試着した。

グッと!スポーツの次回予告。

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