クローズアップ現代+ 夏季特集「あなたの情報が社会を変える」

『クローズアップ現代+』(クローズアップげんだいプラス、英語: Today's Close-up)は、1993年からNHKで放送されているニュース・報道番組。放送開始時の番組名は『クローズアップ現代』。月曜日 - 木曜日の放送でNHK総合テレビジョンとNHKワールドTVおよびNHKワールド・プレミアム(2008年9月29日放送分からノンスクランブル放送)で放送されている。略称は『クロ現』。

出典:goo Wikipedia

放送日 2018年8月10日(金) 19:30~20:42
放送局 NHK総合

番組概要

オープニング (その他)
19:30~

7月3日、番組ディレクターが自身の母親の介護を記録した映像が放送された。放送に先立ち、SNS上に動画を投稿したところ、同じ悩みを持つ人からの意見が集まった。女からは、「嫁も娘も大変。」という批判の声が。他にも様々な意見が集まった。今夜は、視聴者と一緒に介護などの問題について考える。

キーワード
SNS
オープンジャーナリズム

♯息子介護 (バラエティ/情報)
19:32~

30代の男性から『母親の介護で、性別の差があるのでオムツをかえる事等がしんどかった。』等という内容の声が寄せられた。また、50代の男性から『介護と仕事を両立させる働き方改革は進んでいない。』等という内容の声が寄せられた。また、50代の女性から「男性が介護している場合、疲れ切り閉じこもりがちに見える。」等という内容の声が寄せられた。また、40代女性から「息子だと介護がより大変?娘介護者も苦しんでいる。」等という内容の声が寄せられた。

息子介護についてカンニング竹山さんは「介護について勉強したことがあり介護は1人でやろうとしないで地域などと繋がりを求めることが必要」などとコメントした。当事者や家族は「認知症の人の行動には本人なりの理由がありそれを理解することで介護の負担が減少する」「ご近所との互助が大切で勇気づけられたりする」などとアドバイスしている。おちとよこさんは「介護は1人の生活の全てを支えるため男性は苦労するため、職場の他に生活の場に軸足を起き、ワークライフバランスを変えるだけでだいぶ楽になる」とした。また介護者の集いに参加して経験者の話を聞くだけで介護のヒントになった人もいると紹介した。番組ディレクターはケアマネージャーと相談してデイサービス、ヘルパーなどのサービスを利用しており、介護はチームで望んで1人で抱え込まないことが大事だと実感したと話している。

静岡県に住む男性から介護についての深刻な悩みが寄せられた。放送後、介護職や排泄など介護に役立つ情報を集めたサイトを運営している女性から連絡があった。男性にサイトのことを伝えると、1ヶ月経った頃には感謝のメッセージが届くようになっていた。

優木まおみは、「父母が祖母を介護しているのを見て大変そうだと思った。自分が当事者になったときのために知っておきたい。」とコメント。カンニング竹山は、「いずれ介護をすることになると思う。どうやればいいか疑問。」とコメント。介護する家族の割合は、この15年で嫁が半減、息子が増加している。介護中に虐待をした家族の割合は息子の割合が多い。

介護についてのトーク。おちとよこさんは「介護は孤立してしまうと出口が見つからなくなる。つながりがもてることで心のベクトルが変わって希望がもてる。介護は情報・人脈・お金のどれか1つを持っていれば楽になる」などとコメント。

母親が認知症になり介護に直面した鹿児島の共働き夫婦である有村宣彦と妻の智美さんからも投稿が寄せられた。宣彦さんは子育てと並行して親の介護もする事になった。親と同居はせずに通い介護をする事を決めた。宣彦さんは毎日4回、介護に通っている。母親の勝代さんは6年前にレビー小体型認知症を発症した。最近は症状が進み、息子の事を認識出来なくなってきた。宣彦さんは他人の感覚で母に接している。

50代ディレクターの母は今年79歳。現在は生活のあらゆる場面で介助を必要としているが、2年前までは元気だった。最初は要介護1だったが、8ヶ月ほどで要介護5に悪化した。ディレクターは、「予兆はあった。あの時ああしてたら。」と思う。出勤までの2時間、ディレクターは家事と母の世話をする。母をトイレに誘導し、合間に朝ごはんの準備をする。料理が苦手なので、食べやすい食事を作る難しさを痛感したという。要介護者の料理には配慮が必要だという。母は、「息子に申し訳ない。気の毒だと思う。」とコメント。

