国会中継 参議院予算委員会質疑

国会中継(こっかいちゅうけい)は、日本の国会の会期期間中に随時放送される中継番組であり、現在では、通常はNHKの総合テレビとラジオ第1で「国会中継」のタイトルで放送されているテレビ番組・ラジオ番組を指す。ただし、過去にはNHK以外の放送局が委員会審議を中継した例もある。

出典:goo Wikipedia

放送日 2016年3月29日(火) 9:00~11:54
放送局 NHK総合

番組概要

参議院予算委員会質疑 (ニュース)
09:00~

参議院予算委員会質疑の模様を伝える。委員長は岸宏一。民主党・新緑風会の前川清成による質問。前川議員は格差が拡大している認識はあるか?相対的貧困率が16%を超えたをどう考えるか?など格差について質問。安倍総理は長期的に緩やかに増えているが、背景には高齢者の増加などが影響しているなどと答弁した。

前川議員は4人家族だと年収いくらで相対的貧困になるのか?と質問。塩崎恭久厚生労働大臣は計算式を説明し、122万円が貧困線であると答弁。前川議員は1人暮らしも4人暮らしも122万円なのかなどと追及した。

前川議員は「格差の拡大の実態について」というパネルを出し、預貯金が1円もない家庭が3割を超えたと説明し、格差よりも貧困が広がっていると指摘。安倍総理は日常的に使用し、引き落としに利用される口座は貯蓄には含まれない、などと説明した。

前川議員は「大学学費の負担増」というパネルをだし、国立大学学費が高騰している理由などを質問。馳浩文部科学大臣は、国立大学の場合は社会経済情勢を勘案して設定している、経済的理由により進学を断念する事のないよう教育費負担軽減に努めるなどと答弁した。

前川議員は「諸外国と比較した我が国の教育投資」「民間平均賃金と奨学金受給率」というパネルを出し、日本の教育投資がOECDで最も低い事などを説明。正社員になれなくても奨学金を返せるのか?などと質問し、馳浩大臣は返済の負担にも配慮しながら取り組んでいる、などと答弁した。

前川議員は「奨学金の実態について」というパネルを出し、奨学金の返済に苦労した若者が結婚に踏み切れず、少子高齢化が加速するのでは?と質問。安倍総理はこれからも更に努力を続ける、などと答弁した。

前川議員は大学の学費を半分にする検討はできないか?学費軽減の財源を捻出できないか?と質問。馳浩文部科学大臣は社会経済情勢を勘案して、今後共授業料の標準額を定めねばならない、などと答弁した。

前川議員は、安倍政権で成立した教育資金にあてる贈与であれば贈与税が免除されるという仕組みについて説明を求め、麻生太郎副総理・財務大臣が答弁した。前川議員は教育資金贈与信託の仕組みを説明し、教育格差が広がると指摘した。

前川議員は政治とカネの問題で大臣を辞任した甘利前大臣について、予算委員長が終わったら有耶無耶になるのでは?と質問。安倍総理は今後、共説明責任を果たすと考える、などと答弁。前川議員は企業団体献金の禁止などを要求した。安倍総理はお金で政策や政治を歪めてはならない、などと答弁した。

前川議員はきょう施行された安保法制について、国民に対してどのような説明を行ったか?北朝鮮のミサイル発射などと集団的自衛権は関係ないか?などと質問し、安倍総理が答弁した。

前川議員は安保法制の存立危機事態の問題点を指摘し、日本とアメリカは相互に防衛し合う関係になるのか?などと質問。安倍総理は日本を守るという三要件に当てはまれば、お互いに助け合うという同盟に変わった、などと答弁した。

前川議員は憲法改正を公約に掲げて選挙に臨むのかと質問。安倍総理は公約に掲げて、国民に分かりやすい主張をしていきたい、などと答弁した。前川議員は格差をなくすよう努力してほしいと求めた。

自由民主党の藤川政人による質問。藤川議員は平成28年度予算案の総括を聞いた。安倍総理は予算案は一億総活躍社会の実現に向けて、アベノミクスによる成果を活用しつつ、強い経済の実現に向けて成長力の強化に資するインフラ整備に取り組む、など総括した。

