明日へ−つなげよう− ふるさとグングン!▽住民集うみんなの小学校〜高松市栗林地区

放送日 2018年12月16日(日) 10:05~10:53
放送局 NHK総合

番組概要

オープニング (その他)
10:05~

オープニング映像。

ふるさとグングン! (バラエティ/情報)
10:05~

千葉・習志野市の秋津小学校には校庭に田んぼが作られている。小学5年生の稲刈りの授業であり、指導するのは地域の大人たち。秋津小学校では地域民が様々な形で学校に関わる先進地。こうした地域と学校の関係を築いてきたのが秋津コミュニティの岸裕司さん。岸さんは小学校を中心に地域を元気にする達人だ。この日は別の町から来た視察団が稲刈りを観察していた。ここの取り組みを学び、自分たちの小学校の活動のヒントにしたいとしてやってきた。

今回の主人公は香川・高松市の栗林地区。高松市には住宅地の真ん中に校舎が建てられたばかりの栗林小学校がある。今年は市のコミュニティ・スクールに指定され、さらにその取り組みを深めようとしている。そのため、新校舎には地域民たちと子どもたちの交流に使う部屋がいくつも設けられているが、具体的にどのような活動をしていくかが課題となっている。そこで活躍が期待されるのが栗林小学校のPTA。しかしPTAはすでに投稿時の見守りや運動会などの行事に参加しているため、余裕がない。

栗林地区の人達はこれからどんな活動をすればいいのか?千葉県習志野市の岸さんらが進めてきた取り組みを学びに視察に行くことにした。10月中旬に高松市栗林地区の皆さんが秋津小学校に向かった。海沿いに立ち並ぶ団地。このあたりは1980年代に東京湾の埋め立て地に作られたニュータウンである。岸さんが出迎えてくれた。早速視察がスタート。秋津小学校は児童数230人余り。この日校庭で地域住民が関わる行事が行われていた。校庭に作られた田んぼで稲刈りをしている。5年生の総合学習で毎年もち米を育てており、指導するのは地域の住民たちでPTAのお母さんたちも手伝っている。脱穀なども地域の人達が中心になって進める。この日、15キロのお米が採れた。國友慎平さんは地域の方々の手伝いがなければ大きな田んぼで米づくりはできなかったと話す。

栗林地区の願いは新校舎で学校と地域で一緒に子どもを育てること。そこで助太刀にやってきたのが秋津小学校の岸さん。しかし浮かび上がったのは先生にも余裕がないという現実。そこで学校の新しいスペースで活動したいと動き出したのが地域の大人たちだった。学校・PTA・地域の協力で新しい取り組みが始まった。

オープニングテーマ「消えない灯り」。作詞作曲・矢井田瞳、編曲・久保田光太郎。

この番組は東日本大震災の被災地を支援しているが、今回はそのノウハウを活かし、全国の地域の魅力を上げる企画を放送している。学校を使っての子どもたちと地域の活動について尾木さんは「いじめが蔓延してきたとか、不登校が増えたとか。そういう中で地域民と混じって安心感を持ってもらうのは重要」などと話す。

岸さんは次に、初めて学校と地域が関わることになったきっかけに案内してくれた。それは飼育小屋である。呼びかけに集まった保護者は40人あまり。設計は一級建築士のお父さんがボランティアで。徐々に人が集まって来てくれたという。しかし学校の先生たちは最初忙しさに拍車がかかるのではと懸念していたという。しかし効果があった。当時教師であった山崎あけみさんは地域の人達と一緒に子供を育てる基本が出来たのでそれが大きいと話す。岸さんはもう一つ地域の人がつくった場所に案内してくれた。校庭にビオトープをつくったという。メダカやトンボなど多くの生き物が息づいている。ボランティアで設計をした槇さんは地域に住む公園の専門家。18年前に3か月かけ完成させたという。完成後は自然観察などの授業に使われ地域の人達の憩いの場ともなっている。校舎内にも地域の人が活動する拠点がある。1階の空き教室4つがコミュニティルームとなっている。この日は高齢者サロンが開かれていた。放課後は同じスペースでバトントワリング教室が開かれていた。教えているのは青木知世さんで秋津小学校の卒業生である。この他にも音楽や地元伝統芸能など住民の生きがいにもなっている。そんな活動を見て視察団は強い印象を受けた。

