小さな旅 荒波を越えて〜茨城県 大洗町〜

『小さな旅』(ちいさなたび)は、NHKで放送している紀行番組である。字幕放送実施。

出典:goo Wikipedia

放送日 2018年9月8日(土) 5:15~ 5:40
放送局 NHK総合

番組概要

オープニング (その他)
05:15~

オープニング映像。きょうは「荒波を越えて〜茨城県 大洗町〜」。

テーマ音楽:大野雄二

キーワード
大洗町(茨城)
大野雄二

荒波を越えて〜茨城県 大洗町〜 (バラエティ/情報)
05:16~

代々大洗の海で生きてきた根本さん一家。アワビ漁を始めたのは祖父の代から。祖父・三次郎さんは4人の子どもを養うため、他の漁師が尻込みしていた危険なアワビ漁に乗り出した。跡を継いだ父・鶴松さんは戦中戦後の貧しい時代の荒海でアワビを獲り、家族の暮らしを守った。中学を卒業した根本さんは父について潜るようになり、父の背中を見ながら漁を体に染み込ませた。100年前に祖父・三次郎さんが漁の成功と安全を祈願して特注した大漁旗。この旗を振って、荒海に挑む父を送り出すのが幼い頃の根本さんの役目だった。

茨城・大洗町の地名は荒波が岩礁を洗う様子からつけられた。山本さんが夏に港を訪ねると1年で一番の活気にあふれていた。黒潮と親潮がぶつかる大洗の海でたくさんの魚が水揚げされる。朝9時の港では競りが始まって、アワビが最高値で取り引きされていた。大きいもので重さは2kg。磯場を訪ねると、アワビ漁で一攫千金を狙う漁師たちが集まっていた。アワビを獲って65年の根本恒男さんは漁師仲間からスーパーマンのあだ名で呼ばれる81歳。大洗のアワビ漁は小さな磯舟に乗ってひとりで行う。荒波が押し寄せる浅瀬の岩場で、いまでも素潜りで漁を行う。使う道具は長年愛用しているノミ1本。水深5mまで潜り、岩場の影にあるアワビを次々と獲ってくる。10年ものの天然アワビを獲得。この日の収穫は3万円。

港のそばにある大洗の商店街から聞こえてきたのは磯節。船の進水式を祝って歌い継がれてきた。かつては溢れんばかりの魚に沸いた大洗。しかし、高度経済成長期により若者たちが次々と都会に出ていった。いつしか、町からは磯節が消えていった。川上一美さんはもう一度町の活気を取り戻したいと磯節保存会の副会長を務め、活動を続けている。年に1度の大洗の夏祭りにも磯節保存会のメンバーが参加し、磯節を知らない若者たちに手取り足取り教える。壇上の川上さんも思わず声をかける。小さな子どもからお年寄りまで、町が磯節でひとつになった。川上さんは「誰かが磯節を引き継いで、町に残ってほしい。少しでも町のプラスにつながれば」などと語る。

大洗にある食堂「大洗町漁協 かあちゃんの店」には漁師のかあちゃんたちが作るおふくろの味を求め、遠くから多くのお客さんが訪れる。店一番の名物かあちゃんである高橋早苗さんは40人の女たちを率いるリーダー。ユーモアたっぷりのあたたかい接客でお客さんたちを和ませる。早苗さんの笑顔の裏にはある思いがあった。2011年の東日本大震災で、大洗にも津波が押し寄せた。市場が流されるなどの被害を受けた港は2か月にわたり漁に出ることができなくなった。そこで立ち上がったのがかあちゃんたち。いち早く店を再開し、港町の復興のシンボルとなった。

早朝から食堂の仕込みをしていた早苗さんが向かったのは大洗の港。夜明け前からしらす漁に出ていた息子の船が帰ってきた。魚を市場に下ろす仕事「おかまわり」は昔から女たちの役目。早苗さん自らが率先して出荷作業にあたる。津波から立ち上がった港。かあちゃんたちの絆は強くなっていた。水揚げされたしらすを共同で出荷。仲買人たちは厳しい目で品定めをしているが、ここでも早苗さんはみんなの魚が少しでも高く売れるようにごり押し。大洗の肝っ玉かあちゃんはきょうも港町を元気にする。

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エンディング (その他)
05:39~

エンディング映像。

NHKオンデマンドによる配信の案内。

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大洗町(茨城)
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