クローズアップ現代+ 「全員、正社員にします 非正規にもチャンスが!?」

『クローズアップ現代+』(クローズアップげんだいプラス、英語: Today's Close-up)は、1993年からNHKで放送されているニュース・報道番組。放送開始時の番組名は『クローズアップ現代』。火曜日 - 木曜日の放送でNHK総合テレビジョンとNHKワールドTVおよびNHKワールド・プレミアム(2008年9月29日放送分からノンスクランブル放送)で放送されている。略称は『クロ現』。

出典:goo Wikipedia

放送日 2017年11月14日(火) 22:00~22:25
放送局 NHK総合

番組概要

オープニング (その他)
22:00~

ある大手クレジットカード会社で非正規雇用2200人を正規雇用とした。こうした動きは他の企業にも広がっていて、正社員化で人材を確保することが主な狙いである。背景に人手不足があり、有効求人倍率は高度成長期並みに上昇、正社員倍率も初めて1倍を超えた。学生を企業採用者が訪ねる逆求人という就活スタイルも出てきた。さらに元ヤンキーなど企業が注目していなかった人材を採用する動きも広まっている。

全員、正社員にします 脱・非正規のチャンス!? (バラエティ/情報)
22:01~

非正規雇用を正社員化する動きは大手企業を中心に広がっている。ファーストリテイリングで1万人強など正社員化に踏み切っている。

非正社員2200人を正社員にしたクレディセゾン。正社員化でボーナスが支給される他、福利厚生も充実し、昇進・昇格などキャリアアップの道も開かれた。正社員となった麻生さんは育児のため短時間勤務のままで、ボーナスで収入がアップしたという。この会社では週休3日、在宅勤務も導入し、有給休暇も1時間単位で取れるようにした。一方、人件費は年間数億円アップした。去年、会社員の意識調査で、非正社員の中に不満がくすぶっていることが分かった。国の試算では、2030年には労働の核になる世代の人口が500万人以上減少し、人材確保は難しくなるという。この会社ではモチベーションを高め、働き続けてもらうことが不可欠と考えた。

正社員化が進むことについて、阿部正浩氏は企業の多くは新卒を中心とした若年層を採用しようとし、若年層の減少もあり、人手を確保しようとしているという。イケアジャパンではフルタイムの他、2パターンの短時間勤務を設けている。イオンリテールでは地域限定社員を導入し、転勤を理由に正社員になるのをためらっている人材を採用しようとしている。他、週休3日や在宅勤務などの模索が行われている。谷出正直氏によると銀行やマスコミなど採用しやすい業界は動きが少なく、流通・サービス業などは離職率が高く、正社員にして囲い込む動きがあるという。

クレディセゾンの川島千枝さんはパートから正社員となった。これまで顧客むけのダイレクトメールの校正担当だった。正社員の今、メールの効果を検証・分析する仕事を任された。上司は正社員化を機に難易度の高い仕事も任せたいと考えていた。2つの仕事をこなせるか、残業が増えるのではないか川島さんは不安があった。こうした不安を解消できるか管理職などが集まり話し合いが行われた。1人ひとりの事情に配慮しつつ、キャリアアップも支援すると両立への模索は始まったばかりである。

谷出氏はパートは作業をやってもらうが、社員では仕事での生産性を求められるとし、教育や上司のマネジメントが必要になってくると話した。正社員として繋ぎ止める背景には人手不足倒産がある。店舗を増やしても人手が確保できず倒産するケースは年々増えている。今年に入って4年前の3倍となっている。

地方出身の就職希望者の若者を対象に、企業で働く研修が行われている。中学・高校卒業後、地元で働いたりフリーターをしていたという。半年間泊まり込みで行う研修は「ヤンキーインターン」と呼ばれ、中には元ヤンキーもいる。山口出身の坂元涼さんは定時制高校を卒業後、建設会社に就職するも、3年で退職した。インターンの参加者には意欲が高く、肝が据わった若者が多いという。力を入れているのは営業研修で、多くの企業で営業人材が不足している。最近は研修生に対し、採用説明会を開かせてほしいという企業からの申込みが相次いでいる。この1年間で100人の近くが採用されている。

既卒や第二新卒の若者にも注目が集まっている。常時1200社から求人があるUZUZでは、1人ひとりと面接し、適正を見極めている。取り組みの結果、就職が決まり、定着率も9割を超えている。1年前に千葉の建設会社を紹介され就職を決めた小寺克儀さんは、鉄塔の設計を担当している。大学の専門とは違う分野である。この会社社長の平岡さんは、小寺さんのような人材に対し、マイナスの先入観はあったが、採用し考えを改めたという。

谷出氏は2013年度卒から経団連が、卒業3年以内は新卒採用と一緒に採用する指針を出し、年齢に対する感覚が企業も受け入れられるようになり、人手不足もあり既卒・第二新卒に対応する動きがあるという。第二新卒は一度失敗した経験値を買い期待しているところだという。5年前の法改正で、非正規で5年務めると無期雇用の権利を得られるルールに該当する人が来年4月から出てくるが、製造業の一部などでは、期限が迫ったパートらを雇い止めにして半年の空白期間を挟んで非正規で雇い直す実態があり、国も調査に乗り出しているという。

阿部氏は経験がないとし門前払いしたケースでも、人材を個別にみて採用する企業も増えているという。だが正社員で責任を受け入れられるか労働者側にとってポイントで、非正規のままでいいという人がいるのも事実で、そういう人を活用する企業もあるという。AIの導入について労働力人口が減るためAIなど補うこともあると思うが、できない仕事もあり今後も多様な人材を生かし、あの会社に行きたいと思わせる経営をしないと人手確保はできないと話した。谷出氏は企業は社員が働きたいと思う会社を作り、求職者も当事者意識を持ち取り組んでほしいと話した。

クローズアップ現代+の次回予告テロップ。

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