これでわかった!世界のいま ▽銃社会アメリカは今 ▽平和賞受賞者の苦悩

放送日 2017年10月8日(日) 18:05~18:42
放送局 NHK総合

番組概要

オープニング (その他)
18:05~

世界的歌手のセリーヌ・ディオンさんは「美しく罪のない魂がたくさん失われた」と話した。アメリカ史上最悪銃乱射事件では58人が死亡、約500人がけが。容疑者の男は約10分間乱射し続けた。連射可能にする部品を使用していたとみられる。銃規制を求める議員や団体の声が上がっており、銃規制に反対してきた全米ライフル協会も連射を可能にする部品の規制の必要性を訴えている。

メッセージは番組HP。ツイッター#世界のいま。

銃乱射事件についてオープニングトーク後、ゲストを紹介。

キーワード
セリーヌ・ディオンさん
これでわかった!世界のいま
民主党
全米ライフル協会
ラスベガス(アメリカ)

1時間目 銃社会は変われるか? (バラエティ/情報)
18:07~

米史上最悪の乱射事件を受け、銃の規制に向けて動き出す可能性について考える。この5年で起きた主な乱射事件3件を解説。2012年コネティカット州の小学校での事件では26人が死亡。2015年カリフォルニア州の障害者施設での事件では14人死亡。2016年フロリダ州のライトクラブでの事件では49人が死亡。アメリカでは銃購入時、身元調査が義務付けられているが、乱射事件の直後は銃規制強化を危惧した駆け込み購入者が増える傾向がある。現在アメリカでは約3億丁もの銃がある。

ラスベガスから中継。銃規制を巡っては長年に渡り対立があり、これまでも悲惨な事件がある度に議論されている。今年の世論調査では銃規制賛成派が51%・反対派が47%。アメリカでは銃の事件があると身を守るために銃が必要、と考える人も多い。今回の事件直後、銃製造メーカーの株価は急上昇。また憲法には国民が武器を保持する権利を侵してはならない、と明示されている。地方のスーパーマーケットで銃が売られていたり、ビンゴ大会の景品にライフルがあったりと、文化も根強い。ライフル協会にはトランプ大統領も選挙で30億円以上の支援を受けていたとみられる。

キーワード
ラスベガス(アメリカ)
コネティカット州(アメリカ)
フロリダ州(アメリカ)
ライフル協会
トランプ大統領
アトランタ(アメリカ)

2時間目 スー・チー氏の苦悩 (バラエティ/情報)
18:14~

今年のノーベル平和賞は核兵器禁止条約の採択に貢献した国際NGO「ICAN」が選ばれた。ノーベル平和賞を1991年に受賞したミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問はスピーチでは「私たちの究極の目的は帰る家や希望のない人々が存在しない世界をつくること」と述べた。今、ミャンマーでロヒンギャの人たちが住むところを追われている。国連からは「民族浄化そのものだ」と非難の声。スー・チーさんからは弱音ともとれる発言が。スー・チーさんはロヒンギャ問題を解決できるのでしょうか。

小林潤デスクのスタジオ解説。ロヒンギャ問題についてスー・チーさんは国際社会からの批判とミャンマー国民の間で板挟みになっている。先週、ミス・ユニバース入賞のミャンマー代表の女性がロヒンギャを批判する動画をのせ、入賞が剥奪された。しかし、ミャンマー国民からはロヒンギャ批判ではなく入賞剥奪に対して非難の声があがった。スー・チーさんは民主化運動を進め、1991年にノーベル平和賞を受賞。ミャンマーは民主化され、「言論の自由」によりヘイトスピーチが増えた。ロヒンギャの人はミャンマー・ラカイン州のバングラデシュとの国境に近い場所に住んでいて、少数派のイスラム教徒で移動の自由が厳しく制限されている。

小林潤デスクのスタジオ解説。今月2日にミャンマー政府が国連などを招いてラカイン州の現地の様子を公開した映像では、焼け跡が多く見えた。治安部隊が虐殺行為を行ったとされ、死者は430人とされているが、人権団体は死者は数千人だと主張している。ロヒンギャは100万人住んでいるとされ、国連によると50万人が国境を越えてバングラデシュ側に避難している。バングラデシュの避難キャンプでは水や食料が不足し配給場所には長い列ができている。簡易的なテントでしのぎ、コレラなどの感染症の拡大が心配されている。大規模な避難民の流出のきっかけは、ロヒンギャ側の武装勢力が8月に軍などの施設を襲撃したこと。これに対しミャンマーの治安部隊が掃討作戦を行い、戦闘が激化し、難民化した。根底にあるのは長年に渡るミャンマー国内のロヒンギャ差別の問題。

ミャンマーの人口は5100万人。うち7割がビルマ族、3割は少数民族。ロヒンギャはこの少数民族や国民に所属しないものとされている。1982年に制定された国籍法によってロヒンギャは国民ではないことに。ミャンマー政府から自由や権利などが制限されている。ミャンマー人はロヒンギャ族のことを第二次世界大戦後に勝手に移民してきた、宗教や外見が異なる、ベンガル人だと思っている。一方ロヒンギャ族は大昔から住んでいる、と主張。

ミャンマー人の主張は宗教が違う、外見が違う、不法移民である、というもの。ミャンマーでは9割が仏教徒・1割がキリスト教やイスラム教徒。不法移民は自分たちを脅かす存在だと考えている。ミャンマー人は穏やかな人柄だがロヒンギャの話を聞こうとすると途端に雰囲気が変わるという。またベンガル人だ、と考えておりロヒンギャとも認めていない。”ロヒンギャ”自体が国でNGワードになっている。

アウンサンスーチーさんは国民の絶大な信頼をパワーに政治力を高めてきた。しかしロヒンギャ救済政策を立てると支持を失う可能性も。ロヒンギャ排斥を訴える国民感情を完全に無視することはできない。スーチーさんは国家顧問だが軍に対する指揮権は持っていないため、ロヒンギャとの抗争も統制できない。そこでロヒンギャ問題解決のための諮問委員会を立ち上げた。委員長はコフィ・アナン元国連事務総長。3つの勧告には教育・医療を受ける権利や移動の自由、国籍付与、などが盛り込まれた。アウンサンスーチーさんの父・アウンサン将軍の、イギリスからビルマが独立する際掲げた理念「少数民族と共にひとつの国を作っていく」を紹介。国際社会の支援のあり方が問われている。

メッセージは番組HP。ツイッターは#世界のいま。

キーワード
ノーベル平和賞
ICAN
ベアトリス・フィン事務局長
アウン・サン・スー・チー国家顧問
ロヒンギャ
ミャンマー
国連
民族浄化
ロヒンギャ問題
ミス・ユニバース
ヘイトスピーチ
ラカイン州(ミャンマー)
イスラム教徒
スーチーさん
バングラデシュ
コレラ
アウンサンスーチーさん
コフィ・アナン委員長
アウン・サン将軍
これでわかった!世界のいま

エンディング (その他)
18:40~

アメリカ・サウスダコタ州ではある犬が世界で一番舌が長い犬としてギネス登録された。舌の長さは18.5センチ。ピーナツバターを食べるときに一番長くなる。

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キーワード
サウスダコタ州(アメリカ)
これでわかった!世界のいま

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