クローズアップ現代+ 夏スペシャル 「解決のヒントは?老後のお金 と ひきこもり」

『クローズアップ現代+』(クローズアップげんだいプラス、英語: Today's Close-up)は、1993年からNHKで放送されているニュース・報道番組。放送開始時の番組名は『クローズアップ現代』。火曜日 - 木曜日の放送でNHK総合テレビジョンとNHKワールドTVおよびNHKワールド・プレミアム(2008年9月29日放送分からノンスクランブル放送)で放送されている。略称は『クロ現』。

出典:goo Wikipedia

放送日 2019年8月8日(木) 19:30~20:42
放送局 NHK総合

番組概要

オープニング (その他)
19:30~

オープニング映像が流れた。

日本の課題 解決します (ニュース)
19:31~

年金で生活する77歳の男性は、タクシー運転手として60歳まで働いていたが預金が底をつきかけていた。男性は妻が6年前に亡くなった事で初めて家計を管理していたが、医療費などがかさんでいったという。男性は閉店前のスーパーで値引き商品を購入し、息子は自分達の生活で手一杯なので頼れないと話す。そこで男性はファイナンシャルプランナーの深田さんから、アドバイスをもらうことにした。まず、男性は自分の収支の状況を詳しく把握し、習慣化した出費にメスを入れていった。乗る機会の少なくなった車も配車にするなどで、年50万円の節約が出来る事が明らかになった。こうした家計の相談は、国が行っている「家計相談支援事業」でも出来る。男性は都内で行っていた高齢者向けの相談会でも家計の相談をし「おかげさまで助かりました」と涙していた。

ファイナンシャルプランナーの深田さんは「年金は所得税が源泉徴収されている。年金生活の人は年末調整がなく、自分で確定申告を行わればいけない」などと教えてくれた。

子供が親に援助している世帯は40代から60代が7割を占めていて、その金額はひと月平均6万円にのぼっている。高齢の両親と暮らす女性は、1人で生活費を負担していた。そこでファイナンシャルプランナーの畠中さんが、相談に乗ってくれた。両親は自営業だったため、年金支給額は2人合わせて月に13万円と、医療費や保険料が上回っていた。そこで女性は援助をしているが、息子の援助もしなければならず、毎月赤字だった。女性は両親に再三、家計の状況を伝えてきたが聞く耳を持たなかったと話す。畠中さんは女性に対し、両親に手紙を書くことをおすすめした。手紙を書く時は「言葉を選んで回数を重ねて少しずつ聞く。質問の仕方を変えて根気よく」がコツだという。

両親に手紙を渡した女性は、両親から苦い顔をされて死んだら保険が返ってくると言われた事を話した。女性の両親は民間の保険料の払込を現在でも続けており、深田さんが「払い済み保険」にすることをおすすめしていた。払い済み保険とは、解約をせずに保険料の支払いをやめる手続きをとることだという。保険料を支払い続けた場合に比べ、死亡時の受給額は少なくなるが、毎月の支出が抑えられる。女性は保険会社の人と直接話す事を決めていた。NHKの調べによると収入が低い人ほど、老後資金について家族で話せていないという。深田さんはこの事について「なんとかなるさはなんとかならない」とし、司法書士の杉谷さんは「親が認知症の場合、介護施設について親子で話を出来ていない。なので、事前に施設についても話し合いをしたほうが良い」などと話していた。

お金の話が夫婦で出来ていないと話す40代の女性は、世帯年収が600万だという。娘は来年受験生で、高校生になれば全国平均で月8万円かかる。女性はこれまで出来ている月4万円の貯金が出来ないのではと感じていた。夫婦でお金の話をする夫婦より、しないほうが貯金の割合は10%以上低いという結果が出ている。お金の不安を夫に話せない女性はファイナンシャルプランナーの横山さんに相談した。横山さんは我が家の家計の状況を家族全員で共有する会議「家族マネー会議」の提案をしていた。

老後資金で大きな壁となるのが、教育費の問題となっている。これからかかる教育費の問題について、小中高の3人の子供達と家族で話し合った。そうすることで子供達が、自らお金について使い道を考える変化があらわれたという。

年間の教育関係費は2人以上の世帯の場合、40代から急に上がっていた。40代では約47万、50代では約52万となっている。教育費については家族会議で、月にどれぐらい出ているか書類で書いて見せ合う事が大切などと深田さんは話す。そして話し合いは年1回でも、状況変化の時に見直しをした方が良いという。杉谷さんは家計を預かる人が厳しい状況を話さず、キャッシングでトラブルになるケースもあると話す。さらに家計状況は夫だけでもなく、子供にも伝える事で我慢を知ることになるなどと伝えた。

ファイナンシャルプランナーの横山さんは、将来長男である自分が親の面倒を見なければならないという佐藤さんのもとをたずねた。佐藤さんは個人事業主として年収700万円だが、お金が貯められないという。老後に7千万円かかる事を知った横山さんは、佐藤さんから月に11万円の貯金を始める事をすすめられていた。

人生100年時代の「収入ダウンの崖」が緩やかに下っていくという。しかし、支出はある月から下げる事はなかなか出来ないと深田さんは話す。深田さんは「まずは貯蓄。残ったお金で暮らす習慣を。危機感の見える化の意識を持つことが大事」などとし、杉谷さんは「お盆がチャンス。お盆にさり気なく家族と話すのが良い」などと話していた。

