クローズアップ現代+ 「追跡!消えた18億円 ATM不正引き出し事件」

『クローズアップ現代+』(クローズアップげんだいプラス、英語: Today's Close-up)は、1993年からNHKで放送されているニュース・報道番組。放送開始時の番組名は『クローズアップ現代』。火曜日 - 木曜日の放送でNHK総合テレビジョンとNHKワールドTVおよびNHKワールド・プレミアム(2008年9月29日放送分からノンスクランブル放送)で放送されている。略称は『クロ現』。

出典:goo Wikipedia

放送日 2016年6月21日(火) 22:00~22:25
放送局 NHK総合

番組概要

オープニング (その他)
22:00~

コンビニエンスストアなどのATMから18億円以上が一斉に引き出された事件。その瞬間を捉えた映像を独占入手したと伝えた。男が現金を引き出すのに使用していたのは白いカードだった。

キーワード
ATM

追跡!消えた18億円 ATM不正引き出し事件 (バラエティ/情報)
22:00~

「クローズアップ現代+ 」の番組宣伝。

先月15日の日曜日の早朝、数時間の間に18億円がATMから引き出された。現場は全国17の都府県にある約1700台のATM。利便性が逆手に取られた。今回の事件は南アフリカの銀行から流出した顧客データを使って、偽造クレジットカードが造られ、キャッシングによって不正に現金が引き出された。

先月15日6時31分。NHKが独自入手した愛知県のコンビニで現金が引き出される瞬間の映像を伝えた。スウェット姿の男は店に入るとまっすぐATMの前へ。財布から取り出したのは白いカードだった。暗証番号を入力し、現金を引き出す捜査を10回繰り返し、仲間の待つ車で走り去った。男らは愛知県小牧市、北名古屋市などにあるコンビニ7店舗を次々と回り計380万円を引き出したとみられている。全体の3分の1の被害が集中した東京では、店舗が多い繁華街で不正引き出しが多く行われた。

現金14億円が引き出されたセブン銀行。事件当日の午前8時頃、システムが異常を感知し、緊急措置としてATMでの不正取引を止めていたことがわかった。あまりにも不正件数が多かったために、最終的には該当の国際ブランドのカードをすべて止めたという。他のコンビニなどに設置されているATMでも同様の犯行があり、引き出された金額は18億6000万円にのぼった。南アフリカの銀行から流出した顧客データを元にカードが偽造され、現金が引き出された今回の事件。警察によると、出し子は100人以上と見られ、愛知、東京、神奈川などで逮捕者が出ている。逮捕者は知人に誘われカードなどを渡されたと供述している。犯行に使われた白いカードはインターネットでも簡単に購入することができ、社員証や店のポイントカードを作る時に使われている。

セキュリティー技術開発者は、偽造カードは市販されている機械を使って作ることが可能だと実演してみせた。今回の事件で、西日本の元暴力団員2人は事件の1週間前に別の地域を拠点とする暴力団関係者から、出し子の手配を頼まれたという。出し子を集めるネットワークを期待されたという。基本は3人1組で、運転手を1人付け、1人カードを10枚渡され1回の引き出し額は9万円で6回引き出すことを求められていた。報酬は引き出し額の10%とされた。先月新潟県警が別の事件で摘発した振り込め詐欺グループは、東京の関係先から今回の犯行手順を記したメモが押収された。警察は詐欺グループが今回の不正な引き出しに関わっているとみて調べている。

今回の事件の特徴は振り込め詐欺グループと暴力団が一部で関わっており、犯行は振り込め詐欺のように役割分担がされているとみられる。暴力団は組織力を背景に犯行に及ぶのではなく、地域ごとに顔の効く暴力団関係者が個人のつながりで出し子などを集めるのに関わっていたとみられる。カードデータ不正取得の手口はいくつかあるが、今回はカードブランドが1種類に限られ、暗証番号がすべて同じだったという特徴からハッキングで漏洩したものと考えられるという。海外にはハッキングをビジネスとして行うプロの犯罪者集団がおり、今回もそういったグループからデータがもたらされたとかんがえられる。1つの企業を狙うのではなく、日常的に脆弱なコンピュータを探してハッキングをかけるという。現在逮捕されているのは全国の11人、出し子の末端などにとどまっている。地元の先輩後輩など知人同士が多くなっているが、地域を超えた横のつながりは見つかっていない。

急増する外国人観光客に対応するため、日本全国で海外のクレジットカードが使えるATMが次々に設置されている。こうしたATMの設置は観光客の増加を目指す国の方針としても掲げられている。今回の事件では、日本のATMの利便性が逆手にとられた。専門家は「利便性を高めれば高めるほどセキュリティー上の盲点は出てくる」と述べた。また磁気ストライプに記録するカードから、ICチップに記録するカードに変えることが偽造防止には有効だという。磁気カードには、カード番号、名前、有効期限がそのまま記録されている一方、ICカードはデータが暗号化されているため容易には読み取ることができない。年間数千万円のコストがかかることが、ICカードに切り替える障害になっているが、国は4年後までに全てのカードをIC化することを目標に掲げた。

全てのカードがICカード化されれば、読み取り装置の対応も必要になり、容易なことではないと話した。企業はデータが漏れても被害が出ないよう無価値化することが大事だと話した。被害に合わないためには、磁気カードをICカードに切り替えるように金融機関に持ち込むなどすることが大切と話した。

キーワード
ATM
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振り込め詐欺
暴力団
ハッキング
北杜市(北海道)
松本市(長野)
UCS
IC
磁気ストライプ

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