藤川議員は今年の春闘の所感を聞いた。安倍総理は3年連続で賃上げなどが実現した事などを評価し、KDDIが、正規を上回る非正規社員の賃上げを実現したなどと具体例を紹介した。また藤川議員は賃上げには内部留保をなくす事が重要であると述べ、麻生太郎副大臣・財務大臣はこの流れが継続する事を期待する、などと答弁した。

藤川議員は有効求人倍率は増えているが、少子高齢化が進む中でいかに担い手を確保するかが課題であると指摘し、給付型奨学金の必要性を問うた。麻生大臣は授業料減免措置、無利子奨学金などの導入により、事実上の給付がなされていると考えるなどと答弁した。

藤川議員は女性活躍推進法にもとづいて、女性の採用育成登用を着実に進めるべきでは?と質問。安倍総理は働き続ける環境を整備するため、ニッポン一億総活躍プランにおいて実効性のある対策を盛り込んだなどと答弁した。

藤川議員は少子高齢化が進む中で、高齢者がいきいきと働ける環境づくりのための製作を盛り込むべきでは?と質問。加藤勝信少子化対策担当大臣は65歳までの定年延長などを行う企業への支援などを検討するよう、総理から指示を得ているなどと答弁した。

公明党の荒木清寛による質問。荒木議員は賃上げ実現のため、下請け条件の改善への決意を聞いた。安倍総理は政労使合意にのっとた取り組みが浸透するようフォローアップを行う、などと答弁した。

荒木議員は地域経済を支える商店街維持発展のため、地元資本の店舗を積極的に誘致すべきなどと主張。林幹雄経済産業大臣は具体的な取組みを紹介し、活性化を後押ししていきたい、などと答弁した。

荒木議員は本日、平和安全法制が施行された事に触れ、これまでの核セキュリティサミットの評価などを質問。安倍総理は伊勢志摩サミット、東京オリンピック・パラリンピックなどを見据えた核テロ対策強化などを通じ、世界的な核不拡散、核軍縮に積極的に取り組む考えである、などと答弁した。

荒木議員は日中関係改善について、偶発的な衝突を防ぐためにも海空連絡メカニズムの早期運用が必要であると延べ、日中関係改善への決意を聞いた。安倍総理は日中会談で戦略的互恵関係における、環境改善の流れを強くする事で一致した、などと述べ、今後の取り組みを説明した。

荒木議員は福島の風評被害の払拭のため、コメの全量全袋検査を行う事、福島県産の食品の更なる利用を政府が推進する事を求めた。森山裕農林水産大臣は正しいデーターを知ってもらう事が重要で、風評被害防止にさらに努力する、などと答弁した。

日本共産党の小池晃による質問。小池議員は今年の春闘では、高い水準の賃上げに繋がっていない事を認めるよう求めた。安倍総理は高い水準を維持していると考えるなどと答弁した。小池議員は事実を認めないと議論にならないなどと追及した。

小池議員は賃上げが実現していないのに消費増税はすべきではないと主張。企業ばかりが利益を得ており、経済の好循環は起きていないと指摘。安倍総理は正規社員は8年ぶりに減少傾向が変わったなどと反論した。

小池議員は金融資産を保有していない世帯がどれぐらい増えたか質問し、日本銀行の参考人が答弁。小池議員は一握りの富の集中を認めるかと質問し、アベノミクスは破綻したなどと述べ、経済政策の転換を求めた。

おおさか維新の会の東徹による質問。東議員は石油コンビナート事業再編強靭化等推進事業の問題点を指摘。法人格を持っていない石油連盟が採択していないのは違反ではないかと質問し、林幹雄経済産業大臣は公募をやり直す事を指示した、などと答弁した。東議員は公募自体が間違っていたのか?不備があったならやり直すべき、などと追及した。