岸裕司さんが暮らしているのは千葉・習志野市・秋津地区。自宅で小さな広告会社を経営する岸さんが小学校に関わるようになったのは30年前のこと。きっかけは当時小学生だった娘から「よく怒る先生がいる」と聞いたこと。そこで岸さんはPTA会長に立候補。親と教師が話し合える場所を設け、地域民が気軽に関われる関係づくりに乗り出した。お父さんたちでうさぎの飼育小屋を手作りしたり、学校と交渉して空き教室を開放してもらい、様々な活動を地域の大人と子どもが一緒に楽しむことができるようにした。秋津小学校は今では学校と地域の連携のモデルとして全国的に知られている。

秋津小学校での取り組みについてりゅうちぇるさんは「父母や地域の方がやってくれるっていう、そういう大人は小学生の時であったことがなかった。地域の方に恵まれてる皆さんが羨ましい」などと述べていた。岸さんたちの活動をモデルに「コミュニティ・スクール」という、住民と学校が学校運営協議会を作り、地域と共にある学校づくりを目指す制度が作られた。政府もバックアップしており、今年あたりからその広がりはもっと広くなるというが、何をすれば良いのかなど課題も多いという。

10月初旬の栗林地区、岸さんは建てられたばかりの栗林小学校へやってきた。児童数は1100人余りで、学校と地域が連携して活動するためのスペースが設けられている。1階のコミュニティルームは地域との交流を進める会議などに使う予定。5階の栗林ルームでは広いスペースを使い、住民と子どもたちによる放課後の活動や授業などを行う予定。1階のコミュニティルームは玄関の近くにあり、5階の栗林ルームは教室4部屋分となっている。

工事中の校庭には自然観察園(ビオトープ)を作る予定。少しでも自然に触れさせたいとして池の周りに植物などを植える計画で、ここでも地域民の参加が期待されている。夜の小学校のコミュニティルームではPTA役員の会合が開かれた。岸さんも入ってどんなことをしたいか尋ねた。学校行事のサポートや独自の催しを行ってきたPTAは子育てや仕事で忙しく、これ以上は難しいという声が聞かれた。岸さんが次に向かった栗林コミュニティセンターでは住民たちによる様々なサークル活動や教室が開かれている。センターの庭ではこの日、月1回のプレーパークが開かれていた。子どもたちが自由に遊べる場で、普段の公園では禁止されている遊びもここでは可能。ボランティアの大学生が見守る。

視察団は「子供の居場所はもちろん指導者もやりがいが持てる場所を作ることが重要。みんなでアイデアを出し合ってという場作りが必要かなと思う。」と話した。棋士さんは秋津でこれほど地域住民が積極的に学校に関わってるのは学校と地域が対等に向き合っているからだと話す。通常学校の以来に応じて地域住民がサポートするがこの場合住民はやってあげていると感じるという。しかし学校の中に地域活動の場が確保されみんなが楽しんでいる。その活動の中から授業に使えそうなものを学校側が選ぶことになる。先生も負担が減り子供は豊かな体験が出来、住民は生きがいをもてるという。こうした秋津小学校と地域の活動を結んでいるのは「パートナー会議」である。学校やPTA、地域団体などが一同に会して話し合われる。とある日は米づくりの授業に関して話し合われた。地域と学校が対等に向き合い話し合っていた姿を見て視察団は学びを深めていた。

この場を主催しているのは地域の男性たちによる「栗林おやじ塾」という団体。代表の早谷川悟さんは建築事務所を営みながら学校と連携し、地域で活動してきた。今後は学校に作られたスペースを活用し、新しい活動を始めたいと考えている。

10月上旬、この日は岸さんの呼びかけでPTA役員、おやじ塾、地域住民たちが集まり、学校と連携し活動を広げていくには何が必要か話し合った。おやじ塾メンバーからは自分の特技を子どもたちに教えてみたいという提案が出た。

