国会中継 「参議院予算委員会質疑」 〜参議院第1委員会室から中継〜

国会中継(こっかいちゅうけい)は、日本の国会の会期期間中に随時放送される中継番組であり、現在では、通常はNHKの総合テレビとラジオ第1で「国会中継」のタイトルで放送されているテレビ番組・ラジオ番組を指す。ただし、過去にはNHK以外の放送局が委員会審議を中継した例もある。

出典:goo Wikipedia

放送日 2018年3月19日(月) 9:00~11:54
放送局 NHK総合

番組概要

参議院予算委員会質疑 (ニュース)
09:00~

参議院第1委員会室から参議院予算委員会質疑の模様を伝える。予算委員長は金子原二郎。

自由民主党・こころ 青山繁晴の質問。青山議員は森友学園の偽造公文書問題について、これまでの国会答弁を踏まえた率直な考えを財務省理財局長に聞いた。理財局長は「国会審議が重いものだと考えていることは理解してほしい」などと答弁した。

青山議員は菅官房長官は「主文は改ざんではなく書き換え」と述べた事に触れ、青山議員は「契約そのものが改ざんされた訳ではなく、経緯について書き方のが事実では?」と質問。理財局長は「重いことをしてしまったという認識」などと答弁した。

青山議員は「財務省にとって都合の悪いことがあったから、改ざんしたと言ってもいい。そこに決裁のハンコを押したのはなぜ?」「安倍昭恵夫人などの名前があっても決裁書にハンコを押したのは契約に問題がなかったからでは?」などと質問し、理財局長が答弁。青山議員は元理財局長の答弁があっただけで、書き換えるのは公文書偽造であると追及した。

青山議員は決裁後の書き換え、改ざん、削除という背景に財務省の国会軽視があるのでは?などと質問。麻生太郎副総理・財務大臣は「極めて緊張感のある答弁を誠意をもってしている。真摯に対応していると思っている」と答弁した。

青山議員は調書を読むと、籠池理事長が昭恵夫人や政治家を利用したともとれるが、どう考えるか?と質問。安倍首相は行政全体を揺るがす自体になっている事について、国民に謝罪し、「私や妻が学校認可に関わったことはない」などと答弁した。

青山議員は公文書管理法に罰則を入れることを要望。安倍首相は「国民の皆様から厳しい視線が向けられている事を踏まえ、全容解明するため調査を進めている。今後、捜査、調査状況を踏まえながら、ご指摘の件も検討しながら、できる事から実行し徹底する」などと答弁した。

青山議員は財務省について「歳入と歳出を独占しているという事を切り離すべきでは?」と質問。麻生財務相は「適切な財政運営を行うためには、歳入と歳出は一体で行うべき」などと答弁した。青山議員は森友問題の不祥事を受け、税の部分だけを切り離して、税に特化した税管理庁をつくり、内閣府などに置くのはどうか?と質問。安倍首相は「信頼の回復に向けて全力に取り組む」などと答弁した。

青山議員は憲法9条の改正について質問。安倍首相は「自衛隊員に自分たちは憲法違反かもしれないが、何かあれば命を張ってくれというのはあまりにも無責任」「しっかりと議論を深める責任がある」などと答弁した。

自由民主党・こころ 和田政宗による質問。財務省による森友学園問題の文書書き換えについて、安倍首相に徹底調査と解明への決意を聞き、安倍首相が「しっかりと説明責任を果たしていく」などと答えた。

和田議員は報道があった2日の時点で、財務省は書き換えを把握していたのでは?理財局長就任時に書き換えを承知していたのでは?などと質問。理財局長は「2日の審議を受けて調査を始めた、その経緯で調査を行い、最終的には3月11日に報告した」「承知していない」などと答弁した。

和田議員は書き換え判明までの経緯を説明し、「なぜ書き換えを自民党や官邸に隠し続けたのか?」と質問。理財局長は「情報を突き合わせて、努力をした上でも捜査当局に協力してもらえないかぎり、事実が確認できないと思っていた」などと答弁した。