東議員は「公募要領における応募資格」というパネルを出し、石油連盟のために法人を外したのでは?などと追及。林幹雄大臣は法人格の有無をもって、団体の管理能力を判断すべきではないと考える、などと答弁。東議員は石油連盟から一般財団法人 国民政治協会への献金額を紹介し、政治資金団体をやめるよう求めた。安倍総理は政治資金法に則って、適切に処理をしている、などと答弁した。

維新の党の川田龍平による質問。川田議員は若いから20年目にはいった薬害エイズ訴訟について、安倍総理にひと言求めた。安倍総理は国民の命を守る事が政治の最大の責務、などと答弁した。

川田議員はTPPの医療への影響について、アメリカの保険会社が病院を開き、保険指定を求めてISDS条項を発動する懸念から、日本政府は株式会社による病院経営を認めざるを得なくなるのでは?などと質問。石原伸晃経済財政政策担当大臣は懸念はない、と答弁した。

川田議員はTPPによる特許期間の延長で、薬代が高くなる懸念もあるのでは?などと質問。塩崎恭久厚生労働大臣は高額療養費制度があるので、一定の負担で質の高い医療が受けられるよう堅持するなどと答弁した。

日本のこころを大切にする党の中野正志による質問。中野議員は消費増税延期は経済政策として正しいと考えるが、改めて早い決断を求めると述べた。安倍総理はリーマン・ショック、大震災級の出来事がないかぎり予定通り引き上げるなどと答弁。中野議員は党が掲げる、消費税積立貯蓄制度を提案した。

日本を元気にする会・無所属会の松田公太による質問。松田議員は2030年のエネルギーミックスについて、1年毎のロードマップが示すべきでは?炭素税を導入すべきでは?などと質問。安倍総理はエネルギーミックスの実現に向け、再生可能エネルギーの最大限の導入などに全力で取り組む、などと答弁した。

松田議員は教育費無償化実現のための財源について質問し、馳浩文部科学大臣が4兆1000億円になると説明した。

松田議員は年金の支給年齢を70歳まで引き上げる事は考えた事があるか?と質問。塩崎恭久厚生労働大臣は、より長く働き続ける事を趣向して、多様な年金受給の選択肢を拡充する事が適切、などと答弁した。

高齢者・後期高齢者の医療費負担を3割にした場合、国費としてどれぐらい浮くのか?と質問。塩崎恭久厚生労働大臣は、国費は7000億円の減少になるなどと答弁した。

社会民主党・護憲連合の福島みずほによる質問。福島議員は安保法制廃止を訴え、保育士の公定価格を引き上げるべきなどと指摘し、待遇改善を求めた。安倍総理らが答弁に立ち、加藤勝信一億総活躍担当大臣がニッポン一億総活躍プランの中で実効性のあるプランを示すなどと答弁した。

福島議員は犬猫殺処分ゼロに向けた本予算がどれほど計上されているかを質問。丸川珠代環境大臣はハード事業は昨年と同じ、ソフト事業は増額して1億20万円となったと答弁した。

福島議員は高市早苗総務大臣の停波発言について、虚偽答弁があったのではと指摘。高市早苗総務大臣は、答弁があった日の採決で、日本共産党以外の会派のすべてが賛成したなどと答弁した。

無所属クラブの薬師寺みちよによる質問。薬師寺議員は国会の質疑の本来あるべき姿について聞いた。安倍総理は国民のために何をなすべきか、予算において何をすべきか議論を進める事が国民の期待だと考える、などと答弁した。

薬師寺議員は女性活躍が有名無実化しているのは今国会であると指摘し、女性議員誕生70周年への想いを聞いた。安倍総理は女性の政治参画が増えない理由として、出産・育児と政治の両立が困難であるなどの指摘があるとし、女性が活動を続けるにはどうサポートすべきか各党で考えていく事が大事であるなどと答弁。また薬師寺議員は女性政策への想いを質問し、安倍総理が答えた。

新党改革・無所属の会の荒井広幸による質問。荒井議員は世界の内需拡大で経済を立て直すという意思をサミット議長国として明言すべきでは?と質問。安倍総理が答弁して国会中継が終了した。

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