息子介護について、ネット上では「介護=嫁や妻がやるものという常識が日本社会にはあってムカつく」などと批判的な意見が多くみられた。優木まおみさんは「突き放しても仕方のない問題」などとコメント。竹山さんは「介護は男性がやる、女性がやるっていうのは関係ない」などとコメント。おちとよこさんは「介護は女性に任せる、甘えるというのは時代錯誤」などとコメント。

更に、宮城・石巻に住む鈴木日出生さんと母親のあさこさんを訪ねた。あさこさんはアルツハイマー型認知症と診断された。日出生さんはあさこさんと同居している。日出生さんは独身で、8年間介護を続けてきた。この日、2人は男の介護教室を訪ねた。この場で築いた人とのつながりが心の余裕を保つ上で助けになるという。あえて自由にする事も日出生さんの流儀だ。更に、あさこさんとコミュニケーションを楽しむという極意がある。ありのままの行動を尊重する事で、あさこさんが穏やかになり日々の介護も楽になるという。

有村さんは介護分担について「妻には妻の人生がある。お互いできることを役割分担しながらやっている。お互いに負担をかけないようにしている」などとコメント。

認知症の母親の介護を行っている有村宣彦さんはあえて他人のように接することについて「息子と母親だとギクシャクする瞬間があり、気のいいあんちゃんのような感じで接する方が母親にとっても良いと思って行っている」と話した。

キーワード
介護
みうらじゅんさん
SNS
鹿児島県
認知症
レビー小体型認知症
石巻(宮城)
アルツハイマー型認知症

♯教師への暴力 (バラエティ/情報)
19:59~

去年9月、博多高校で撮影されSNSで拡散された映像には、生徒が教師に何度も暴力を振る姿が。授業とは関係ない動画を見ていたことを注意された直後だったという。撮影者はクラスメイト。当時16歳の生徒は逮捕された。教師への暴力件数は80年代と比べて最近増加中。インターネットで情報提供を呼びかけると、同様の被害を受けた教師の声が集まった。20代中学校女性教師は生徒を注意したらグーパン3回を受けたという。30代中学校男性教師はつばを吐きかけられ首を絞められたという。小学校でも、小6女子が先生にビンタする遊びが流行っているという。放課後、小2男児が女性教師の後頭部をバットで殴るケースもあった。バットで殴られた女性を番組が取材。女性は、「びっくりした。殴られた時耳が潰されるような感覚で、聴こえなくなったのが感覚としてある。」とコメント。福岡高校の元教師からも、内情を話したい、とメールが来た。男性によると、暴行を受けたあとも授業を再開した教師の態度に問題の本質が表れているという。暴行前から生徒と教師の立場が逆転していたという。

竹山さんは「大人はもっと面倒くさくて良いと思う。学校の問題は生徒の問題ではなくて、オトナの問題だと思う事がある。」等とコメントした。優木さんは「悪い事を悪いと教えてくれる人がいなくなってしまっている。難しい問題だと思う。」等とコメントした。

小学2年生にバットで殴られたという教師のAさんは「今も聴力が回復しない等の後遺症に苦しんでいる。今は学校ではない場所で勉強等を教えている。子供の背景が多様化している。子供に暖かく対応しようとすると、子供は暴力をふるう傾向がある。」等とコメントした。暴力を公表しなかった経験がある元校長のBさんは「現実は厳しい状況に置かれる事がある。1つの事案で学校が悪い学校と思われてしまったりする部分が強いと思う。保護者からの教師に対するクレームが増えていく可能性がある。」等とコメントした。優木さんは「学校を選ぶ際、事件があった事を知ると保護者にとっては心配の要因になる。」等とコメントした。竹山さんは「今の評判等の全体像ばかりを気にせずに人間を育てる事を重視すべきだ。」等とコメントした。Bさんは「現状からすると、微妙で難しい部分がある。」等とコメントした。アンケートで保護者が教師を評価するという、新たな人事制度が取り入れ始めている。内田さんは「色々な意見やクレームを受ける事になってしまう。ダメなものはダメだという事を子供に認識してもらう事等が考えなくてはならない課題だと思う。学校であれ家庭であれ暴力はダメだという事を共通認識として持つ事が大切だと思う。」等とコメントした。