和田議員は5日の時点で、官邸の副長官から財務省官房長に伝えられた話は、財務大臣に報告は上がっていたか?と質問。麻生財務相は「上がってきていない」と答弁し、和田議員は大臣官房長に、なぜ報告しなかったのか?隠していたのではないか?前理財局長はいつから書き換えの事実を知っていたのか?などと追及した。

和田議員は安倍首相が「私や妻が国有地払い下げに関わっていたら、総理や国会議員をやめる」という発言を受けて、財務省が書き換えを行ったとされる事は問題であるとし、「麻生財務相は財務省が作った答弁要領を元に答弁しているのに、理財局長は矛盾したことをいう」と指摘し、理財局長に答弁の説明を求めた。また和田議員は安倍政権を陥れるために、意図的に変な答弁をしてるのでは?と理財局長に聞き、理財局長は「それはいくらなんでもご容赦ください」と答弁した。

和田議員が書き換えられた調書について解説し、「財務相は調書について添付文書だからと軽い扱いだったから書き換えたのでは?」と質問。理財局長は「軽いものだと感が手というものではない」と答弁した。また和田議員は3年前に財務省が消した行政文書について触れ、財務省では日常的に改ざんや隠蔽が行われてきたのでは?と追及。理財局長は「事務方のミスである。本当に申し訳ない」などと答弁した。

和田議員は「なぜ特例的な内容になったかを見ていけば法令的に問題がないことはわかる」などと述べ、「事情によって貸付期間を3年以上に伸ばす特例措置は、森友以外にもありますよね?」と質問。理財局長は「この5年間で森友も含めて8年ある」などと答弁した。また和田議員は「調書に安倍昭恵夫人の名前があるので忖度が生まれたという人がいるが、これは森友側が勝手に言っていること」などと指摘。8億円の値引きは、近畿財務局が森友側から損害賠償をタテに強い要求を受けて応じた事が明白で、政治家の名前は売却の決裁文書にはない、などと説明した。

和田議員は「大阪地検から戻ってきた書き換えの証拠は、パソコンに残っていたデータなのか紙の文書なのか?」などと質問。理財局長は「紙もあれば個人のパソコンデータもある」などと答弁した。和田議員は「今回のような事が起きないように、各省庁の決裁文書は原則電子決裁にすべきでは」と要請し、安倍首相は「電子決裁の推進に向けて、必要な対応を行う」などと答弁した。

和田議員は「今回の事態を受け、どのように行政や官僚機構を改革していくか」と質問し、安倍首相は「できることから実行し、徹底していく」などと答弁した。また和田議員は昭恵夫人の不正の証拠は全く無く、証人喚問をする必要はないなどと主張した。

民進党・新緑風会 難波奨二による質問。難波議員は財務省による森友決裁文書書き換え問題について「内閣総辞職に値する問題」と指摘。難波議員は昭恵夫人の国会招致など、森友問題における世論調査の結果についての考えを聞き、安倍首相は「行政全体の信頼を揺るがす事態になったことを深刻に受け止めている」などと答弁した。

難波議員は自民党衆議院議員の問い合わせにより、文科省が名古屋市教育委員会に対し、前事務次官の講演内容を問い合わせた問題について、「教育への国家統制と言えるのでは?」などと指摘。安倍首相は「文科省には法令に基づきしっかりと対応してもらう考え」などと答弁した。

難波議員は財務省による森友決裁文書改ざん問題の経緯を説明し、財務省の改ざんの可能性を国土交通省が気づいた経緯などを聞き、石井啓一国土交通相は「3月2日の朝日新聞の報道で初めて書き換えの可能性を知り、財務省の資料を入手し、国土交通省の手元にある資料と確認した」などと説明。難波議員は改ざんの可能性の報告を受け、なぜ公表しなかったのか?などと追及し、菅義偉内閣官房長が経緯を説明した。