ひきこもりの当事者たちが声をあげ始めている。大きなきっかけとなったのは川崎スクールバス殺傷事件や、元農林水産事務次官による長男刺殺事件だった。NHKの特設HPには投稿が相次ぎ、その数は1200通にもなっていた。そこでNHKでは当事者同士をつなぐ、LINEグループを結成させた。番組ではひきこもり当事者たちが一歩を進めるヒントを探っていく。

家族以外の人を部屋に入れたことがない小崎さんは、ひきこもり歴20年以上で中学時代のいじめがきっかけでそうなったという。小崎さんはラジオへの投稿を毎日欠かさず続け、社会の繋がりは大事だと話す。そしてひきこもり歴12年の清水さんは週3日3時間の清掃の仕事をしているが、自分に自信が持てないという。そんな清水さんは新聞を毎日読み込み、切り抜く作業を続けていた。

14歳から15歳まで引きこもっていたという千原ジュニアさんは、当事者として今回のような番組を見ていたが自分には響かなかったなどと話す。そして中川翔子さんは中学生時代にいじめにあったことで半年間ひきこもり、先生にあまり良い対応をしてもらえなかったという。スタジオとLINEグループは現在繋がった状態で、高山さんはうつ病とパニック障害があわさった「うつパニ」を発症していると告白した人のメッセージを紹介した。さらに中川さんは去年も同番組に出演してひきこもり女子会に参加した際、繋がりたいという気持ちを持っている方は多いように感じたという。

ジャーナリストの池上さんは「働かなければならないなどと、自分達でバイアスに囚われている」などと話していた。ここで番組に寄せられた50代の男性からのメッセージを紹介した。メッセージは「18歳の娘がひきこもりで施設に入れている。20歳を過ぎて立ち直らない場合、家には一切入れない。生きていけないのは自分が弱いだけ」という内容だった。

50代の男性から「18歳の娘がひきこもりで施設に入れている。20歳を過ぎて立ち直らない場合、家には一切入れない。生きていけないのは自分が弱いだけ」というメッセージが番組に寄せられた。この男性は娘が4年間ひきこもりで厳しい言葉を言うのは、娘を思うがゆえだという。

さらに「ひきこもりは部屋で好きなことをやって家族が汗水かいて稼いだお金を食いつぶす」というMさんもいた。Mさんは自身が社会で何度も困難を乗り越えて来たから、ひきこもりの人に対して厳しい目を向けてしまうという。

ひきこもりの当事者の中には、親が自分よりも世間体を気にする事で傷ついていた人もいた。小崎さんはひきこもりで精神科にかかったが、親から「精神科なんて世間に知られたら恥ずかしい」と言われた事を明かした。

番組で寄せられた投稿を見ていると「〇〇すべき」という言葉が多く見られたという。そこで番組ではこうした「〇〇すべき」を具現化したべきおばけを出演者の前に設置した。ひきこもり支援に携わる専門家は「〇〇すべき」が社会のあらゆる場所に蔓延していると話す。

ジャーナリストの池上さんは「べきおばけは誰の心にもあると思う。親が子供を他人と比較した時などに発生するのでは」などと話す。ぼそっと池井多さんは「べきおばけだけでなく、べきエンジェルもいると思う。引きこもっているうちにこれは自分でやるべきだと思う事も大事なのでは」などと話した。千原ジュニアさんは「現状を変えるために、動くべきだという気持ちがないと辛いと思う。すべきなんだと思い続ける事で脱出の鍵があるのでは」などと話した。そしてちあきさんは「べきおばけはプレッシャーになることもある。自分にあるべきおばけと戦う事も大事」などとコメントしていた。こうしたべきおばけとの向き合い方について長谷川教授は、書いて吐き出したり向き合い共有したりすることが大事だとしていた。

べきおばけを味方にするワークショップには、全国から8人のひきこもり当事者や経験者が集まった。最初は円盤型のコンクリートに長年とらわれてきた「べき」を書く作業を皆で行った。この企画を引き受けたのは、自身も3年間ひきこもった経験のある現代美術家の渡辺さんだった。出来上がった円盤は、ハンマーで叩いて自分の中にある「べき」も壊していた。参加者は「べき」の円盤を破壊した後、修復しながら現実との折り合いの付け方も考えていた。参加者の女性は職場で「結婚しないの」などと言われ、嫌だったが「べき」を破壊した後で「本当は自分ももてたかった」などと話していた。

中川翔子さんは「べきを壊す作業は自分の気持ちと向き合うことにもなって、心の角度を変えるきっかけで面白い」などと話し、ぼそっと池井多さんは「社会の片隅にひきこもっていたとしても、生きていくべきがべきエンジェルだと思う」などとコメントした。けいこさんは人事の人が「引きこもりの人に対して、その間何をしていたのかキャリアとして受け止めると働く人も増えるのでは」などと述べていた。

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ひきこもり特設HP

エンディング (その他)
20:41~

武田真一アナは「今回の企画はこれで終わりではなく、引き続きホームページなどで体験談を募集している」などと呼びかけていた。

クローズアップ現代+の次回予告テロップ。

クローズアップ現代+のFacebookとTwitterのテロップ。

NHKオンデマンドで配信のテロップ。

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