明日へ−つなげよう− 特集 〜東日本大震災から8年〜 第2部「大切な命を守るために」

放送日 2019年3月10日(日) 13:30~15:00
放送局 NHK総合

番組概要

オープニング (その他)
13:30~

沢山の事例を紹介し、命を守る方法やヒントをともに見つけていく。

キーワード
東日本大震災

明日へ−つなげよう− (バラエティ/情報)
13:30~

スタジオでは2018年の自然災害について解説された。大阪北部地震では交通機関の麻痺などがあった。西日本豪雨では200人を超える人が命を落としている。台風21号では、関西空港の連絡橋に大型タンカーが衝突している。

岡山県倉敷市真備町が紹介された。西日本豪雨の被災地では、豪雨の後は家の中は泥だらけとなっていたという。真備町はタケノコが特産となっており、はるな愛は炊き込みご飯を味わった。

西日本豪雨の被災地が紹介された。川辺小学校はいまだ学校の再開の目処は立っていない状況で、時計は浸水した時から止まっていた。卒業式は別の学校で行うことになったという。川辺復興プロジェクトの人からは「つながりとか絆の大切さを実感している」との声が聞かれた。

岡山県倉敷市真備町からの中継。川辺小学校は豪雨から8カ月となり、子どもたちに戻ってきてもらうための復旧工事は来年度からを予定している。現地ではフリーマーケットが開催されているという。

岡山県倉敷市真備町からの中継。現地での必要なものについて女性からは、大工や職人の人手が足りておらず、行程がずれて帰ってこれないという声が聞かれているという。また子供達は少しずつ元気を取り戻して来ていると思われるという。

スタジオでは共助について解説された。災害時に命を守るためには自助、共助、公助が必要だと追われており、自助は自分たちで助けること、公助は公的なもの、共助は共に助け合うことであるという。

はるな愛さんが大阪茨木市口外の宿久庄へ。大阪北部地震の影響を受けた場所で、屋根がブルーシートに覆われいて、ブルーシート張りの作業をしているお宅へ。瓦が割れるなどしているところがあり、雨漏りしていてブルーシートを貼っていて、家の中に入ると水が落ちている場所では畳が変色していた。大阪北部地震は室内の天井板などの損害など見えにくい災害と言われている。作業をしている方は壊れた屋根を応急処置する技術を持ったテクニカル・ボランティア。ボランティアの方は仕事をしていない方やアルバイトをしているなど他の仕事をしている方も居た。ブルーシート張りは一度貼ったら終わりではなく、3ヶ月ほど経つと劣化するため張り替える必要があり、チームでは少しでも長持ちするよう張り方の改良を日々続けている。大阪では北部地震の他、台風21号でも大きな被害を受けていて、数の多さから専門業者の修理が追いつかない。そこでボランティアチームが駆けつけ雨漏りで被害が拡大しないようにブルーシートを貼る。体の悪い人はブルーシートを渡されただけで困っていて、ボランティアチームによって解決した。このチームでは支援が届いていない人を見つけ出すための調査を続けていて、1軒1軒声をかけて周り、留守の時には相談窓口の連絡先を書いたチラシをポストに入れていく。ボランティアの方は「職業も年齢の人達が集まり知識を集結させると想像以上のことが出来てきている。災害ボランティアで出来る仲間は宝物」と話した。

京都大学の矢守教授は「対口支援は双方にメリットがある。支援する側も、自分たちが災害に遭った時のノウハウが学べる」と話した。今後定着していくためには、姉妹都市関係などを防災分野でも発展させたり、被災時の支援関係を長期的に続けていくことが重要。伊達さんは「日本中が網の目のように助け合えば、すごく強い国になる」とコメントした。

西日本豪雨の被害を受けた岡山県総社市では今全国からの支援の手が差し伸べられている。仮設住宅に住む家族は全国からの支援で生活を送っているとのこと。総社市に支援が集まる理由があった。総社市は東日本大震災をきっかけに独自の条例を作り、これまで18箇所の被災地であらゆる支援活動を行ってきた。全国へ先駆けた取り組みが被災した総社市への支援がつながった。

ラグビーワールドカップ開催地のひとつでもある鵜住居復興スタジアム。新日鉄釜石ラグビー部は1979年から日本選手権を7連覇。ワールドカップ開催地に選ばれた裏には、新日鉄釜石OBと被災地のラガーマン同志の友情があった。