難波議員は麻生財務相に対し「11日に改ざんの可能性を知ったというが、9日の前理財局長の辞任を何故認めたのか?」と質問。麻生財務相は「9日の時点で書き換えの事実は知らない。国会の混乱を招いたというのが、辞任の主たる理由と認識している」などと答弁した。難波議員は前理財局長に退職金は支払われたか?などと質問し、財務省は「まだです」と答弁した。

難波議員は森友学園問題について「公文書は何故改ざんされたか」「8億円の値引きは適正だったのか」といった問題が残っていると指摘し、問題解決のため、文書に名前が出てくる昭恵夫人ら関係者を国会に招致すべきであると追及。安倍首相は「国民の信頼を揺るがしている事は承知している。なぜ改ざんされたか、解明する責任は私にある」などと答弁した。

難波議員は改ざんされた決裁文書には、昭恵夫人や政治家の名前が記載されており、常識的に考えれば、意向や忖度を受けて行政側が配慮したと推察されるなどと指摘し、政治家案件だという認識を持つことに対しての考えを聞いた。理財局長は「国会対応は本省の責任だと財務局も思っている」などと答弁した。また難波議員は政治家の名前と昭恵夫人が同列に書かれている事実への見解を聞き、安倍首相は「交渉過程の中であったことが記述されたと思う」などと答弁。難波議員は、安倍首相が昭恵夫人が関与していないと主張する根拠がわからない、などと追及した。

難波議員は、麻生財務相に対し「大臣の対応、責任の取りようはいろいろあると思う。数日たった今どのような心境か?」と質問。麻生財務相は「由々しき事態と申し上げ、私どもとしては深くお詫び申し上げます」などと答弁。また難波議員は前理財局長よりも上位クラスの人がこの問題に関わっていたのか?などと質問し、前理財局長の証人喚問を求めた。

民進党・新緑風会 大野元裕による質問。大野議員は財務省による森友決裁文書書き換え問題に関連し、毎日新聞の「財務省が廃棄した、存在しないとしてきた交渉文書が出てきた」という報道について質問。麻生財務相は「意図的に隠したのではなく、抜け落ちた。落ち度があった。お詫び申し上げます」などと答弁。大野議員は資料の提出を求めた。

大野議員は「財務省は公文書に何の意味もないものを書く、と指導しているのか?」などと質問。また森友学園と近畿財務局の主な交渉経緯を説明し、安倍昭恵夫人が記述された意味を聞き、安倍首相は「書いた方に聞いてもらわないとお答えできない」と答弁し、大野議員は前理財局長の証人喚問を求めた。

大野議員はこれまでの安倍首相の国会答弁に触れ、「局長が知らなかったから忖度の余地はないとする総理の論理は崩れるのでは?」などと追及し、安倍首相は過去の局長との関係に触れ、「忖度の余地とは売却について関わっていたかどうか。売却について妻の記述はない」などと答弁したが、審議が中断する場面もあった。大野議員は昭恵夫人、元局長らの証人喚問を求めた。

大野議員は麻生財務相に改ざんの事実を知ったのが11日だったを確認。安倍首相には6日を報告を受けて、何を指示したのかと確認。なぜ財務省官房長には、大臣になぜ報告を上げなかかったのか?などと質問し、官房長らは「全てを確認してから伝えるのが役人の務め」などと答弁。大野議員は麻生財務相に「首相も他大臣も報告を受けているのに、大臣にあげられなかったことは適切だったと思うか?」と質問。麻生財務相は「最終的調査結果を待つのが上としてのあるべき態度」などと答弁した。

大野議員は法務省に刑事訴訟法239条第2項についての説明を求め、財務省官房長に告発義務を行わなかった理由を聞いた。また麻生財務相に対し「12日に『前理財局長の答弁に合わせて理財局で書き換えが行われた。最終責任者は元理財局長』と答えているが、いまもその認識か?と質問。麻生財務相は「調査中なのでお答えできる段階にない」などと答弁し、審議が一時中断する場面もあった。

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