小さな旅 開拓の心 一滴〜茨城県 守谷市〜

『小さな旅』(ちいさなたび)は、NHKで放送している紀行番組である。字幕放送実施。

出典:goo Wikipedia

放送日 2017年2月25日(土) 5:15~ 5:40
放送局 NHK総合

番組概要

オープニング (その他)
05:15~

テーマ音楽:大野雄二

今回は山本哲也が茨城県守谷市を旅する。

キーワード
大野雄二
守谷市(茨城)
山本哲也

開拓の心 一滴 〜茨城県 守谷市〜 (バラエティ/情報)
05:16~

東京秋葉原から30分、茨城県南部の守谷市は近年新たなベッドタウンとして発展を遂げているが、住宅街の裏にはのどかな川の風景が広がっている。河川敷を歩いていて出会った、父の代から酪農を営んでいるという安孫子さんに話を伺い、搾りたての牛乳をごちそうになった。冬は牧草が乾燥し牛の食欲が旺盛になるため、牛乳が最もおいしい季節だという。この一帯は酪農団地で酪農家が12軒並んでいる。

安孫子さんが持つ牧草地の広さは100ヘクタール。およそ70年前に切り開かれたという。終戦後、旧満州から引き揚げてきた安孫子さんの父親たちが写っている写真を披露。山形の貧しい農村出身で、故郷に帰ることができなかった彼らに国が与えたのは利根川と鬼怒川に挟まれた湿地帯。ここに田畑を切り開き稲やとうもろこしを植えたが、雨が降るたびに洪水が起き、農作物が流されてしまうことから流作地区と呼ばれていた。そんな苦しい開拓の時期、命を繋いでくれたのは牛だという。

子供の頃から父親の手伝いをしていたという安孫子さんは、牛の乳房をしっかり見ろという教えを今も守り続けており、病気やケガを確認しやすいように牛を横に並ばせているという。牧場は安孫子さんの長男が受け継いでいる。

牧場から北東に1キロ。開拓団の子孫たちが今もまとまって暮らす集落があり、山本はここに暮らす、戦後この地に入植した方々に話を伺った。この集落には19世帯があり、開拓時代からの風習で隣の家と自由に行き来できるようになっている。この地に入植した今野さんたちは当時稼ぎや食べ物を分かち合う共同生活をしていた。男たちの多くはシベリアに抑留されたまま帰国できなかったという。山本は、いつ帰るかわからない夫たちを思い、開拓のさなかに口ずさんだという歌を聞かせてもらった。「(支えになったのは)望みだよな。今年は良くなる。来年は良くなると思って」「あの集団生活は本当に良かったと思う。自分だけじゃなかったから耐えられた。そんなに意地悪い人もいなかったもんな」と語った。

新鮮な牛乳を使ったヨーグルトは給食の人気メニュー。このヨーグルトを作っている高橋さんを取材した。月に一度開かれる駅前の朝市でヨーグルトを販売し、ベッドタウンに暮らす人々や東京から訪れる人達に守谷の酪農を知ってもらおうとしている。

高橋さんは40年ほど前に開拓農家に嫁いできた。近所の牧場の人達と助け合いながら、20頭の牛を飼っていたという。周りの人との触れ合いが良かった、そういう場があったのが良かったと当時を語る。しかし17年前、洪水を避けるため牧場を集団移転する話が持ち上がり、費用が負担となり高橋さんは牧場をたたまざるをえず、夫は去年、ガンで亡くなった。そんなひとりで過ごす高橋さんを気にかけ、隣に住む津藤さんが毎晩のように訪れてくれるそう。暮らしが変わっても、互いを支える関係・気持ちは変わらないという。

1月末、安孫子さんの長男夫婦に待望の孫娘が生まれた。名前は滴(しずく)ちゃん。「この地に恵をもたらしたひとしずくの牛乳、その大切さを信じられる子に育ってほしい。新たな生命に開拓の心を託す」とナレーションがしめくくった。

キーワード
秋葉原(東京)
守谷市(茨城)
牛乳
鬼怒川
旧満州
利根川
守谷市立大井沢小学校
ヨーグルト

エンディング (その他)
05:39~

テーマ音楽:大野雄二

エンディング映像。

キーワード
大野雄二
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