クローズアップ現代+ 「オスプレイ重大事故 広がる波紋」

『クローズアップ現代+』(クローズアップげんだいプラス、英語: Today's Close-up)は、1993年からNHKで放送されているニュース・報道番組。放送開始時の番組名は『クローズアップ現代』。火曜日 - 木曜日の放送でNHK総合テレビジョンとNHKワールドTVおよびNHKワールド・プレミアム(2008年9月29日放送分からノンスクランブル放送)で放送されている。略称は『クロ現』。

出典:goo Wikipedia

放送日 2016年12月20日(火) 22:00~22:25
放送局 NHK総合

番組概要

オープニング (その他)
22:00~

先週沖縄で重大事故を起こしたオスプレイ、事故から1週間で米軍は機体の構造に問題はないとし昨日飛行を再開した。事故の背景に見えてきたのは過酷な軍事訓練の実態だった。夜間の飛行訓練、住宅の上で行われる大型物資輸送などオスプレイの波紋が広がっている。

キーワード
稲田防衛相
オスプレイ

オスプレイ重大事故 広がる波紋 (バラエティ/情報)
22:01~

今日、普天間基地の移設をめぐる最高裁の判決が確定し、名護市・辺野古への移設工事が進められることになる。22日には北部訓練場の半分が返還される。返還の条件にオスプレイの発着所ヘリパッドが建設されるため反発も出ていた。

沖縄・宜野湾から中継。翁長知事は県民不在と言わざるを得ず、いまの日本のあり方に耐えられないと述べている。オスプレイが重大事故を起こした際にも沖縄の切実な思いは届かないのか深い失望が広がっている。

今回の事故について米軍は空中給油の訓練中にオスプレイのプロペラが給油機のホースと接触し損傷し、飛行が不安定なって起きたもので機体の安全性に問題はないとしている。

オスプレイ事故は夜間の訓練中に発生した。暗闇で時速数百キロで飛行しながら給油ホースを取り付けるのは高度な技量が必要である。専門家はテロ対策など厳しい運用を想定した訓練が増加していると指摘する。渡嘉敷准教授による今年6月のオスプレイの騒音データでは夜8時半から10時半までの2時間、短い周期で環境基準を超える騒音が30回以上繰り返されていることがわかった。タッチ・アンド・ゴーの訓練をしていたとみられる。訓練は集落の真上でも行われていた。

オスプレイの配備は4年前、沖縄の人は反対していた。政府は米軍による抑止力が強化されるとして配備を受け入れた。住民の不安を払拭するため日米両政府は運用ルールを設けたが、制限するとした夜間や住宅地上空の飛行は出来る限り避けるなどの但し書きがつけられ実態は米軍の判断に任されている。現場ではルールが形骸化してると指摘されている。宜野湾市では目視での確認や騒音計で飛行回数を調査し、夜10時以降の飛行は今年は200回以上確認された。事故後、米軍トップニコルソン中将は訓練の正当性を強調した。

オスプレイの訓練は本土でも行われている。低空飛行訓練のルートは6つで来年から東京の横田基地に10機が配備される。元防衛大臣の森本氏は在日米軍は両国の抑止力機能を維持するため厳しい訓練にも耐えなければいけないが安全が確保されることが大前提でなければならなく、今回の事故は残念だとし、浅瀬に着水したのはパイロットとしては適切な判断だとした。宮下氏は米軍が残りのオスプレイ全てを点検した結果、機体に問題はないとし飛行を再開したが詳細な根拠は示されていないという。空中給油の訓練については再開を見送っている。

オスプレイへの不安が高まっている地域がある。明後日、北部訓練場の半分の区域が沖縄に返還されるが、条件として高江地区周辺に6つのヘリパッドが建設された。

沖縄・高江地区では約140人が暮らしている。米軍は6つのヘリパッドでオスプレイの訓練を年に2500回以上行う計画。NHKは事故前から高江を継続的に取材した。今月始め、集落上空を頻繁にオスプレイが飛行していた。ヘリパッド建設の決定は20年前の96年で北部訓練場の返還合意に伴うものだった。住民は建設反対を訴えた。一方で政府は工事に着手し今年には工事を本格化させた。全国から集まった人々が抗議活動を行い警察は機動隊を導入して警備を強化した。政府は自衛隊の大型ヘリを導入し工事を急ピッチで進めた。高江の住民は建設の迷惑料として政府からの財政支援を受けることにした。しかしこの決断に反対する住民もいて地区は揺れている。

沖縄・宜野湾から中継。返還を祝う式典は明後日、菅官房長官などが出席して名護市で開かれる。一方、名護市では今回の返還では根本的な負担軽減にならないとしてオスプレイの配備撤回を求める大規模集会が開かれ翁長知事も参加する。また今日、普天間基地移設をめぐる最高裁の判決が確定し、移設工事を再開する見通し。

沖縄負担軽減策の1つにオスプレイの訓練など本土の自衛隊基地などで行うようにしているが、宮下氏は基地訓練場が減らないと抜本的な解決につながらないとした。森本氏の軍事的には沖縄でなくてもよいが、政治的に考えると沖縄が最適の地域という発言について、基本的考え方に変わりはないとした。

キーワード
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