明日へ−つなげよう− くまモンの一大事〜熊本と東日本 キズナの物語〜

放送日 2017年1月15日(日) 10:05~10:53
放送局 NHK総合

番組概要

オープニング (その他)
10:05~

くまモンの奮闘とそこから生まれた絆の物語。

キーワード
くまモン
熊本地震
香川真司選手
東日本大震災
パリ(フランス)
岩手県
宮城県
福島県
熊本県

くまモンの一大事〜熊本と東日本 キズナの物語〜 (バラエティ/情報)
10:08~

東日本大震災の翌年、仙台に造られた仮設団地にくまモンの姿があった。熊本県が「みんなの家」と名付けた集会所をプレゼントした。これをきっかけにくまモンが避難生活を送る人たちと交流するようになった。みんなの家を運営するリーダーになったのは平山次雄さん。最初みんなの家をプレゼントされると聞いた時は戸惑いを感じた。しかし、使ううちに大切な場所だと感じるようになった。定期的に食事会を開くようになった。去年春に仮設団地とみんなの家は5年間の役割を終えた。

くまモンはこれまで福島と熊本の高校生の交流も手伝ってきた。東日本大震災から2年後、くまモンは福島県南相馬市の原町高校を訪ねた。この高校は福島第一原発から約30kmのところにある。くまモンは震災後原町高校を激励に訪れた熊本の高校生からメッセージを預かってきた。牛来新さんは熊本の高校生に自分の思いが伝わったことを実感していた。生徒を代表し牛来さんが熊本の高校生にメッセージを送った。

東日本大震災から3年、熊本地震が起き福島と熊本の高校生は立場が入れ替わった。原町高校の生徒会長だった牛来さんは大学生活を送る東京で熊本地震の日を迎えた。牛来さんは自分は熊本の人に何ができるのかを考えていたという。徹底的に熊本の現状を調べることにしたという。

原町高校の生徒たちも熊本のことを考えていた去年生徒会長を務めた大和田陽菜さんは「交流したこともあり何か助けたいとみんな言っていた」と話した。大和田さんたちは学校や街頭で募金を呼び掛けた。すると、家までお金を取りに行って戻ってきて入れてくれた人もいたという。

集まったお金は交流を重ねてきた宇土高校などに送られた。受け取った当時の生徒会長の林田さんは「地震があった時最初不安だった」などと話した。地震で校舎などの一部が壊れ3週間授業が受けられない状態が続いた。そんな時に届いた義援金には原町高校の生徒会長大和田さんからの手紙が添えられていた。林田さんはとても勇気づけられたそう。

林田さんは今度は自分たちが伝える番だと思い、全校生徒による一文字を考えた。それを空からドローンで撮影した。その映像をくまモンが原町高校に届けた。大和田さんは「高校生だからこその力があるのでは」などとコメントした。

先月くまモンが平山さんを訪ねた。そこは震災の時に津波で流された場所。平山さんは自分の生まれ育ったところで、先祖の墓も近くにあるということで、もう一度ここに住むことにしたという。しかし別の場所に移る人も多く、震災前にあった家は半分以下に減ったという。平山さんは熊本からのみんなの家を移築する場所をくまモンに教えた。

みんなの家は熊本でもどんどん作られている。地震の後、熊本県は61の仮設団地でみんなの家を建てることにした。完成式にはくまモンも出席した。先月18に治、陽ノ丘仮設団地が南阿蘇村に完成した。くまモンは平山さんからのビデオメッセージを持参。みんなの家を使う人達のために平山さんにアドバイスをもらった。平山さんは「みんなで飲んで辛い思いを忘れることもあった。楽しい場所にしないとみんなの家にならないと思う」などと話した。住民たちの話し合いが始まり、みんなの家で実現させたいことをあげていった。

くまモンがやっているツイッター#くまモンあのねで、熊本の元気を全国に伝えるためくまモンに語りかけてもらうことに。その一つを紹介。「前震で近くのドラックイレブンの駐車場に避難しました。まだ余震は続いていて恐怖いっぱいなのに店長さんたちがブルーシートなどを配ってくれ、どんなに救われたか」などと綴られていた。ツイートした高野さんは熊本市内で高齢者介護の仕事をしている。最初の大きな地震が起きた時高野さんは自宅を飛び出し近くのドラッグストアの駐車場に向かった。高野さんが非難した店の店長・砥綿さんは地震で店が大きな被害にあったが、住民のためにブルーシートと飲み物を配布した。2日後の地震では水道が止まったときは、砥綿さんは避難している人がトイレを使えるように近くの湖から水を調達した。店は修復の目処が絶たず営業を停止したままだった。そのまま閉店するのではという噂もあり、高野さんは福岡にある本社に連絡して閉めないでほしいと訴えた。8月5日、ついにドラッグストアの再開が実現した。店長の砥綿さんに直接声をかける人もいた。くまモンが高野さんに同行し砥綿さんにお礼を伝えに来た。くまモンから感謝の色紙が砥綿さんにプレゼントされた。

