古代中国 英雄伝説 2019年8月20日放送回

放送日 2019年8月20日(火) 15:25~15:45
放送局 NHK総合

番組概要

オープニング (その他)
15:25~

紀元3世紀の中国大陸は黄巾の乱で漢が衰退し、魏・呉・蜀による三国時代が始まった。この時代に活躍したのが曹操や諸葛孔明などである。近年、中国大陸での発掘などにより新しい事実が明らかになりつつある。

キーワード
曹操
孔明
中国

古代中国 英雄伝説 (バラエティ/情報)
15:26~

2009年、中国の国家文物局が曹操の墓を発見したと発表した。見つかったのは河南省・安陽。魏の都・洛陽から300キロ北にある。墓は一部が盗掘されていたが副葬品の名称を記録した石牌がみつかったことでかつて何が副葬されていたのかがわかった。これにより曹操が日常的に使用していた武器を副葬していたことも判明した。

墓からは曹操と思われる頭蓋骨も見つかり、鑑定の結果60歳代のものと判明、66歳で亡くなった曹操の年代と合致した。研究者によると本来あるべきでない前室で見つかった上に、頭蓋骨の顔部分が砕かれた状態で失われているので、盗掘の際に壊されたのではないかという。早稲田大学の渡邉教授は曹操は「三国志演義」に代表されるように悪役としての評価が多く、そういった部分も関係してるのではと述べた。中国で長く親しまれる演劇でも曹操は一家皆殺しの悪人として描かれている。

一方、正史三国志では曹操は英傑であると評されている。かつて漢貴族の墓は豪華な副葬品で飾り建てる習慣があり、儒教でも手厚く葬る厚葬が教えられてきた。それらと比較すると曹操墓は質素であるがこれは生前、自らを質素に葬るよう言い残していたためである。400年続く漢王朝からの転換期を生きたと言える。

紀元208年の赤壁の戦いでは諸葛孔明の奇策によって曹操は屈辱的な敗北を味わった。これにより曹操の魏が後退したことで三国の戦いが本格化した。赤壁の戦いについては謎があり、正史三国志には曹操の敗戦の記述はあっても孔明の軍略について記述がない。孔明とはどんな人物なのか。

蜀のあった四川省・雷波には、この地に住むイ族の英雄・孟獲が祀られている。孟獲は三国時代、蜀の南方で反乱を起こし王として君臨していた。孔明は 反乱する孟獲を鎮圧するため出陣した。孔明は孟獲を捕えては釈放を繰り返し、手懐けることに成功した。正史三国志には孔明は孟獲の心を攻めたと記されており、心を攻めることこそ孔明の秘策であるとした。孔明はその後何度も魏に戦いを挑むが途中で病に倒れ亡くなる。のちに魏によって蜀は滅ぼされ、秦によって三国は統一された。

キーワード
国家文物局
曹操
安陽(中国)
洛陽(中国)
三国志演義
渡邉義浩教授
儒教
正史三国志
赤壁の戦い
諸葛孔明
雷波(中国)
孔明
孟獲

スポット

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