クローズアップ現代+ 官僚接待の音声入手!裏口入学・高級ワイン▽驚くべき実態

『クローズアップ現代+』(クローズアップげんだいプラス、英語: Today's Close-up)は、1993年からNHKで放送されているニュース・報道番組。放送開始時の番組名は『クローズアップ現代』。火曜日 - 木曜日の放送でNHK総合テレビジョンとNHKワールドTVおよびNHKワールド・プレミアム(2008年9月29日放送分からノンスクランブル放送)で放送されている。略称は『クロ現』。

出典:goo Wikipedia

放送日 2018年8月27日(月) 22:00~22:25
放送局 NHK総合

番組概要

クローズアップ現代+ (バラエティ/情報)
22:00~

文部科学省のエリート官僚が息子を裏口入学させたとされる事件において、去年5月に高級料亭で交わされたとされる音声を公開。文科省前局長は受託収賄罪に、東京医科大学の前理事長は贈賄罪で共に起訴された。この時、前理事長は裏口入学の見返りに、前年に落選した私立大学の特色ある研究を支援する文科省の補助事業の選定で、便宜を図ってもらうことを求めていた。この音声を記録したのは、収賄ほう助罪で起訴された医療コンサルタント会社元役員。2人を仲介し、会食の場を設けていた。

医療コンサルタント会社元役員の男は、官僚と民間の双方に巧みに食い込み、利益を得ようとする“霞が関ブローカー”として知られていた。料亭での会食の半年後、東京医科大学は事業の対象校に選ばれ、5年間で1億円超の補助金を受ける見通しになった。こうした官僚への接待は、より広範囲に及んでいた実態が取材によってわかった。元役員が接近しようとしていた官僚リストの中には、国交省や厚労省、金融庁など30人の名前が記載されている。その中には、150万円相当の接待を受けたとして起訴された文科省幹部の名前も含まれていた。取材では少なくとも11人の官僚が元役員の男らによる接待・会食をしていたことがわかっている。これらの接待の費用は、多い月で600万円にのぼっていた。ブローカーの男をよく知る男性は「自分たちが優先的に国の政策に対して入っていって利権をとれるかが目的だったのでは」、「通常の官僚だと経験できないようなことを複数回にわたって餌付けしていく」と話した。

今回、起訴されたブローカーの男から、接待を受けたことがあるという複数の官僚の証言を紹介。ブローカーの男は、大臣経験のある参議院議員の政策顧問という肩書の名刺を使い、文科省に頻繁に出入りしていたという。元文科省官僚の男性は、政治家との関係を重視する官僚たちにとって、その関係者との面会は簡単には断れないと証言する。霞が関の官僚は、大蔵省解体のきっかけとなった、20年前の大蔵省接待汚職事件を教訓にしていたはずだった。事件を受けて国家公務員の倫理規定が作られ、利害関係者から飲食の接待を受けることが禁止され、違反すると懲戒処分の対象となった。しかし、それでも官僚たちが接待を受け入れたのは、政府が掲げる成長戦略や社会の変化に対応するため、官僚には民間との関係を重視する傾向が強まっていることが背景にあるという。

音声データには、起訴されたブローカーの男が官僚を取り巻く状況の変化に目をつけ、新たな事業に進出しようとする姿が記録されていた。その一つが、スポーツコンプライアンス事業だ。不祥事防止のためにスポーツ庁が民間に委託し、委託先には国から資金が支払われる。スポーツ界で不祥事が相次ぐ中、東京五輪を控え、今後も予算拡大が見込まれるとして注目されている事業だ。その事業に参入しようと、ブローカーの男は関連団体の設立に関わり、スポーツ庁の幹部らと何度も接触。企画書の書き方の指南も受けていた。その後、ブローカーの男の団体は委託先に選ばれ、国から400万円が支払われた。男を知る男性は、五輪を見据えて大きな利益をあげようとしていたとみている。

倫理規定上、国家公務員は利害関係者から飲食やゴルフなどの接待を禁止されている。しかし、接待を受けた官僚は、「(ブローカーの男は)政治家関係者なので利害関係者ではない」、「後日、お礼の品を返したので問題ない」などと釈明している。これに、長井記者は「官僚たちの説明は言い訳に過ぎない。大蔵省接待汚職事件から20年が経ち、倫理規定が形骸化している」と指摘した。さらに、官僚がブローカーと接触する背景についても説明。ブローカーの男の名刺に記された政治家の事務所は「肩書を使うことは了承したが、報酬は一切支払っていない」としている。また、ブローカーの男らは、英語事業などの予算拡大が見込まれる新しい分野で様々な事業を進めようとしていたことが明らかになっている。

官僚への過剰接待をめぐる問題についてスタジオで解説。25時間を超える音声データに登場した官僚は少なくとも5人。それは複数省庁の局長級や課長級の幹部だったという。さらに、政治家とみられる人物の音声も含まれている。やりとりがあった場所は高級料亭のほか、霞が関の省庁内で交わされたとみられる音声もあった。その時期は去年4月~9月だった。社会部の長井孝太記者は「注目したのは時期。去年、文科省では組織的な天下りが問題となったが、裏口入学をめぐるやりとりは、その直後に行われた。また、森友学園や加計学園をめぐる問題で官僚の姿勢が厳しく問われていた時期にも重なる」と指摘した。さらに、霞が関ブローカーが官僚に接近する方法について解説。ブローカーの男は官僚に接近してもすぐに見返りを求めず、数年間にわたって家族ぐるみの付き合いを続けていた。こうした霞が関ブローカーは複数存在すると指摘する捜査関係者もいる。

「クローズアップ現代+」の次回予告、公式番組、フェイスブック、ツイッター、LINEの告知テロップ。

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