茨木市にあるボランティア拠点の茨木ベースから中継。使われなくなった幼稚園を市から借りて活動している。打ち合わせをする場所では元気なボランティアの人がいて、東日本大震災をキッカケに多くの人がボランティアを始め、これまで補修した屋根は大阪全域で約800軒、業者が足りていないことや定期的な張替えが必要なことから今も依頼が相次いでいる。感謝のメッセージも届いていて、助かったという声があり頼られている。代表の中島さんは東日本大震災をきっかけに活動していて、タケちゃんマンと呼ばれている。ブルーシート技術は元々建築業をやっていて、熊本地震で雨漏りをどうにかしてほしいという声に貼ってきたという。活動については「弱い立場の人は最後まで声を出せずに居るとわかった。諦めずに見つけようと思っている」と話した。廊下には被災地での活動写真やブルーシート等が貯蓄されていて、あったら便利な道具のボードなどもある。日頃の活動は教室だった場所で行われていて、室内には屋根がありどのように貼るのか研究している。資金や物資は茨木市から提供されていて、連携を担っている佐村河内さんは「高い技術と公的部分を繋ぐのに認め合い活動を継続していった。住民の意識は変わった」と話した。

宮城県気仙沼市からの中継。階上地区では、毎年11月に地域ぐるみでの防災訓練をしている。夜間訓練や、伝言ゲームやバケツリレーを協議とした防災運動会も開催したこともある。

番組twitterなどのお知らせテロップ。

東日本大震災から2ヶ月後、、新日鉄釜石OBは釜石の復興に貢献するためNPO法人スクラム釜石を結成。目指したのは、釜石にラグビーワールドカップ開催を誘致することだった。この願いを後押ししたのは、今はなき平尾誠二。神戸製鋼からは清掃ボランティアも出動。盛岡で行われたラグビーのチャリティイベントにも、神戸製鋼OBが駆けつけた。釜石への誘致が決まると、坂下功正はトレーニングを始めた。坂下は神戸製鋼のOBに呼びかけて、ワールドカップ開催への気運を高めるためのイベントを企画。去年8月に神戸製鋼OBと夢のレジェンドマッチが実現した。

教室では人命救助訓練が行われていて、看護師と一緒に専門知識も学べる。奥では中学生たちが屋根にブルーシートを固定するための部品を作っていた。中島さんは「住民で助け合うことが必要、作業をしてくれると助かる」等と話した。ナットづくりをしている親子は「ボランティア活動は技術を持っていた人しか参加できないと思いこんでいたが簡単なことがボランティアになり、楽しくて参加している。中学生でも手軽に簡単に参加できる」と話した。防災が専門の矢守さんは「ブルーシートのかかった家がたくさんある、こうした活動が支えている。自助といいそれぞれの守備範囲を踏み出して皆で頑張るのが大事、拠点で実現している全国的にも珍しいモデルになる。防災学習時に自分の周りを支えることを学んでもらえる」と話した。

番組twitterなどのお知らせテロップ。

自治体同士だけではなく住民にも新たな繋がりを生んでいる。熊本・益城町で避難していたときに総社市の職員と一緒に作業を行ったことを思い出した親子は被災者のお手伝いをした。自治体同士の助け合いは被災した住民を支える力になっている。

災害時に役立つ身近なアイテムを紹介した。手鏡は太陽の光を反射して合図に使える。ラップはお皿などに巻いておくと洗わなくて済む。5円玉はとげ抜きに使える。水を入れたペットボトルを下から照らすことで、簡易的な電灯になる。熊谷さんは「懐中電灯、ライター、常備薬などもあると良いかと思います」「モノを取るよりも、まず避難を優先してください」など話した。

茨木ベースの活動について。たけちゃんは東日本大震災について「避難所の子供のほしいものリストを見て行った。トランプが欲しいとしていて東北に向かった。経験が生かされている、個の力では限界があり、NPOや住人の手伝いが有り支援し続けられている、今後も連携すれば沢山の人が助かる」等と話した。はるなさんは「たけちゃんは屋根を作り、ボランティアの安全を考えている。チームワークは家族のよう。楽しいとボランティア人参加するのは素敵、環境を作っているのはたけちゃんの人柄」等と話した。尾木さんは「驚いた、日本は災害王国だがボランティア立国。最後の1人まで救うなんて聞いたことがない、こちらも元気が貰える」等と話した。ホームページからの意見では近所付き合いの大切さについて30代の方は「娘を抱き避難すると近所の方が懐中電灯を貸してくれたり抱っこしたりする。普段は挨拶程度だが大切さを感じた」としている。40代の方は「断水や食料品不足などに陥り、食料品は地元の会社の方が缶詰などを届けてくれ、コミュニティの大切さを感じた、今度は人を助けたい」などとした。

