クローズアップ現代+ 「ケネディ暗殺 元CIA長官の“新証言”」

『クローズアップ現代+』(クローズアップげんだいプラス、英語: Today's Close-up)は、1993年からNHKで放送されているニュース・報道番組。放送開始時の番組名は『クローズアップ現代』。火曜日 - 木曜日の放送でNHK総合テレビジョンとNHKワールドTVおよびNHKワールド・プレミアム(2008年9月29日放送分からノンスクランブル放送)で放送されている。略称は『クロ現』。

出典:goo Wikipedia

放送日 2017年11月22日(水) 22:00~22:25
放送局 NHK総合

番組概要

オープニング (その他)
22:00~

54年前の今日、ジョン・F・ケネディが暗殺された。直後に逮捕されたのは元海兵隊員、だが容疑を否認したまま射殺される。先月、事件に関わる機密文書が公開された。今回はアメリカ史上最大のミステリーに迫る。

キーワード
ジョン・F・ケネディ
オズワルド

ケネディ暗殺 元CIA長官の“新証言” (バラエティ/情報)
22:01~

ケネディ暗殺から54年後のダラスの現場には今も多くの人が訪れている。当時取材の記者は現場は大混乱だったという。逮捕されたオズワルドは2日後、警察署内で移送中に射殺され黒幕疑惑の声が挙がった。翌年、政府調査委員会は報告書を発表し、暗殺はオズワルドの単独と断定した。先月末に公開されたケネディ暗殺に関わる機密文書は3万点にのぼる。アメリカ国立公文書館に保管され、法律で今年公開されることになっていた。

ケネディ暗殺を25年前から追う、元ワシントン・ポスト記者のモーリー氏は、オズワルド単独犯ではなくCIAが関与していたとみている。注目したのはヘルムズCIA高官に対し、政府関係者が尋問した記録である。CIA諜報員のジョアニーデスは事件前からオズワルドの行動を監視していたという。ケネディファイルからもCIAがオズワルドの行動を監視していた記録が見つかった。CIAとケネディ大統領の間に確執があった。キューバを巡り対立を繰り返していた。

元CIA長官のウールジー氏は東ヨーロッパの複数の諜報機関トップから得た情報として、フルシチョフがケネディ暗殺を命じたとした。オズワルドがソ連KGB暗殺部門と連絡をとっていた記録もある。

ケネディファイルには捜査を担ったFBIがオズワルド単独犯を印象づけようとしていたことを示す文書もあった。オズワルドが殺害された当時のフーバーFBI長官の発言をまとめたメモで、オズワルドが真の暗殺者だと国民を説得する必要があるとした。またオズワルドのドキュメンタリーを製作中のテレビ局に、自分たちの報告に沿ったものを放送するよう調整していた。元FBI副長官オリバー・レベルさんは、ケネディ暗殺の捜査に加わっていた。当時捜査が甘いとの声があがり、フーバーにとってテレビは国民に情報を伝える重要な手段だったという。様々な陰謀説があるが、確たる証拠はなく、オズワルドがただ1人の暗殺者だと断言した。

今回公開されることになっていたケネディファイルは全部で4万点といわれ、未だ1万点余りが未公開となっている。米国民の6割・が何らかの陰謀があったとし、代表的なのはCIA、ソ連KGB、ジョンソン副大統領、マフィアなどの陰謀説がある。

デーブ・スペクター氏は単独犯の見解で、決定的な証拠がなく、陰謀がはっきりとしてないと話した。藤原帰一氏はわからないのが本音だが、オズワルドが暗殺され陰謀説が出来てきたと話した。スペクター氏は事件前の雑誌を紹介、アメリカの人にとって事件は幸せな時代は終わったと感じていると思うと話した。

藤原氏は当時の国際情勢について、東西冷戦の時代にあり1年前にキューバ危機、暗殺直前に南ベトナムでクーデターが起こりアメリカがベトナムに深入りしていくという。ケネディ大統領はベトナムから引こうとしたり、ソ連との共存関係を作ろうとする期待があり、ケネディが生きてたら違ったのではないかとの議論が生まれる背景がそこにあると考えるという。公開された文書で新しいものは今ない状態だという。

ケネディ暗殺事件はアメリカにおける国民の知る権利と国家との戦いの歴史でもある。ウォーレン報告ではオズワルド単独犯と結論づけ調査がずさんだと国民から批判を浴びた。1979年に議会下院が調査し、複数犯の可能性も示唆したが、資料は2029年まで公開しないとした。映画「JFK」が転機となり文書公開に向けた動きが加速した。

1991年公開の映画「JFK」の監督オリバー・ストーンは映画を通し真実を知る権利があると訴えた。翌年、関連資料を25年後に公開する「JFK暗殺記録収集法」が成立した。課題は国家機密と知る権利どちらを優先するかだった。ジョン・タンハイム判事は6年に及ぶ検討の末、すべて公開すべきと結論づけた。しかしトランプ大統領はCIAなどの要請を受け一部文書の公開を見送った。

ケネディファイルと別にCIAなどが保管する機密文書の存在が見えてきた。それを追うモーリー氏はCIAに対し公開を求める裁判に踏み切った。CIAから入手できたのは目録だけだった。そこにはジョアニーデスの名前があった。だがジョアニーデスに関する資料は今回公開のケネディファイルには含まれていなかった。ジョアニーデスと暗殺に関わったとみられる人物の会話があり、捜査中と書かれていてケネディファイルとして公開すべきとしている。ウールジー氏は優先されるべきは情報源や情報収集の手法を気密にすることで、安全保障も重要だとしている。

トランプ大統領は当初、ケネディファイルについて公開を許可するなどとツイートしていたが、当日になり、安全保障上の懸念があると見合わせた。その後数回に分け公開されてきたが今日までに1万点余が残っている。オリバー・ストーン監督は部分的に抜けていたり、重要な人物の資料がなかったりと失望したとコメントしている。その他、CIAやFBIに文書が残されていて公開には高いハードルがある。

藤原氏は外交と民主主義の問題で、民主主義の原則をとるにはどういう外交政策を目標とするか明示する責任があり、時間がたった後では国民に伝える責任があるという。国家機密の条件をつけるといつまでも出ないことになり、政治不信や陰謀説を長くすると話した。タンハイム判事は情報は権力への監視があって初めて開かれる、これは我々みんなの挑戦だとしている。

クローズアップ現代+の次回予告テロップ。

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ジョン・F・ケネディ
リー・ハーベイ・オズワルド
ウォーレン報告書
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