ニュースウオッチ9 2013年3月11日放送回

『ニュースウオッチ9』(読み:ニュースウォッチナイン、英語:News Watch 9)は、NHK総合テレビジョンで月曜日から金曜日の21時台(JST)に生放送されている報道番組。略称は“NW9”。なお、番組名は『ニュースウォッチ9』ではない。

出典:goo Wikipedia

放送日 2013年3月11日(月) 21:00~22:00
放送局 NHK総合

番組概要

東日本大震災2年 “忘れまい”あの時を… (ニュース)
21:00~

東日本大震災から2年。大越・井上キャスターは石巻市を訪れた。身元のわからない遺骨も残っている。石巻漁港の水揚げ量は震災前の約4割。東日本大震災の発生時刻になると各地で黙祷が捧げられた。今も約31万5000人が避難生活を送っている。井上キャスターは仮設住宅でのお茶会を訪れ、住民から今の心境を聞いた。大越キャスターは、南三陸町を訪れ、半年前に出会った野球少年の高橋くんを訪れた。高橋くんの父親は津波で亡くなった。夢は甲子園だという。

石巻の洞源院から中継。洞源院は5か月に渡って津波などで被災した人々の避難場所となってきた。

番組では震災について意見を募集。メールまたはツイッターで意見を応募できる。

石巻に暮らす阿部さん。石巻はかつての面影が無くなりつつある。阿部さんは震災の記録を伝えようと、5000枚を超える写真を撮り続けている。被災地を記録する活動は自治体でも行われている。証言や写真を集めて共有財産にしようという取り組みも。だれでも閲覧できるシステムを目指す。

石巻を記録する阿部さん。阿部さんは、津波で当時38歳だった娘と孫2人を亡くした。遺体に対面したのは震災の3日後。阿部さんは町の面影を探し、シャッターを切る中で思い出の場所が取り壊されていく現状を知った。町の記憶が失われないよう、記録して伝えようと決意したという。

阿部さんは今、全国に出向いて被災地の現状を伝える活動を続けている。この日は神奈川県相模原の公民館を訪れた。必ず生きた人の思い出をそなえて伝えるという。阿部さんは、1人でも奥の人の心に刻まれてほしいと願っている。

洞源院には多くて400人が避難していた時期がある。全国1800人にアンケートを行なったところ、6割の人が震災の記憶が薄れていると回答した。洞源院住職の小野崎秀通さんとトーク。小野崎さんは震災当時の状態と時間の経過に伴って変わる町の状況を話した。小野崎さんは、「石巻にいても全てを失った人とそうでない人もいる。そういう意味では被害が多くなかった人は意識に差が出るのでは」と話した。

全国からの寄付が減っている。石巻で震災当時からボランティアを続けてきたグループは、現在高齢者宅の訪問活動に力を入れている。しかし資金不足で活動をやめるという。震災当時は月数千万円だった寄付金も月数十万円となり、毎月の活動費をやりくりできなくなったという。千代田区での被災地で活動する企業と団体の交流会では、企業からの寄付の減少が話題となった。今は最も多かった月の4%程度となっている。兼松の森さんは、資金不足に悩む団体が多いことを知り、社内で議論を開いた。息長く被災地を支えるために企業は何ができるか、模索が始まっている。

宮城県石巻市の洞源院本堂では、実際に避難生活をされた方々に話しを聞いた。

メール・ツイッターで寄せられた震災の意見を紹介。「原発事故の話題が出なくなった」などと風化を感じるという声が多く、また風化を戒める声も聞かれた。ツイッターでは、メディアへの期待や要望も寄せられた。

地震が発生した午後2時46分。岩手県山田町や宮古、福島県大熊町や宮城県名取市など各地で多くの人が祈りを捧げた。また東京国立劇場では政府主催の追悼式が開かれた。遺族の代表も思いを語った。またこの後、安倍総理大臣は記者会見に望み、被災者の生活再建に向け災害公営住宅の建設などを推進した。