話し合いでは「学校に行こうと思うと入りにくい」という意見があったが、岸さんは「ただ、実際に関わってみれば楽しい、子どもがいっぱいいる。自分には子どもはいないが子どもと触れ合いたいという人は地域にいて、そういう方も住民の仲間である。そういう発想で自分が楽しいと思うことを行ってみる。そこから広がっていくんじゃないか」などと述べた。

秋津小学校の取り組みについてスタジオトークを展開。尾木直樹さんは地域の人達はみんな何かのプロ。そんな人達が合わさって自分たちが楽しむ。各々が得するという考え方はPTAでの活動にはなかった考え方だと話した。岸さんは「できる人ができる時に無理なく楽しく。」でやると話した。毎年10月に地域と学校が一体となって秋津まつりが行われる。地域のサークルなどの成果も披露される。露店を出しているのは卒業生たちも多い。Uターンで戻ってくる若者もいるという。尾木直樹さんは学校と地域の人達がパートナーというのは素晴らしいなどと話した。岸さんは「デイリー・デモクラシー(毎日の民主主義)」で言うべきことは言う。わからないことはわからないという。しっかりと話し合うことが重要と話した。視察のあと高松市の栗林地区の皆さんが動き出したようだ。

2週間後、住民達に呼びかけて視察に参加したメンバーが報告会を開いた。校長やPTA役員なども参加し、報告の後、学校と地域の連携をどう進めるか話し合った。それぞれの立場から地域の垣根を超えて話し合った夜、連携に向け新たな一歩が踏み出された。11月中旬、地域の人達が学校に関わる取り組みが始まった。おやじ塾やPTAが声をかけコミュニティルームに子どもたちが20人ほど集まった。校庭に作られる池に植物や生き物を配置しビオトープにしていく。柘植敏秀を招き子どもたちの意見も取り入れた学習会。子供達がいろいろな生き物をつかまえビオトープで育てていくことになった。

小木は「校長先生始め地域の方との信頼関係が深まってる」と言った。りゅうちぇるは「子供たちの目がキラキラしてた。お互い成長しあってる感じが素敵」と言った。アクティブラーニングは主体的に話し合いながら課題に取り組み考えを深める学習方法で文科省が一番力を入れている。岸は「地域みんなで子どもを育てていくことが大事」と言った。

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習志野市(千葉)
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トンボ
学校運営協議会
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高松(香川)
栗林おやじ塾
おやじ塾
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習志野(千葉)
アクティブ・ラーニング
学習指導要領
文科省
AI

エンディング (その他)
10:46~

12月上旬、ビオトープで飼う生き物探しが始まった。学校近くの水路でも沢山の生き物がいきづいていた。生き物はしばらく水槽で飼って来年春に完成するビオトープに移す予定。子どもたちは「楽しみ」と言った。

キーワード
高松市(香川)
ヤゴ
みぃちゃんの唄

明日へ-つなげよう- (バラエティ/情報)
10:48~

岩手県の大槌町に来ている。復興がすすみつつある。福幸きらり商店街は仮設の商店街だ。22店舗が入っている。先行きに不安を抱えている人は少なくない。山崎さんの新たな店舗は間もなく出来上がる。街の人のためにがんばりたいと語る。公開復興サポート 明日へ in 大槌を行った。会場では多くのイベントが開かれた。

公開復興サポート 明日へ in 大槌が行われた。会場では多くのイベントが開かれた。復興をテーマにした未来塾の収録も行われた。演劇部がその成果を披露した。チャリダーの収録も行われ、大運動会が開かれた。リレーなども行なわれ、盛り上がった。明日へつなげるコンサートの収録も行なわれた。リクエストを元に、歌でエールを送る。

大槌町にあつまった人たちの声を聞いた。ほかに移った人達がいつになったら帰ってくるのか待っているという声。復興したらみんなに見せたいという人。

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地域づくりアーカイブス
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公開復興サポート 明日へ in 大槌
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大槌町(岩手)
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