スタジオでは紹介した総社市が行っている活動は対口支援と説明した。対口支援は去年西日本豪雨で適用され、29の都道県や市からのべ15000人以上が派遣されているとのこと。

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「釜石でワールドカップを開催することに意義がある」と言ってくれたことが心に残っている、と語る。神戸の御崎公園球技場では、たくさんのラグビーキッズが映っている。神戸中継からは、ラグビーを通してどんどん元気になっていってほしい、とコメント。また、自身も被災した経験を持つニュージーランドのオールブラックスに所属していたダン・カーターも「みなさんの成功を祈っている」と特別メッセージが寄せられた。

福島・相馬市の中継映像で総社市からの応援職員らとともに支援活動内容を振り返った。相馬市防災備蓄倉庫のなかにある布団を去年総社市に届けたとのこと。いま総社市の応援職員は避難道路を整備するために必要な土地を買収する仕事を行っているという。今月末を持って任期を終える総社市からの応援職員は「名残惜しい」などとコメント。

去年10月にプレハブの仮設校舎を建てて学校を再開させた岡山県の倉敷市立真備陵南高校。去年7月、西日本豪雨による水害に襲われ1階が完全に水没。復旧は約1年かかるとみられている。被災したあと生徒たちは自分たちに出来ることを考えてきた。中心となったのは生徒会長を務めてきた小林彩さん。去年12月、町を清掃するボランティアを呼びかけたとき小林さんは被災後に抱くようになった想いを伝えた。駅の歩道橋に残る泥をみんなで取り除き、道路脇の花壇にはパンジーなどの苗200株あまりを植えた。クラウドファンディングで資金を募り去年11月には被災して遠い幼稚園に通うことになった子どもたちを招待した。

1月16日、東日本大震災の被災地のひとつ・宮城県気仙沼市から気仙沼向洋高校の生徒たちが訪ねてきて交流会が催された。気仙沼向洋高校の生徒たちは自分たちが被災したときに感じた気持ちを伝えた。渡されたメッセージボードはプレハブの校舎に飾られている。今月1日、直前まで続いていた体育館の復旧工事が終わり卒業式が行われた。

真備陵南高校生徒会のふたりがインタビューに答えた。クラウドファンディングについて、地域に感謝の気持ちを私達の力で届けたいと思って行ったという。返礼品のキーホルダーでは感謝と真備町が復興していることを伝えたいとした。気仙沼向洋高校の生徒会と中継が繋がっている。真備を訪ねようと思った理由について、西日本豪雨の被害を見て自分たちも被災した時たくさんの支援をいただいたのでお返ししたいと考えたという。真備陵南高校から気仙沼向洋高校にききたいことは地域に向けて今どんな活動をしているのか。気仙沼向洋高校の産業経済科では地元の食材・酒かすを使ったスイーツを開発。地元のお菓子屋さんと連携しながら地域の情報発信をしている。今後は旧校舎を利用して地域の人たちと防災教育に取り組めたらと答えた。

気仙沼向洋高校から真備陵南高校への質問。災害の教訓をどう後輩に語り継いでいくのか。地域のメッセージノートなどを一箇所にまとめてこれからも大切にしていけたらと回答。尾木さんは若い世代って若い子が言うことが嬉しい、高校生すごい!とコメント。

番組へ寄せられた視聴者からの意見が表示された。

岐阜県10代の人の東日本大震災は他人事ではない、備えていくことが出来ることなど番組へ寄せられた感想が紹介された。はるなさんは人と人がつながるって1+1じゃなくてもっと大きなものになるんだななどコメント。尾木さんは過去を忘れないだけではなく子どもたちにスイーツを作るなど前を向いてる、勇気付けられたなどとコメントした。

番組へ寄せられた視聴者からの意見が表示された。

キーワード
大阪北部地震
西日本豪雨
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鵜住居復興スタジアム
ラグビーワールドカップ
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新日鉄釜石ラグビー部
階上地区まちづくり協議会
気仙沼市(宮城)
釜石市(岩手)
総社市(岡山)
いわき市(福島)
苫小牧市(北海道)
#nhk_ashita
スクラム釜石
番組HP
松尾雄治さん
平尾誠二さん
神戸製鋼所ラグビー部
益城町(熊本)
林敏之さん
坂下功正さん
盛岡市(岩手)
神戸市(兵庫)
新日鉄釜石OB
神戸製鋼OB
御崎公園球技場
オールブラックス
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倉敷市立真備陵南高校
水害
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パンジー
葉牡丹
真備陵南高校
気仙沼向洋高校
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エンディング (その他)
14:59~

エンディング映像。

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