30代の中学校の男性教師は生徒から暴力を振るわれても抵抗できなかったという。ここ数年、教師の体罰に対する取り締まりが厳しくなっている。体罰に係る教職員への処分は平成24~28年度で8533件。教師たちの間では、注意や指導が体罰ととられかねない、という不安があるという。男性は、「殴られても笑ってごまかす。こんなん学校の先生の指導じゃないと思う。」とコメント。20代の中学校の女性教師は、生徒から肩を殴られた後、校長に事態を報告したら、校長が、「そのくらい当たり前。乗り越えろ。生徒は客だと思え。保護者は神様。」と言ったという。生徒の暴力を隠したことのある校長へインタビュー。校長は、「教室の中のことは教室で、という考えがあるのはある。暴力事件が起きたことが保護者などの耳に入ったときに、学校の信頼が落ちる。学校の信頼は校長の評価基準。」とコメント。中学時代に教師に暴力を振るった青年にインタビュー。教師から注意されたことに腹を立てて胸ぐらをつかみ押し倒したという。青年は、「スイッチが入った。」とコメント。教師は抵抗しなかったという。青年は、「親にびびっている教師の弱みがよく見える。調子に乗ってその弱みにつけ込んでしまう。立場が自分のほうが上だと思ってしまう。」とコメント。

生徒から教師への暴力について、ネットの声には、暴力を受けたら警察を呼ぶべき、という意見が多かった。優木まおみは、「学校には監視カメラがあったほうが良いと思うが、学校が楽しくない場所になるかも。」とコメント。暴力事件が起きた中学校の校長は、警察に通報したことを今でも悩んでいるという。校長は、「通報することで、子供の将来がどうなるのか、という思いがある。」とコメント。教師のカウンセリングをする土井さんは、「学校の先生だけでは子どもを育てられない。先生に対する保護者のフォローがないと。学校側がやってることが保護者の承認を得て、学校教育を展開することが必要になってくる。」とコメント。文部科学省は、「暴力などの問題を起こす生徒に対しては学校はきぜんとした指導、適切な対応を行なうべき。犯罪行為の可能性があったら直ちに警察に通報するべき。このことを教育委員会などに周知しているところ。」とコメントしてる。ネット上では、「いきなり警察だと生徒の更生が難しい。」などの声が上がっている。バットで生徒に殴られた教師Aさんは、「警察に通報するべきだと思う。警察に通報しないと、暴力を受けた教師が支援してもらうこともない。ダメなものはダメと教える機会がなくなる。」とコメント。元校長のBさんは、「学校で起こったことは学校で解決するべき。警察の力を借りるということは、学校の負けであり教師の負け。」とコメント。カンニング竹山は、「学校と保護者と本人が話すのが一番の指導。子どもは学校と家庭で態度をわけるやつが多い。家庭と一緒に話さないと反省しない。学校だけの解決は無理。」とコメント。優木まおみは、「子供の今後を考えた時、すごい難しい。」とコメント。内田良は、「学校だけで頑張ろう、という考えのせいで、教師の労働時間が増えている。これからは、保護者や地域住民が教師を支えるのが大事。」とコメント。

キーワード
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文部科学省
PTSD

♯あちこちのすずさん (バラエティ/情報)
20:29~

続いては、『あなたの投稿が戦争の風化を防ぐ』。先週、♯あちこちのすずさんが番組で放送された。映画『この世界の片隅に』の主人公すずさんのように戦争を生き抜いた庶民の手記を紹介した。すると、2000件以上の投稿が寄せられた。戦禍の中でも恋やおしゃれを楽しもうとした普通の人達の日常。そのリアルな体験を共有する。

今回、2200件の投稿が寄せられた。20代~30代からの投稿が多かった。映画監督の片渕さんは「家庭の中で当時の事を身近に感じられる話が出てくる事は良い事だと思う。視点が広がっていくと思う。」等とコメントした。投稿で使われた言葉の中では『食べる』という言葉が多かった。竹山さんは「人間自体は昔から変わっていないと思う。」等とコメントした。片渕さんは「食べる事とそれまでの生活習慣は繋がっている。」等とコメントした。また、食べ物より多く使われた言葉は空襲だった。優木さんは「戦時中を経験した祖母にもっと当時の話を聞いておけば良かった。」等とコメントした。

ツイートの中で最も多かった言葉は祖父、祖母、聞くだった。竹山さんは「時代はずっと繋がっている事を忘れてはいけない。」等とコメントした。

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♯あちこちのすずさん
この世界の片隅に
千原ジュニアさん
お盆
あちこちのすずさん

エンディング (その他)
20:38~

ハッシュタグ教師への暴力には今も沢山の投稿が寄せられており、紹介した。スタジオでは優木まおみさんは「親からの過激な意見などえお先生たち自体が左右されてほしくない」とコメントした。番組の冒頭に紹介した息子介護についてもさまざまな意見が投稿され紹介した。カンニング竹山は「地域社会を知ることだ」などと述べた。

今日取り上げたテーマはこの後もツイッター上で討論をする。また、広がるひきこもり、非正規の歌についてご意見募集中を伝えた。

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