メール・ツイッターで寄せられた意見を紹介。Twitterでは、寄付が減っているというVTRの意見が寄せられた。また、メディアの役割についての声も多く聞かれた。3月11日を特別な日として記念日化するという意見の一方、それと反対する意見も。小澤康喬は、次世代にどう伝えるかという意見が1番目立ったと話した。

昨日から今日にかけて東京電力の福島第一原発事故をめぐる様々な動きがあった。福島県の住民1600人あまりが今日、損害賠償などを求める集団訴訟を福島地裁などに起こした。東京霞ヶ関などでは昨日大規模な抗議活動が行われた。役場の機能ごと埼玉県加須市に避難している福島県双葉町の人たちは、故郷の方を向いて黙祷を捧げた。

復興への鍵となるものについてゲストとトーク。須田さんは、寺での避難生活をきっかけに被災者支援グループを立ち上げた。須田さんは、「水産加工を早く戻したい気持ちでいっぱい」と話した。復興へ向けては、「魚が毎日水揚げされてスムーズに流通されれば地域の経済もよくなり、復興へとつながる」とコメント。洞源院住職の小野崎さんは、「子どもの声のあふれる町が復興への鍵」と語った。

宮城県石巻市、洞源院から中継。今日境内には、鎮魂の華がいけられた。華をいけたのは華道家はぜひ、色んな思いを次の世代、希望に変えてほしいと語った。

被災地以外の人達も、震災を忘れまいと心に誓う人達がいる。おととい長野県から仙台に降り立った一家は家族4人で初めて被災地をめぐった。4人は語り部タクシーというサービスを使い若林区に向かった。次に案内されたのは蒲生地区の慰霊碑。その翌日一家は石巻市に向かった。そこで目にしたのは校舎の前で野球をする子どもたちであった。

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ニュース (ニュース)
21:46~

米韓合同軍事演習に北朝鮮が強く反発している。米韓合同軍事演習では指揮命令系統を確認する合同演習を開始。北朝鮮はこの演習や核実験への国連の制裁決議に強く反発しており、朝鮮戦争の休戦協定などを無効にすると一方的に宣言。軍事境界線の南北の事務所を結ぶ電話もきょう遮断したという。韓国軍は北朝鮮がさらに緊張を高める可能性があるとみて警戒している。

普天間基地移設問題で、移設地点に漁業権を持つ名護漁協は今日臨時総会を開き、埋め立てへの同意を決定した。ただ補償協議がまとまらない限り同意書を提出しない構え。政府は漁協側との協議を踏まえて時期を判断するとしている。

NHKが行なった世論調査によると、安倍内閣の支持率が66%となった。国が最も取り組むべき課題には景気対策が最も多く、ついで東日本大震災からの復興・社会保障制度の見直し・エネルギー政策という順番になった。

再生可能エネルギーによって発電された電力を電力会社が買い取る価格について、経産省の委員会は来年度の価格の原案をまとめた。太陽光発電では、現在の価格より約5円ほど値下げ。一方太陽光発電以外の風力・地熱発電は価格を据え置いた。買取の費用は電気料金に上乗せされ、資源エネルギー庁は平均的な家庭の料金負担は全国平均で33円増えるとしている。

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気象情報 (ニュース)
21:49~

全国の気象情報を伝えた。

sports (ニュース)
21:53~

被災地の福島県出身の双大竜が、地元に帰省して通っていた幼稚園で子どもたちと相撲をとって触れ合った。今日は千代の国と対戦。敗戦し2連敗となった。双大竜は「負け方がよくなかったので悔しい」と話した。

中入り後の勝敗を伝えた。

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エンディング (その他)
21:55~

井上あさひと大越健介は、被災地を訪れて実感したことを話した。井上あさひは「復興に向けて前向きな言葉を聞かれたことが嬉しく感じた」とコメント。大越健介は、「子どもたちの声があふれる被災地の復興に期待したい」と話した。

南三陸町で大越健介は、高橋くんと再会。高橋くんの父親は津波で亡くなっている。高橋くんの母親の吏佳さんは、高橋くんが父親に野球を習っていた当時の思い出を語った。高橋くんは高校進学のために来月南三陸町を離れる。高橋くんは、「人間的にも野球でも成長して笑顔で戻ってきたい」と話した。

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