クローズアップ現代+ 相次ぐ“縁切り死” 愛する人が何も告げず▽警視庁に密着

『クローズアップ現代+』(クローズアップげんだいプラス、英語: Today's Close-up)は、1993年からNHKで放送されているニュース・報道番組。放送開始時の番組名は『クローズアップ現代』。火曜日 - 木曜日の放送でNHK総合テレビジョンとNHKワールドTVおよびNHKワールド・プレミアム(2008年9月29日放送分からノンスクランブル放送)で放送されている。略称は『クロ現』。

出典:goo Wikipedia

放送日 2018年9月18日(火) 22:00~22:25
放送局 NHK総合

番組概要

オープニング (その他)
22:00~

オープニング映像。現在、身元がわかるものを持たずに自殺する人が相次いでいる。ことし2月、中年女性の遺体が見つかった。また、都内の団地では高齢の女性が自殺。遺書がなく、身元が分からなかった。今回は、警視庁の身元特定の専門チームの現場に密着する。

キーワード
警視庁

“縁切り死”なぜ愛する人が突然… (バラエティ/情報)
22:02~

東京・巣鴨で臨時に設置されている身元不明相談所では、遺体に関するパネルなどが並んでいる。本日は、縁切り死の実態に迫る。

警視庁の身元不明相談室である女性について調べていた。年齢は50代~70代で、電車に飛び込んで自殺し、所持品はなかった。専門の捜査官が女性の似顔絵を作成し、およそ8万件の行方不明者のデータと照合したところ、一人の女性が浮かび上がる。歯型鑑定の結果、同一人物の可能性が高いことが判明した。

警視庁の捜査員は、女性が住んでいたという町に向かい、女性を探し続けていた男性の元を訪れ、似顔絵や遺体の写真を見てもらった。男性によると、女性が姿を消す直前、女性に変わった様子がなかったという。女性は男性との買い物中、トイレに行くと言って、男性に財布を預けたまま、戻らなかった。

かつて男性と女性は飲食店を営んでおり、店はバブル景気で連日にぎわっていたが、景気悪化で閉店。その後、女性は職を転々とする男性を支えていた。女性が姿を消した後、自宅には1枚のメモが残されていた。メモには「さがさなくて良い、お金がかかるから」等と書かれていたが、自殺の理由については書かれていなかった。

この日、警視庁の身元不明相談室の捜査員が九州を訪れた。これは、都内のビルから飛び降りた60代男性の孝さん(仮名)が、九州で行方不明届が出された人である可能性が浮かび上がったため。捜査員は行方不明届を提出した洋子さん(仮名)と会い、話をした。身元不明の遺体には医療器具が埋め込まれており、着ていたTシャツが、行方不明届の写真と一致していたという。なお、孝さんは結婚後、3人の子どもを育ててきた。40代で離婚し、職を転々とした。そんな時、親しくなったのが洋子さんで、洋子さんと孝さんは、心を許せる存在だったという。

孝さんが自殺した理由を求め、遺品を調べた。孝さんは、すい臓がんと診断され、治療費を気にかけていたという。また、薬の手帳の表紙に孝さんが書いたメッセージが見つかった。そこには、死ぬ前に行きたい場所が書かれていた。孝さんはがんの診断から半年余りに、東京で自らの命を絶った。ポケットの中には、20万円とメモがあった。メモには「このお金でひっそり火葬してください」とあった。

洋子さんは、孝さんが亡くなった場所で手を合わせたいと、東京に訪れた。

東京・巣鴨で臨時に設置されている身元不明相談所では、遺体に関するパネルなどが並んでいる。本日は、縁切り死の実態に迫る。

渡會幸治は「(身元不明遺体が増えている実感について)都内でですね、毎年、100体前後の方が身元不明ということで登録されます。そういう意味では、毎年の積み重ねで増えているということが言えると思います」などと話した。

自殺に関する調査を行ってきたライフリンクの清水康之は、「縁切り死の背景には、周囲に迷惑をかけたくないという思いがあるのではないか」と推測している。また、精神科医の香山リカは、「縁切り死は自らの価値を見出しにくい社会を映し出している」と指摘。作家の平野啓一郎は、「縁切り死には、きれいな思い出だけを残して消えたいという願いがあるのでは」と話している。

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身元不明相談所
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すい臓がん
東京都
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エンディング (その他)
22:24~

エンディング映像。

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