くまモンのツイッターに寄せられた投稿。地震の2週間後避難生活をしている人のため、自衛隊が公園にお風呂を作り入浴できるようにしていた。そのすぐそばでレジャー用のテントを張る男の子に出会った。テントの前には本が並べてありダンボールに「図書館」と書いてあった。男の子は自分で考えて自分で実行していたことに関心し男性はくまモンのツイッターに投稿したという。その男の子が綾香くん。綾香くんの家も地震の被害を受け、数日間を車の中で過ごした。この時自宅などの復旧に力を貸してくれたのがボランティアだった。その優しい気持ちを感じた綾香くんは、今度は自分が何かをしようと自分の漫画と絵本で図書館を開き避難生活をする子どもたちに喜んでもらいたいと考えた。テントの図書館は6日間で100人以上が利用した。くまモンが綾香くんにサプライズで会いに行き色紙をプレゼントした。綾香くんはその後も月に1度仮設住宅の近くで図書館を開いている。綾香くんは図書館を改善するため利用する人にアンケートをとり今後の参考にしていた。

くまモンには被災地の外からも多くのメッセージが届く。名古屋からツイートした太田孝司さんはスーパーの副店長。去年4月に熊本地震が起こると熊本産のスイカの入荷が途絶えた。太田さんがツイートしたのは2週間後のスイカの入荷が再開したときだった。そのツイートには農家への感謝の言葉も込められた。

熊本県益城町でスイカを生産する農家の村上さん夫妻。地震で自宅は全壊したが、スイカを作り続けるため自宅の敷地にプレハブを作って暮らすことを選んだ。今は4月の出荷に向けて大忙しの日々を送る。そんな村上さんから太田さんへの感謝のメッセージが送られた。太田さんはそのメッセージに「胸がいっぱいになる、逆に元気をもらえる。消費者に届けなきゃいけない」と思いを新たにしていた。沢山の思いが込められた熊本の果物と野菜が太田さんのお店に並んでいる。届いたツイートからくまモンは「皆優しい気持ちにあふれていたモン。日本は“心の国”だなぁってすごく思ったモン」と感じた。

番組の最後に「くまモンが東北と熊本これからも心はひとつだモン」と今の気持ちを伝えた。

キーワード
みんなの家
東日本大震災
津波
仙台市(宮城)
原町高校
南相馬市(福島)
熊本県
熊本地震
東京都
宇土高校
大学受験
ドローン
福島県
新浜(宮城)
陽ノ丘仮設団地
くまモンあのね
ちはやふる
ツイッター
名古屋(愛知)
スイカ
益城町(熊本)

明日へ つなげよう (バラエティ/情報)
10:48~

この番組は視聴者に少しでも震災のことを身近に伝えれたらと企画。今後もくまモンに負けないように応援していきたい、と話した。

今年、震災から6年を迎える。東日本大震災、熊本地震の被災地では、新成人達が復興への思いを新たにしていた。一連の事件で被害を受けた熊本県・益城町。今も、人工の2割以上にあたる約7300人が仮設住宅などでの暮らしを余儀なくされている。今年の成人式、322人が成人を迎えた。成人式では、「復興元年ともいえるこの年に成人を迎える私たちに課せられた使命は大きいものがあるとここに集う新成人1人1人が感じている」と新成人が話した。

東日本大震災の被災地、福島県・葛尾村。去年、原発事故による非難指示が大部分で解除になり、6年ぶりに村で成人式が開かれた。新成人は、避難先などから村に集まった。避難以来初めて会うという人もいたそう。「震災前はここでやるのが当たり前だった。戻ってきたんだなと感じる」と新成人が話した。

宮城県・南三陸町の仮設商店街。振り袖姿の新成人が入っていくのは写真展。この仮設商店街は、今年3月に移転が決まっていて、去年の大晦日にほとんどのお店が閉店した。しかし写真展は、成人式の日まで営業を続けた。震災当時、中学2年生だった今年の新成人。若い世代が、これからの復興を支えていく。南三陸町の仮設商店街、これまでは仮設だったが、震災後に新たに作られた高台に移転して、3月3日から本格的に営業を始める。

キーワード
くまモン
東日本大震災
熊本地震
成人式
益城町(熊本)
原発事故
葛尾村(福島)
南三陸町(宮城)

被災地からの声 (バラエティ/情報)
10:51~

「漁師を始めて50年。大津波のあった年のアワビは驚くほど大漁だった。ここはアワビが育つには最高の条件の揃っている海。次世代の若者、やりがいのあるこの仕事を、腹くくってやってみろ」と白木澤行夫さん。「きょうは吉浜漁業の女性部25人が集まり、魚食普及をテーマに鮭とサツマイモを中心とした料理に挑戦している。何かの時に横のつながりと機動力のある動きが出来るように、常に顔をあわせるようにしている」と吉浜漁協の女性部が話した。

キーワード
吉浜漁業
  1. 前回の放送
  2. 1月15日 放送
  3. 次回の放送