明日へ−つなげよう− トーチ開発舞台裏に独占密着!桜の炎〜誕生 聖火リレートーチ

放送日 2019年5月19日(日) 10:05~10:53
放送局 NHK総合

番組概要

オープニング (その他)
10:05~

東京オリンピック・パラリンピックのトーチ。火を灯すトーチのデザインは、世界中から注目された。桜がモチーフとなった。復興を思う開催国独自のメッセージがこめられている。来年3月に聖火リレーがはじまる。世界的なデザイナーの吉岡徳仁さんがデザインした。モチーフは100年桜だ。仮設住宅のアルミを再利用したという。希望の光をつないでいくような、桜が開花するようなリレーにしたいという。トーチの開発に密着した。限界に挑む開発チームがあった。

キーワード
東日本大震災
東京2020
パラリンピック

桜の炎 ~誕生 聖火リレートーチ~ (バラエティ/情報)
10:07~

3月、東京で、聖火リレートーチの全貌が明らかになった。心の復興と平和への願いをコメたとデザイナーの吉岡さんがいう。光の魔術師といわれる。6年前にトーチのアイデアを考え始めた。聖火リレーのときにアスリートに輝きを与えたいと思ったという。100日かけて開催国を巡るリレー。1936年のベルリン大会のトーチ、ソウル大会のトーチなど、その国を象徴するものとなっている。

桜のトーチ制作のためにプロフェッショナルたちを呼び寄せた。ボディー製造担当の熊澤さんの会社では作りたい形を彫った金型とアルミを機械に入れて圧力をかける押出加工がある。溶接の必要がないため、桜の複雑のボディも作ることが出来る。東日本大震災を間近で見てきた材料担当の伊木さんは震災時に使用されていた仮設住宅を再利用する。解体される前に一目見たいと仮設住宅に住んだことのある菅原さん一家が見学に来た。一家は避難生活のことを振り返りながら使ってほしいと話した。新居を得た菅原さんの家には仮設住宅の時から電子ピアノがあり、息子の大くんにとっては当時それを弾くことが何よりの楽しみだった。仮設住宅での生活の時間は一家にとってかけがえのない思い出だった。

去年9月、桜の聖火リレートーチ発表まで残り半年。吉岡さんはトーチの重さという課題に直面していた。重量はボディだけで850g、その他部品を付けると1.4kg以上となり子どもが片手で持つには重すぎた。聖火リレーにはお年寄りや障害のある人も参加するため、誰でも持てる軽さは重要な要素の1つである。吉岡さんはボディに軽量化の余地が残っていると考え、ボディ担当の熊澤さんの協力会社である新潟・魚沼市の町工場へ向かった。吉岡さんは手元部分を細くできれば軽く持ちやすくなると考え、0.45mm削って頂いた。今回熊澤さんはボディ開発のために11社の町工場に協力を依頼、匠の技を持つ職人の技を結集し、軽量化の限界に挑んでいた。

東日本大震災で支え合う人々の姿。たすけあって困難を乗り越えようとする姿をイメージさせるトーチをつくりたいと思ったという吉岡さん。福島の小学校では、みんなで桜の絵を描いていた。そこから発想したという。南相馬市立石神第一小学校を訪れた吉岡さん。一時休校となっていた。生徒数は半分以下となった。2015年に授業をした吉岡さん。校庭にある桜に目がとまった。樹齢は114年。高橋先生は、みんな卒業生はこの桜を思い浮かべると語る。この桜は、復興を支えたという。花びらには躍動感と生命力があるとのこと。吉岡さんは、桜の絵を子どもたちに描いてもらったという。力強い絵になった。吉岡さんは元気をもらったとのこと。吉岡さんは被災地の桜をイメージしたデザインをつくろうとしていた。福島からはじまる聖火リレー。桜をモチーフにしたトーチで、日本中を満開にしたいと思ったという。

吉岡さんは花びらから出る炎の形がまとまるよう設計した。その製造を任されている山本さんは炎を消さないために独自のアイデアとして1700度でも溶けない白金を使用し、度重なる試験をした。心に響くような炎であってほしいと話した。避難所生活を送っていた大くんの伴奏で生徒たちがふるさとを合唱した。伊木さんや熊澤さん、吉岡さんは被災地の人々の思いも含めたい、世界の人々が希望を感じるものになってほしいと話した。

発表まで残り5ヶ月、軽量化のためバーナー会社とテレビ会議を行った吉岡さんはこだわってきた希望の炎の設計をも変える大きな賭けに出た。着目したのは5つの炎を出すための噴射口。これを全て外すといい、その上で部品を付け加えることなく5つの炎を出す仕組みを作りたいと考えた。設計を根本から見直す必要に迫られたバーナー会社は実験を開始、部品を全て1から作り直した。2ヵ月後、部品内の僅かな隙間から炎を出す仕組みを作ろうと考え、試行錯誤を続けた。

今年1月、それぞれのメーカーたちが改良した試作品を持ち寄った。バーナー会社は隙間から立ち上る5つの炎という新しい設計を完成させていた。ボディも630gまで軽量化し、全体で300g軽くなった。構想から6年、ようやく完成した桜の聖火リレートーチ。福島の小学校で出会った桜、仮設住宅のアルミを再利用したボディ。復興に歩んできた被災地の願いを光り輝くトーチへと生まれ変わらせた。トーチが発表された3月、吉岡さんは福島・南相馬市の小学校を訪れていた。4年前桜の絵を一緒に描いた小学生たち、デザインの原点となった小学生たちに真っ先に見せたいと考えていた。来年3月、桜の季節と共に福島からスタートする聖火リレー。希望の炎を灯した桜のトーチが日本を駆け巡る。

キーワード
虹の教会
ガラスの茶室-光庵-
東京大会
リオデジャネイロ大会
オリンピック・ミュージアム
港区(東京)
ベルリン大会
東日本大震災
石神第一小学校
石巻市(宮城)
南三陸町(宮城)
コスモス
チューリップ
ソウル大会
ローザンヌ(スイス)
豊川市(愛知)
聖火リレートーチ
渋谷区(東京〉
魚沼市〈新潟〉
南相馬市(福島)

エンディング (その他)
10:47~

エンディング映像。

いろいろつぶやいてます!というテロップが流れた。

キーワード
@nhk_ashitae

明日へ つなげよう (バラエティ/情報)
10:48~

原発事故の影響が続く福島の農業。福島大学では、全農学類がスタートした。農産物の特徴を学ぶという。1期生は108人n。3分の2が県外出身。静岡県出身の瀧さんは、南海トラフ地震を考え、学んでいるという。福島県出身の松本さんは、祖父が福島で農業を再開したという。教員にはユニークな人達がいる。食品加工学や、発酵、森林保護学などのエキスパートが集まっている。1年生から農場に出る。最先端の知識を学ぶ。生源寺学類長は、復興には長い時間がかかる。あたたかい心が必要だという。瀧さんは先頭に立てる人間になりたいという。松本さんは、福島の復興に携わっていきたいと話した。

甲子川サケ人工ふ化場が釜石にある。釜石の人々の復興への声を紹介する。「継続」だという佐々木さんと舘澤さん。サケを復活させるという。豊かな川を残したいとのこと。佐々木さんご夫妻は、稚海藻をもって尊しとなすという。

キーワード
福島大学
生源寺眞一教授
東京大学
福島県
甲子川サケ人工ふ化場
佐須漁港
釜石市(岩手)
甲子川
稚海藻
三陸ワカメ
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