クローズアップ現代+ “嫁”に家を奪われる!?中国421社会の衝撃

『クローズアップ現代+』(クローズアップげんだいプラス、英語: Today's Close-up)は、1993年からNHKで放送されているニュース・報道番組。放送開始時の番組名は『クローズアップ現代』。火曜日 - 木曜日の放送でNHK総合テレビジョンとNHKワールドTVおよびNHKワールド・プレミアム(2008年9月29日放送分からノンスクランブル放送)で放送されている。略称は『クロ現』。

出典:goo Wikipedia

放送日 2017年4月17日(月) 22:00~22:25
放送局 NHK総合

番組概要

オープニング (その他)
22:00~

中国で自殺未遂を図った女性(77)は夫に先立たれ、子どもに見捨てられうつ病になっていたという。今中国で自殺する高齢者が急増し、自殺率は25年で2倍以上に増加し社会問題となっている。背景に急速な少子高齢化で421社会と呼ばれる。嫁姑の骨肉の争いも頻発している。2050年には高齢者が5億人に迫る中国、政府は高齢者対策を内需拡大に繋げようと施策を打ち出している。そこに日本企業も参入している。

キーワード
421社会
中国
うつ病

”嫁”に家を奪われる!?~中国”421社会”の衝撃~ (バラエティ/情報)
22:01~

中国では421社会と呼ばれる少子高齢化が問題になっている。2050年には高齢者が4.8億人に。人口学の専門家も警鐘を鳴らしている。

一人っ子政策は廃止されたが、中国の出生率は上がらない。背景には教育コストの高騰などがある。都市部では大卒までに4000万円以上が必要といわれる。もう1つの理由は女性の晩婚化。女性の社会進出が進む一方、結婚に消極的な人が増えている。

421社会の中国では嫁姑の間で財産をめぐるトラブルが多発している。不動産の高騰している上海で、息子や娘が年老いた親の家を奪うケースが増えている。上海市の法律相談所には多くの親世代が相談に訪れ、寄せられる相談は年間1000件以上。馬さんは再開発で住んでいた団地が取り壊され、新居が与えられることになったが、嫁に居住権を奪われそうだという。社会保障の不十分な中国では不動産が老後の拠り所になっている。

「空巣老人」と呼ばれる独居老人は中国に1億人以上いる。ボランティア団体による支援はまだ不十分。自殺する高齢者も相次いでいる。自殺率は25年で2倍以上に。空巣老人の童さんは不動産も貯蓄もなく貧しい年金暮らし。息子は一人娘の学費で手一杯で数年前から連絡もない。童さんは1人で最期を迎える覚悟を決めたという。

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興梠は親子が財産をめぐって争う中国の現状を「生存競争」と指摘。不動産価格や物価が高騰し、社会保障が不十分なことが背景にあると話した。高齢者が自殺するケースも増えている。中国政府は年金増額などで対応しているが、問題解決には至っていない。

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中国の高齢化社会には経済成長の可能性もある。都市部では裕福な高齢者も増え、2020年には高齢者市場が100兆円規模になると予測される。中国政府も内需拡大を狙っている。日本企業にもチャンスかもしれない。日本の介護業界最大手企業は、中国で福祉用品販売やデイサービスを展開。日本での経験を強みに事業を拡大している。

中国のシルバービジネスの一大市場として、海南島が注目を集めている。中国全土から「渡り鳥老人」と呼ばれる豊かな高齢者が島を訪れる。その数は年間200万人以上。島の至る所で高齢者向けマンションが建設されている。ターゲットは中間層以上の渡り鳥老人。400億円を投資したがん専門病院では多くの名医をヘッドハンティングし、渡り鳥老人を取り込もうとしている。

中国の高齢者は2050年には5億人に迫る。中国の都市計画に迫る日本企業も。青島で老人ホームを経営する企業は、合弁会社を作り巨大な都市開発に乗り出している。高齢者10万人のクラス健康都市プロジェクトで、5年後の完成を目指している。

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日中経済に詳しい于は、中国の高齢者市場は日本企業にとってもチャンスだと述べた。421社会が日本と中国の双方にWin-Winになるという。日本は高齢者ビジネスのノウハウを生かし、中国は内需や雇用の拡大につながる。興梠は、中国の高齢化対策は日本にとっても教訓になると話した。

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